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マックス・ガイアのカメラの変遷(その2)

前回の「マックス・ガイアのカメラの変遷(その1)」の続きです。
このシリーズでは、これまで自分が使ってきたカメラを中心に、周辺の話しを交えながら書いています。
今回は、自分がはじめてデジタル一眼レフカメラを買うところから書いていきたいと思います。

【デジタル一眼レフカメラ初号機】

■CANON EOS Kiss Digital N

自分がはじめて買ったデジタル一眼レフカメラは、2005年に発売されたAPS-Cサイズの800万画素CMOSセンサーと映像エンジンDIGIC IIを搭載したCANON EOS Kiss Digital Nでした。
2003年に発売され、世界で120万台以上販売された Kiss Digital の後継機として、画質・機能・コストパフォーマンスを進化させながら、シリーズ最小・世界最軽量ボディ(幅126.5mm・高さ94.2mm・奥行64mm、重さは485g)を実現した機種で、銀色のボディがカッコ良く、シャッター音も「カシャン!カシャン!」というカン高い機械音で好きでした。
標準ズームレンズ(EF-S18-55mm F3.5-5.6 II USM)付きのキットを購入しましたが、追加で EF50mm F1.8 II という安い単焦点標準レンズもあわせて購入しました。APS-Cセンサーのため、50mmの標準レンズは80mmの中望遠レンズの画角となります。
そして、このレンズが写真の素晴らしさと奥深さを教えてくれ、レンズの沼にはまっていく第一歩となることに当時の自分はまだ気付いていませんでした。
この後、色々なレンズを買っていくことになるのですが、話しはじめると収集がつかなくなるので、レンズについてはまた別の機会にまとめてお話ししたいと思います。 

■マウントについて

デジタル一眼レフカメラを買うにあたり、マウントの違いについては注意が必要です。
マウントとは、カメラとレンズを接続する部分のサイズや形状等の規格のことであり、カメラメーカーごとにそれぞれ異なっています。同じメーカーでも35mmフルサイズカメラ(35mmフィルムと同等のサイズ(35.8×23.9mm)のセンサーを搭載した機種)とAPS-Cサイズカメラでも異なる場合があります。
CANONの場合、同じCANONのものであればAPS-C用のマウントにフルサイズ用のレンズを装着することはできますが、フルサイズ用のマウントにAPS-C用のレンズを装着することはできません。
そして、一度一眼レフカメラを買うと、他のメーカーのカメラを買う際にはレンズも含めて全て買い替えなくてはならなくなるので、交換レンズをたくさん揃えている人は、他のメーカーのカメラに移行しづらくなります。
マウントアダプターという、マウントを変換してくれるものもありますが、使えるメーカーは限られていたりします。
自分がデジタル一眼レフカメラのメーカーとしてCANONを選んだのは、既に所有していたフィルム用の一眼レフカメラのレンズも使えることもありますが、CANONのマウントは、他のメーカーのマウント径に比べて一番大きく、明るいレンズの設計がしやすいことと、フィルム時代からカメラとレンズを電子接点で繋ぎ、レンズ内のモーターを電気的に制御することができる先進的なEF(Electro-Focus)マウントを採用していたことが決め手でした。
ただ、1987年にEFマウントが採用された当時は、それまでのFDマウント用のレンズが使えなくなるということでかなり不満を買ったようですが、こうしてデジタルの時代になってくるとCANONには先見の明があったということになりますね。
ちなみに、CANONのAPS-Cセンサーのサイズは22.2×14.8mmで、他社が35mmフルサイズ換算1.5倍(50mmのレンズが75mmの画角で写る)となるところ、1.6倍(50mmのレンズが80mmの画角で写る)になるため、望遠側で若干有利・広角側で若干不利な仕様になっています。これは以後発売されるCANONのAPS-Cデジカメも同様です。

【次回予告】

次回は、フルサイズセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラを買うところから書きたいと思います。

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■ マックス・ガイアのカメラの変遷(その1)


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