【シティS1優勝】なんでルギアに不利なデッキ使ったん?
はじめに
ごきげんよう、もっさ(@Mawssa2000)です。11月6日(日)にシティリーグS1in沖縄に参加してきました。結果は6勝1敗で50人中1位、CSP100獲得でした。今回使用したデッキはミュウVmaxのデッキでした。デッキはありきたりですし、森の封印石が入った以外は何も変化がなく、プレイングも以前から変えたこともないので、今回も振り返り雑談になります。とはいえ、一応メインテーマがあった方が良いので、今回は2点意識して書くことにします。1点目は題名の通り、「理論上ルギアに勝てないデッキをなぜ使ったか」で、2点目は初めてのシティ遠征先「沖縄」についてです。後者については今後のシーズンで行かれる方もいらっしゃると思うので、抽選の選択肢に入れるか否か考える一つの参考になればと思います。あと普通に優勝うれしいのでほめてください。
簡易的な環境考察とデッキ決定経緯
圧倒的tier1(量と強さどちらの観点からも)はルギアVstar、以下ロストバレットとミュウVmaxがtier2、tier3にギラティナVstar、レジバレット、オリジンパルキアVstar、クワガノンエレキなんかで考える中、自分が出る時(11月6日)にどれを使うのが良いのかなあという感じでした。結果から言うとロストバレットの立ち位置が良さそうという考えになりました。ルギアVstarにもミュウVmaxにもある程度勝てる上、崩れたスタジアムやシンオウ神殿の流行(なんならミュウにも神殿入り出してた)やコオリッポ・アメイジングライコウ入りロストバレットの流行に伴い、レジバレットの減少を想定していました。ただ、ロストバレットの構築が定まらなかった(雷要素の検討など)上に母数が多そうだったのでミラーへの自信がなく、アメイジングライコウへ意識を向け続けるのが難しかったので、自分で使うのは断念しました。1週間前の時点ではルギアとレジとミュウの3つに絞って基本的にはルギアで出場する予定で自主大会にも参加していましたが、前述の傾向からレジの選択肢が無くなりました。とはいえ、今回使用したミュウにはほとんどレジで勝てていて、戦いたくないデッキでした。自主大会で使ったルギアはこんなやつで、予選5-1、決勝トナメ1没でした。この大会で皆バーネット博士入ってるのを知り、「自分のデッキとんでもなく完成度低いやん!」と思って大急ぎで情報収集をしました。コオリッポはスナイプサンダーのサンダーでしたが、レジ多そうだと直感で入れ替えて出ました。非ルールのポケモンで戦う形にしたり、クロバットVmaxの運用でやや器用に立ち回ることもできるので、構築の割に後攻でも全然捲れる感覚をこの大会では持ち、ルギア使いたいなとますます思ってました。
ただ、どれだけ環境が変われど当日分布トップはルギアVstarです。強いので。。。そして、このデッキの厄介なところは自由度の高さにあります。特にミラーでどこまで考慮すれば良いかわからないので、使用しない選択ができるのなら回避したいところです。ミラーマッチが多発することは覚悟していたので、当日使うなら雷要素サンダーは必須で、ロストバレットが多い読みのおしゃれムーランドVを入れる予定でした。後攻からまくることを意識して、はかいのさけびのイベルタルを採用することも考えましたが、スタートしたときの悲しさ(ほかのカードはそのまま攻撃しても良いケースが多い)や安定感不足、「アクアリターンするし・・・」など、ちょっと難点が多かったので断念しました。ちゃんとアーケオスを落として、その後も継戦できるようにすることを最優先するべきだという判断です。このルギアも自分のミュウにはほとんど勝ってました。話は戻りますが、2週間前あたりはパルキアとギラティナの再検討(主にシンオウ神殿複数採用)をしてましたが、このみちびき杯参加時のルギアにすらコテンパンにされ続け自分の力量では無理だと断念しました。
ラスト1週間、ルギアを煮詰めつつ、「他のデッキも用意しないと」とミュウVmaxもジムバトルでの実戦だけやってみました。前述の通り、ルギアを使わなくていいなら使いたくないので。しかし、先攻ルギアに全く歯が立たず、挫折。
ただ、1週間前にミュウを使いだしたのには訳があって「先攻と後攻のアベレージが高い」ことと、「封印石が出ていつの間にか相対的に安定感あるデッキになってきた」こと、「有象無象の非ルール相手にサイコジャンプ+ロスト送りが強い」こと、おまけ程度に「レジが少なそう」という要素がありました。当然ルギア側に後手1メロディアスエコーを打ったところで、きついというのは知っています。ルギアの方が有利なのですが、もしかしたらルギアが1枚しか置けない可能性もありますし、アーケオスが落とせないかもしれません。非ルールのポケモンでスタートしたとはいえ、イベルタルをロスト送りにできるかもしれません。ルギアの現物を減らしたレシピも増えていました。よって、先攻は言うまでもなく、特に後手でサイド2枚とるチャンスがあることはBO1で7・8試合するシティリーグにおいてとてもストロングポイントでした。そして、今まで「下振れた時の何もできなさ」から大会で敬遠する人も多かったであろうミュウVmaxなのですが、封印石の登場でかなり安定感が増した印象がありました。よってフルパワールギアでなければ不利でも何回か超えられる気がしていました。クロバットVmaxやドラピオンvの採用が減少傾向にあり、雷要素やノコッチマナフィなどがマシマシになっている傾向があったのも追い風でした。たねポケモンが増えると初動が不安定になるのは当然要素としてあります。よって、逃げのデッキにミュウVmaxを据えることにしました。特に練習で使ってはいませんでしたが、習慣のように出ていたPTCGOのconference(という名のtournament)で何度か使っていたので練度についてはある程度大丈夫だと判断しました。ただ、オドリドリなし、ダブルターボ3枚採用のタイプの構築は苦手だったのでそこだけ懸念材料でした。
そして前日です。シティリーグは沖縄ということで羽田から前日に入って当日に帰るというトンデモスケジュールだったので、前日の出発前にデッキを決める必要がありました。ただ、11月5日は四天王決定戦が控えており、それを見ながらデッキ選択に活かそうという考えがあり、入れ替え候補カードと、デッキを6つほど仕方なく持っていくことにしました。四天王決定戦で感じたこととして、「ルギア先攻ゲー」がありました。勿論、後攻からでも様々な駆け引きがあり、ミラーマッチ自体見るのはとても面白いと思っている派で、SNS等で見るほど「現代ポケカ、先攻ゲーゴミ!!!」みたいな思想はありません。1週間前の考えも前述の通り「捲れそう」というものでした。ただ、結果として、BO3という下振れが回収できるルールかつ、プレイヤーが超一流という状況下でもミラーマッチは結局先攻が勝利する、もしくは序盤で詰まって負けてしまうというような状況が多く見られました。当然結果としてはルギアを使用したプレイヤーが四天王の称号を獲得したわけですが、この結果を受けて「ミュウの方が丸いかな」という思考になりました。一応デオキシスなどでアーケオス取ってアメイジングデス回避を狙うなどプレイングで頑張ることはできそうですが、基本はルギア側が少し止まることを前提にしなければ勝てないです。ただ、ルギアで全試合安定して2ターン目からアーケオスを並べて、クワガノンやロストバレット相手も乗り越え、はやりのシンオウ神殿多投を全て突破し、ミラー後攻でも捲る自信がなくなり、ミュウが活躍していなかった故の対策漏れ等、前述の追い風も考慮してミュウを選択することになりました。
そして、ロストバレット多い読み(しかも最近はライコウも多いらしい)だったので、本当は崩れたスタジアムでも採用したかったのですが、普段使っていなかったのでベンチが4で回す中で引き切れず負ける等、プレイエラーが発生すると嫌だったのと、単純に枠が無かったのと、デオキシスがシンオウ神殿入りデッキが増えていると、おとぼけスピット+かんしゃくヘッドで落ちるようになってしまうので、ゲノセクト回復以外の用途もあると思い申し訳程度にいれかえカートを採用しました。ただ、システムの最中にいれかえカートを引き込んでしまった時など、ミュウVmaxが一回逃げていれかえカートを使うという頭の悪そうなことを検討しなければならず、基本はポケモン入れ替えが望ましいと反省しました。
マリィかツツジかは結構悩んだのですが、ツツジ打ってもあんまルギアとかロストに効かなかったのでマリィにしました。ある程度余裕があればロボで表出た時に先2マリィとかもしてます。逆に意味わからない手札事故、実際にフュージョンエネルギー4枚決勝で手札に来ちゃったんですが、そういう時にも有用な上、雪道下で動けるカードの一つなので今は結構マリィが好き寄りになってます(ロボ3枚しか入ってないですし、スタジアムも2枚しかないですし)。まあおまけ程度に先日の雑談も宣伝しておきます(?)
https://note.com/mawssa2000/n/n0c22a3e0a3aa
雪道といえば、カミツレ型のミュウに雪道入ってるやつ、もはや上位入賞デッキ、自分のタイプのものよりそっちの方が多いまであると思うのですが、ドローサポートも厚めなダブルターボ4フュージョンエネ0型はともかく、ちょっとカミツレ型で雪道採用するのは怖いなと思い辞めました。そもそもダブルターボ型における雪道は、詳しくは理解しきれてませんが、vsギラティナでギラティナとドラピオン2面(バトル場ドラピオン)の時にクロススイッチャー雪道ツツジで後ろのギラティナを倒し、雪道ドラピオンが殴れないお祈りする時とかに使うもんだと認識してたので、日本での雪道採用カミツレ型ミュウの動向は勉強不足で全然考察も理解もしないままにしてしまいました。シティ終わっちゃいましたけどそこらへん勉強しなければという感じです。
とはいえ、こうしてデッキが決まりました。
簡易大会レポート
参加者50名から上位8名がトナメというなんともシビアな形式でしたが、途中で両負けが発生して、当初の試合数から1試合減り予選が4試合で終了します。マッチアップはこちら。
①ルギア ◯先
②パルキアキュレム ◯先
③ルギア ◯先
④パルキアキュレム ✖︎後
(予選5位通過)
⑤パルキアキュレム ◯先
⑥ルギア ◯先
⑦パルキアキュレム ◯先
ひとこと「読み全然当たって無くて草」
2種類のデッキしか当たりませんでした。全ルギア戦を先攻で戦うことができ、全勝できたことが勝因だったことが良くわかると思います。理論上はルギアの方が圧倒的に有利(主観)ですが、このようにBO1であれば運が味方をしてくれることがあります。特に決勝トーナメントでのルギア戦はお相手の1匹しかいないルギアを先2で取ることに成功し、そこから押し切りイージーウィンができました。4試合目の敗戦はこちらが最後に消費できなかったVIPパスが大量に手札に来てしまったことと、お相手が冷静にこちらのタブレットの枚数を考慮したプレイをしてきたため敗戦してしまいました。この方に決勝でリベンジして優勝したわけですが、一つだけ読みが当たりまして、「ミュウ対策が薄くなる」ということが当たりました。この優勝した方以外のルギア、キュレムパルキアにはドラピオンvないしクロバットVmaxの採用は1人しかいませんでした。つまりドラピオンなど弱点を突かれるポケモンと対峙した試合は7試合中3試合だけでした。「ミュウは減ってるから切ってた。。。」と言われた試合もありましたね。周囲のデッキとしては、ロストバレットはまばらで、レジやクラッシュハンマー採用型クワガノンvの姿を多く見かけました。完全に運が良かったとしか思えませんね。ただ、大会後色々お話を聞くと、レジやロストバレット、クワガノンはやはりシンオウ神殿や崩れたスタジアム、ウォッシュエネルギーの入ったキュレムVmaxやルギアVstarのデッキに淘汰されていたとのことで、がっつりメタられる対象になっていたようです。その結果、4人しかいないうちの2人のミュウ使用者がトップカットに上がれたようで、予想は外れていましたが、結果論立ち位置の良いデッキを握れていたようでした。ただこれも結果論ですが、オドリドリの方が良かったですね😎
沖縄という会場について
結論から言うと、2日取れてお金を出して良ければ、距離だけを考慮して敬遠していた方は検討しても良いと感じました。神奈川県在住一般大学生の私の目線にはなりますが、羽田空港から一本で到着し、会場が空港から数駅のところにあるのでアクセスも抜群、当然宿泊施設も多数あります。観光を考慮すればポケモンセンター等がやや遠いので3日以上あると良いでしょうが、それを断念した私は一応気持ち程度に海の近くのホテルに宿泊して朝と夜散歩するだけでも十分楽しかったです。サムネイルの写真は当日朝撮りました。距離自体は沖縄よりずっと近くてもアクセスの問題で何本も電車を乗り継いだり、歩いたりという場所もあるかと思いますので、好みの問題ではありますが飛行機で寝てれば着くというのはとても楽でした。シティリーグに出れないというのが一番良くないので、次シーズンも攻めた会場選びをすることになると思いますが、各地のレポートがもう少しあれば良いのになと最近思っているので是非情報共有いただけたらなと思います。
おわりに
今回も最後まで雑談にお付き合いいただきありがとうございました。沖縄のプレイヤー、ジャッジの方々がとても温かく、ポケカも盛んとのことで、雰囲気面もとても居心地が良かったです。沖縄の皆様ありがとうございました。それでは、巨石丁~♪
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