【S5シティbest4】ミュウVmaxあるある言いたい。
はじめに
ごきげんよう。もっさ(@Mawssa2000)です。お久しぶりの投稿になるかと思います。今回は、シティリーグに参加し、最終成績ベスト4という結果になりましたので、その対戦レポート…は別途文章化するとして、構築やプレイングについて広く周知されているこのデッキについて今回特別意識した、悩んだ「あるある」について記述しようかなと思います。これを読んでくださった方の意見もぜひ知りたいと思い、執筆に至りました。
デッキレシピとマッチング
0回戦
①劇場版「けいおん!」を視聴。ロンドンに行きたい気持ちを高める。
予選
①悪アルセウス 先〇
②悪れんげきアルセウス 先〇
③白馬アルセウス 後〇
④アルセウスレックウザ 後×
給油を挟む
決勝トナメ
①悪れんげきアルセウス 先〇
②ダイケンキファイヤー 先×
帰路で家系ラーメン
あるある❶「スタジアム、結局雪道割りたいだけがち」
ミュウVmaxというデッキにどのスタジアムを採用するか、ということは構築のばらつきが少ないミュウデッキの中でも好みが顕著に出るところだと思います。
私自身の最初の印象は、ミュウVmaxが縦引きデッキである以上、その補助となる「ローズタワー」が最もデッキとの相性が理論上は良いと考えてローズタワー2枚、トレーニングコート1枚の構築を好んで使用していました。
しかし、色々使っているうちに、「結局スタジアムって雪道を割るためが8割くらいでそのスタジアムの効果を使いたいのは2割くらいでは。」という認識を持ちます。スタジアムを擬人化すれば「それ私じゃなくてもよくない?女だったら誰でも良かったの?」と言われかねないでしょう。しかし実際は「手札にスタジアムがあればいい」、こういった状況がほとんどです。その中で、メロエッタを2枚使う時や、メロエッタからゲノセクトVにアタッカーが変わる時など、フュージョンエネルギーを極力使わず、アタッカーに手貼るエネルギーを確保できるトレーニングコートを、理論上はローズタワーが強そうですが、最近は好んで使用していました。
とはいえ、やはりトレーニングコートもまた結局は雪道を割るための手段にほぼほぼ使われています。「じゃあ何でもよくね?」となってしまったのが私です。そのスタジアムの効果を最大限使うことが目的ではないので、例えばガラルファイヤーが採用されているデッキのトレーニングコートや、いちげきデッキの悪の塔4枚採用などとは話が違います。以上のことから今回は「いにしえの墓地」を採用しました。複数の種類スタジアムを採用することは後付けですが、縦引きの障害にもなりづらいですね。
また、WTBの流行を踏まえて今後は「結晶の洞窟」の採用も見られるでしょうし、初動のゲノセクトVをおけていない時点での「ローズタワー」は大変心強いため、今回使用した「墓地1・トレコ1」という組み合わせが「正解」という主張はできませんし、個人的にも「正解」だとは思っていません。
あるある❷「相方が何であれ結局アルセウスがち」
例えば、相手が弱点をつけるれんげきウーラオスVmax+アルセウスVstarのデッキだった時に、ミュウVmaxを使っている側はそこまで「うれしい!」とはならないと思います。「基本アルセウスしか出てこないから」です。何なら、後攻だった時は結構心配に私はなります。例えミュウVmaxの弱点をつける悪タイプ+アルセウスVstarのデッキであれ、最初に出てくるのは98%くらいアルセウスだと思います。「ミュウに弱いけど他に強い」というようなデッキは基本的にアルセウスを多投することでその不利を先攻だったらそこそこ勝てるくらいに押し上げていく方針をとりやすいと思います。そのアルセウスがいかに厚く採用されており、いかにしっかりボスの指令を言える構築にしてあるかどうか、がそのデッキがミュウにどの程度勝つことができるかの一つの指標になると思います。ミュウ視点にたてば、「相方に関係なく相手したのはアルセウスばっか」と思う試合展開がほとんどになると思います。
つまり、ミュウ側はいかに「アルセウスを突破し続けることができるか」を重視することが勝率を上げる上で不可欠になってきます。前述した「いにしえの墓地」はこの要素から採用しました。ただし、実際に毎試合綺麗に使うことを想定したものではないことは前述のとおりです。
また、世間で流行している所謂「アルセウス単」と呼ばれるデッキを筆頭に大きなお守りの価値が高まっています。HP310のアルセウスに1度耐えられてしまうとほぼほぼ押し切られてしまうため、他にも理由はありますが、「ツールスクラッパー」採用を当日深夜1時に決意しました。プチあるあるの「ウッウロボは4枚が最強」に則っていましたが、大会規模及び試合数も考慮して、1枚削る決断をしました。ツールジャマ―ではいけない理由は、単純にベルトを貼らないと意味ないからです。
あるある❸ 「相手がミュウだからあれとあれが入っててあれが入ってないはずだからこうしよう、がち」
例えば、裏工作デッキで、手札干渉されない前提で(例えば後々ガラルファイヤーを起動するためなどの)準備をすることがあると思います。それは「ミュウからマリィはほとんど飛んでこないだろう」という有名なデッキ、環境トップを走るデッキである故のイメージがあるからです。
ツールスクラッパーの採用はこのあるあるからも来ています。現環境はツールスクラッパーの採用が減少傾向にもともとある(これからアルセウス系のデッキは採用が増えると勝手に思っている)上、ミュウVmaxは特に飛んでくるイメージの無いカードになると思います。ダイケンキとのマッチで鍵を握るこだわりベルト付きダイケンキVとゲノセクトVのバトルや、スコープ巨レンからのヨガループで相性差をひっくり返しにくる連撃ウーラオスとのバトル、タフネスマントをまいたミルタンクとイベルタルでつませようとしてくるデッキとのバトル、そしてベルトをまいてボスを言い、大きなお守りで耐久するアルセウスとのバトル、ポケモンの道具はかなり試合の鍵を握っています。以前マッドパーティあるあるだった、「風船を大事にしておかないと終盤のボスヤレユータンで詰みがち」のような管理の仕方を1枚でも多く引きたいビーダル入りデッキでもできているか、というと恐らく引けたら貼っていることが多いと思います。アルセウスが倒せなかった試合で、スクラッパーで風船を割って、ボスからじょうねつのしずくで拾う試合もありました。要するに、道具をすぐに貼ってしまうケースが多いということです。
また、アルセウスなどは、そもそも「最初に道具を貼らないといけない」です。先2トリニティノヴァでボスの指令からサイドをとるためのベルト、ミュウの後手1メロディアスエコーを耐えるべく先1お守りからお祈りをするジュラルドンVなどは、道具が「持っているなら貼らなくてはならない」カードになります。よって、スクラッパーを「使えないことが少ない」ということが挙げられます。ミノマダムの増加もあり、例えばミカルゲを追加で採用するためにウッウロボを削るとします。その影響は回してみるとかなり大きく、ミカルゲのせいでフュージョンシステムが詰まることが発生しやすくなります。サポートの枚数やポケモンの枚数は最小限に抑えることが好ましく、基本的には手札を綺麗に消費しながらドローしていきたいデッキであるので、ツールスクラッパーが使えずシステムで引けなくなって事故ることがおきづらいことは重要なポイントになります。ただ、ロボを削ったことにあまり満足はしていません。
更に、このあるあるはミラーでも生じます。ダブルターボエネルギーとこだわりベルトの登場で、「ミュウVmax」を吹っ飛ばしやすくなり、後攻からでも2ターン目以降抱え込んでいたタブレットを一気に消費する賭けのプレイが通りやすくなりました。2-2-2でサイドが進むというよりはフュージョンエネルギーが分散されたメロエッタとミュウVmaxを1-3ととれる回し方に状況に応じてシフトチェンジできるかどうか、がミラーの鍵であるように最近は考えているのですが、その中でやはり先ほどの話題に関連して、フュージョンシステムでほしいカードを引くために、タブレットを吐くわけにはなかなかいかないので、こだわりベルトは優先的に貼ってしまうことが多いです。相手からスクラッパーが飛んでくると思ってもいないですし、当然スクラッパーがあっても状況によっては貼るしかないかもしれません。ベルト+タブレット3枚で飛ばす、と考えたときに、「1枚はタブレットを無駄にしてもいい」という思考になります。そこでベルトを割り、相手の山にタブレットが3枚しかない状態で、相手がサイドをとれないターンを作れれば、先後に関係なく、勝機を見出すことができます。要するにミラー対策でもありました。また、ゲノセクトVをぴっぴ人形の如く前に出す試合展開の増加から風船の採用も増えるだろうというおまけ程度の要素もありました。
おわりに
いかがだったでしょうか。今回ややいつもよりアルセウスを意識した構築を使い、予想通りほとんどのマッチがアルセウスで、そこで勝ち切れたからこそ今回の結果に至ったと考えています。ミノマダムに対してはツールジャマーの方が効果的ですが、ミノマダムは母数が少ないと考えていました。先攻とれた時の安心感がこの環境あるあるだと思いますが、ミュウは後攻でも強い点がやはりデッキの使用動機の6割くらいを占めます。悪が相手だろうが、別に「勝てない」こともないので、デッキに困っている方は弱点や環境のメタられ具合に怯えず、ミュウを使うことを強くお勧めしたいと大会を通して感じました。それでは!
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