旅は狙いを定めて-大雪山(黒岳~旭岳縦走)ノート
マイルの有効期限が切れるので大雪山に初めて行ってきました。
といっても、黒岳ロープウェイで入山/旭岳ロープウェイで下山で、1日歩いただけですが。
写真はこちらにまとめました。
初日は移動日。
旭川に飛べれば早かったのですが、羽田ー旭川便は欠航が多く予約できず札幌経由になってしまいました。ま、途中下車して寿司食べられたのでいいか。
家を始発で出たこともあり移動中ずっと寝てしまい、途中の景色がほとんど記憶にないのがちょっともったいない。
黒岳ロープウェイの麓、層雲峡に泊まりました。
この辺り、寂れていないんですね。
あと物価が高い。
普段はインバウンドで賑わってるのかな。
翌朝、ロープウェイの始発で黒岳の七合目まで登り、そこから登山開始。
黒岳ロープウェイ付近は樹林帯ですが、黒岳山頂以降、旭岳ロープウェイまで高い木々はなく、ずっと視界が開けています。
これは・・・すごいところですね。
特に、北海岳から見たトムラウシ方面が吸い込まれそうな素晴らしい景色。
旭岳のみピストンで登頂しようかとも思ったのですが、黒岳からの縦走にしてよかったです。
歩いた感じ、面白いのは黒岳山頂~旭岳山頂の区間なので、黒岳にしても旭岳にしてもロープウェイから山頂ピストンはもったいない。
CT7時間強ですが非常に充実していました。
この景色、異世界っぽくて、インターステラーとかの撮影でも使えそうです。
もしかしたらアイスランドもこんなところ(高い木々は無い・地形は火山活動によって形成・なだらか)なのかな。
日本にはまだまだ見るべきところがありますね。
コースのほとんどはなだらかで歩きやすいコースでしたが、旭岳のみガレまくり、ザレまくりで、かなりストレスフルな道です。
北海道最高峰なので人はたくさんいましたが。
ヒグマが怖かったので、めったに遭遇することはない、と言われるコースを選びました。
どんな対策をしておくべきだったのか、正解は分かりません。一応熊鈴はずっとつけていました。
下山後は麓の旭岳温泉に宿泊。
この辺りも、宿代含め物価がかなり高いです。
結果としてはこの日のうちに札幌まで帰れる時間に降りてきたので、宿で手持ち無沙汰になってしまいましたが、山はこういうバッファが出るのは仕方がないですね。特に初めての山域は勝手がわからないので。こういうバッファを無くすのではなく、バッファを楽しめるようにしていきたい。コーヒーとか酒とか、多少持ち歩くほうが良いのかも。
翌日、また始発のバス・電車を乗り継いで札幌経由で帰りました(3日間全部乗り物は始発だな。毎日移動中はめっちゃ眠い)
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追記1.旅は狙いを定めて
宿だけ予約する気ままな旅がずっと好きだったのですが、それだと(特に疲れていると)踏み込みが浅くなって中途半端な体験になりがちだし、そういうのにも飽きたので、今回は全部調べていきました。
そうでないと入山口と下山口を変えるとかはできませんからね。
事前に狙いを定めていくほうが充実した旅行できる、と思いました。
気ままな旅は癒しにはなるけど、消耗と癒しの間だけを往復していてもどこにもたどり着ける気がしない。
気ままな旅は、軽い力で、ハンマーで太い釘を打っている感じがする。ぼんやり地方都市をぶらぶらしても自分の中に何も刺さっていかない。
太い釘を打ち込むには、狙いを定めて、強い力で打ち込む必要がある。
追記2.装備の重量
テント泊装備が重すぎてろくに歩けなかった経験から、普段の小屋泊・日帰り登山の場合どのくらいの重さを背負っているのか測ってみることにしました。
今回は、
水無し・行動食ありでザック重量5.5kg(ザック自体を抜くと4.1~2kg)。こんなに軽いのか。
札幌の街を動くことを想定してシャツとトランクスを普段より一枚余計に持ちましたが、合わせて200g以下のはず。
テント泊の時ベース重量が13kg弱あったので、7kg以上差があるようです。
北海道とはいえ、登山に必要なものしか持ちませんでした(いつも持っているKindleは持ったけど)