reFX / Nexus2
評判が良さそうだったのとセールだったので買いました。
デモにある通りトランス系の音が得意なようで、ピアノ等といったカテゴリにある音も、ダンス音楽向けのパッチが収録されている。基本的にはダンス音楽向けのシンセ音を鳴らす音源と言えましょう。
大量のエクスパンションも販売されているが、これらもTrap、EDM、なんとかHouseなどの名前が並んでいる。
eLicenser必須。
(^▽^) 良いところ① 即使えて良い音
適当にパッチ選んで鳴らしてみると、とても良い音でそのまんま使えそうな音ばかり。アルペジオやリズミカルなゲートがかかったパッドなども充実している。
その割りに懲りすぎて使いどころ謎なパッチもあまりなく、すばやく音を決められそうなのが良いです。
逆にいうとイチから音作りするのには全く向いてない。というかほとんど出来ない。プリセットプレイヤー+微調整くらいな感じ。
Vengeanceが音を作っているらしい、というかVengeanceのライブラリプレーヤみたいな音源なのかしら?
(^▽^) 良いところ② 軽い
PCM波形を鳴らすタイプのシンセなので、とても軽い。
そのPCMデータも基本シンセ系の波形なので、インストール容量も比較的小さい。
(T_T) 良くないところ① パッチ選択しずらい
昔のハードウェアPCMワークステーションシンセみたいな見た目をしており、この音源の機能・コンセプトを大変よく表しておりますが、そのせいでパッチ選択がしづらい。
中央の液晶パネル的なところでパッチ選択するのだが、せせこましくてマウスでポチポチ選択するのがだるい(文字サイズは大きくできる)。
各パッチにレーティングを設定できるのだが、このレーティングでソートはできないようだし、そもそもパッチをロードしないと自分が設定したレーティングが表示されない様子。謎機能すぎる。
自分でフェイバリットフォルダや検索結果フォルダを作ることができるので、これで分類しまくるしかない様です。めんどくさい。
もしNexus3にバージョンアップする事があるのなら、広い画面を使ったパッチブラウザを搭載していただきたい。
あ でも、パッチの頭にリードならLD、パッドならPDとか入ってるのは嬉しいす。
(T_T) 良くないところ② マルチティンバーでない
マルチティンバー・マルチアウトに是非対応していただきたい。
複数パートで使うには使う分だけプラグインを起動しなければいけません。いくら軽いといっても煩わしい。
マルチティンバー・マルチアウトに対応するにはGUIも変えなければいけなさそうだけど、もし対応してたら本当にガシガシとスピーディーに作れそうなので、Nexus3(?)では是非対応してほしい。
こんな用途におすすめ
トランス他、ダンスミュージック系を作られる方で、だいぶ出来上がった音を大量に拡充したいときに。
結構いいお値段しますが、なかなか良い買い物をした。
エクスパンションも沢山あるのでシンセ系全般いけそうですけど、基本的にはダンス音楽向けで、それ以外のシンセミュージック全般という事になると、ひょっとしたら別のシンセの方が良いかもしれない。
エクスパンション次第ですけど。後ほど書きますがハリウッド劇伴系のエクスパンションなどもある。
本体を買うと標準でいくつかのエクスパンション、スキンなども付いてくる。
その中では Psytrance というのが気に入りました。実のところ、公式デモにあるような今風の派手なトランスとかあんま好きじゃないんですけど、ゴアトランスとかは結構すきなので。それっぽいシーケンス・アルペジオが簡単に鳴らせる。
2016年12月にTotal Pianoという無料エクスパンションが追加されました。名前のとおりピアノ音源集なんだけど、なんか1オクターブ低くね?
エクスパンションも買ったよ
Hollywood 2 Bundle というエクスパンションも買ったんだけど(Nexus2本体より高かった)、かなり気に入りました。
本体に「Classical」といったカテゴリもあるんだけど、比較的シンセっぽい音なのに対し、このエクスパンションのはもっとリアルよりの音です。
キースイッチなどでの奏法切り替えなどもないのに(モジュレーションホイールでサスティンとスタッカートが切り替わったりするパッチはある)、意外とそれっぽく鳴って使いやすい。
タイトルが「Hollywood」なので、生のオケに限らずセクションをミックスしたパッチ、ヅンドコドンドコしたループとメロを同時に鳴らせるスプリットパッチなど、ツボを押さえておる。
繰り返しになるがマルチティンバーでないのがつくづく口惜しや。