【ガルシア杯22位】身の丈にミュウVmax
0.はじめに
ごきげんよう、代表権利無しで世界大会環境ばかりやっている、もっさ(@Mawssa2000)です。最近新しくなったことで話題のNote placeにて開催されたガルシア杯で4-2-0の最終22位という成績でした。使用したデッキは普通のミュウVmax。本記事では、「①世界大会のレギュレーションにおいて何故ミュウVmaxを使用したか」、「②構築における簡易的な気をつけたポイント」、「③ガルシア杯を受けての反省点や考察余地のある点」を中心にお話ししようと思います。要するにプレイングについては特筆する予定がありません。長く息しているデッキタイプであること・読んでくださる方のことを考慮しての判断です。
1.デッキレシピとマッチング
マッチング
1.ロストギラティナ✖︎○✖︎ 先先後
2.アルセブラッキー✖︎✖︎ 後先
3.ロストザマゼンタ○○ 後後
4.ロストヌメルゴン✖︎○○ 先先後
5.一撃ルギア✖︎○○ 後先後
6.一撃ルギア✖︎○○ 先先後
2.ミュウVmax使用理由
・主観的要素
・客観的要素
3.構築面での特筆ポイント
・大前提としての環境読み
パオジアン試す人多い、みたいな主観情報もありましたが、簡潔に日本のBO1のtournamentとの差異を述べると、アルセウスVstar系統のデッキやルギアVstar(それも一撃型)のデッキとマッチする可能性が格段に上がるという読みがありました。それと共にサーナイトは減少し、ロスト系のデッキは日本人の間ではギラティナが多く、全体を通して見ればバレットの方が多い(ただ昨今海外でもギラティナの評価が急上昇中?)という読みでした。
殊にガルシア杯のみについて触れれば、ギラティナ(20%)パオジアン(20%)アルセウス系統(15%)ロストバレット(15%)ルギア系統(10%)サーナイト(10%)ミュウ(10%)くらいで予想が外れた分が残りのデッキになるかなくらいに考えていました。実際に当日ギラティナは多そうな雰囲気がありましたね。ただ、いずれにしてもさまざまなデッキとマッチする、分布がそこそこばらけると考えていました。
・メロエッタの重要性
世界大会レギュレーションにおいてvガードエネルギーが採用された一撃ルギア、アルセウスVstar系統の台頭は必至であると考えており、後攻が必ず発生することも踏まえると、「メロエッタの重要性」はこのデッキを構築する上で大きなテーマとなりました。
当初はコオリッポ1、メロエッタ1のヒスイのヘビーボール採用でしたが、メロエッタを2枚にし、「2枚入っているなら必要時が少ない+BO3の特性上安定感底上げの意味で採用していた意味がなくなった」ことからヘビーボールを非採用にしました。(余談ですがこのおかげでこだわりベルトが2枚しっかり入り、ルギアやアルセウスに対する思考の一貫性も出ました。)
当然コオリッポの評価の方が低いという比較衡量の上での非採用です。カードプールに存在しているだけで仕事を彼/彼女はしました。
・サポートはまあまあ厚めに
BO3ということもあり、ジャッジマン2、ナンジャモ1を確定枠として試行錯誤を続けました。フュージョンシステムで引けることはそうなのですが、序盤の安定感というよりは中盤終盤に捲る展開が多いと判断しての採用です。ドラピオンなどもそうですが、いくら後手に殴るプランがあるとはいえ、先2から2枚サイドを先に取られる試合も数多く存在し、サイド進行がこちらの方が遅いこともよくあります。ロスト系統にはしっかり手札干渉を挟んでいきたいです。
・入れ替え札は4枚以上
これは宗教的なところがあるのですが、ミュウVmaxというデッキには入れ替え札4枚を必須で投入することが好みです。その中でもカート2、いれかえ1、紐1で使うことが多かったのですが、メロエッタの重要性で触れた論点を踏まえて、紐を2枚にしました。ここについては周囲の後押しのおかげで判断ができました。
・森の封印石3枚を最低に
2枚にしてポケギアを採用したこともありましたが、最低3枚のラインに落ち着きました。森の封印石は序盤中盤終盤どこであっても万能なカードです。特に頂への雪道やミカルゲによる妨害だけがネックなのなら尚更救世主となるカードです。しかし、当然3枚あっても1枚使ったらあとの2枚は一生使わないカードになってしまいます。バトルVIPパスと異なり、ポケモンにつけることができるので大丈夫だと思っていたのですが、ベルト2枚とお祓いグローブも含めるとポケモンの道具が6枚構成になっており、どの道具も使わない試合は本当に使わないので思った以上に悩みの種になったり、「3枚目を何かに変えられないかな...」と思ったりします。
また、前述の雪道とミカルゲなのですが、どちらかであれば元々別に大したことはなく、「雪道とミカルゲを両方され、尚且つ手札干渉を受ける」からきついので、森の封印石をいくらかさ増ししたところでその一枚では根本的な解決になっていない試合が多い印象があり、とりあえず3枚を最低ラインに検討していましたが、見直しの可能性があります。具体的に言えば森の封印石でカミツレを持ってきてもスイーパーを持ってきても解決しないので、ナンジャモを持ってきてフュージョンエネとスタジアムを引ければ、みたいな試合(ないしまだ封印石を使わずに1ターン待つ)が多いです。
・ウッウロボは3枚以上
「50%で当たるから2回投げれる4枚フルで入れないと」みたいな意見も散見されますが、3枚以上であれば別に良いと思っています。「2枚じゃダメか?」という問いに明確には回答を用意できてないのですが、「手札が減ってフュージョンシステムができる」だけでこのカードは役割を果たしているという考えです。
・雪道はやっぱり必要
やっぱりと表現したのは、他のスタジアムも検討したためです。具体的にはチャンピオンズフェスティバルや崩れたスタジアム、ロストシティ3枚目などです。ルギアやアルセウスジュラルドンとのマッチがとても多い予想ができる上、捲る試合が多いというデッキの性質も加味して1枚は必要であるという判断になりました。
4.大会を受けての反省点、考察余地のある点
・反省点
敗戦した2試合は雪道+ミカルゲが刺さりに刺さったがほとんどでした。これらにあまりマッチしなかった方が上位入賞に食い込んでいたらしいので、そこらへんは「かわす」という選択肢もありますが、例えばスタジアムの枚数を増やす(ないし、道具が多いという点も踏まえてスイーパーを増やす)ことや、封印石・トレッキングシューズなどで安定感を上げることは考えられます。プレイングではどうしようもないことが多い敗因なので構築面の見直しか、割り切るかの2択でしょう。
時間配分については全試合間に合っていたので特に問題はなく、むしろゲームをとれた時にいかに自分のペースでゲームを進行できるかに問題があったかなと思いました。
・考察余地のある点
①ボール配分
メロエッタ2枚編成も踏まえて、ネストボール2枚のうち1枚を霧の水晶かキャプチャアロマにしてもいいかなという印象でした。キャプチャアロマはネストボール2入れてそれに加えてという感じではあると思いますが、BO3なので流石に別の札を優先しました。
②クロススイッチャー
スイッチャー入りのサーナイトやパオジアンが活躍しているところから「縦引き+クロススイッチャー」の可能性に焦点をあてて考えていたのですが、保守的になって当日は上記のレシピになってしまいました。もとより入れ替え札に多くの枠を割いているので、フュージョン型でもそこそこ実現できるのではないかなと模索しています。2-2-2プラン遂行はもちろん、裏を呼び出す+ロストシティという使い方も強力です。
③基本鋼・超エネルギー、Vガードエネルギー
ミカルゲのせいというわけでもないですし、私自身の癖なのかもしれませんが、一生懸命サイコジャンプせずとも、ゲノセクトが殴ればサイドが偶数進行の盤面になります。ゲノセクトが殴るゲームプランを頻繁に組んでしまうので採用を模索していたカードです。Vmaxがダブルターボで殴ると微妙に届かない(タブレットを多く消費する)こともあるので、2エネで殴れる可能性が上がるのもグッドです。
④ポケギア3.0 カミツレの3枚目、シマボシ
後手1エコーの価値が高まり、カミツレ3枚を固定に考えたこともありましたが、サポートの現物はシステムとの兼ね合いから最小限にしたく、前述の手札干渉の重要性も加味してポケギア3.0も試していました。シマボシに関してもBO3ならではの採用ができそうですし、シマボシのケアなんてもんはあんまりしません。
⑤オドリドリ
様々な局面で活躍するカードでコオリッポよりは優先度が高いと考えています。一例を挙げると、ゲノセクトvがサーナイトexに倒されません。世界大会はコオリッポよりこっちの方が活躍するのではと思っています。
⑥頂への雪道複数採用
雪道を通したい展開が多かったので、枚数を増やしたいと思ったのですが、プレイングの範疇かもしれないので、要検討に留めます。手札に抱えておくことが難しいにもかかわらず、捲るために重要な1枚です。
5.おわりに
今回の記事が誰かの何かに役立てばと思い執筆しました。役に立ったという方は投げ銭制にしてあるのでぜひ。世界大会のレギュレーションがあまりに楽しすぎて現行が全然わからない状態になっており、アルセウスギラティナの記事も前書いたので参考までに。それでは、巨石丁〜🎵
参考
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