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なぜ「THE FIRST TAKE」の選曲が20代後半に刺さるのか?

アーティストのパフォーマンスを一発撮りする「THE FIRST TAKE」というYouTubeチャンネルがあります。

現在、チャンネル登録者数は1040万人を突破。めちゃくちゃ人気チャンネルです。

基本的に、THE FIRST TAKEでは最近ヒットして話題を呼んでいる楽曲やアーティストが登場します。

緑黄色社会の「花になって」、ざらめの「六等星」、GEMNの「ファタール」、結束バンドの「月並みに輝け」など、アニソンも多いです。

そんななかで、たまーに「な、なつかしい……」とホロリときちゃうような少し前の楽曲が登場するんですよね。

たとえば、Aqua Timezの「虹」やアンジェラ・アキの「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」、いきものがかりの「ブルーバード」といった具合です。

挙げてみて思いましたが、少し前どころじゃないですね……。「虹」は2008年リリースですし、「ブルーバード」も2008年リリースでした。

極めつけは、モーニング娘。の「恋愛レボリューション21」。僕ら世代は踊り出さずにはいられない、まさに青春曲です(ちなみに「恋愛レボリューション21」は2000年リリース)。

そう、20代後半に刺さりまくるラインナップなんです。同世代の人ならきっと共感してくれるのではないでしょうか。

では、なぜここ最近のヒット曲たちの中に、20代後半にブッ刺さる懐かしめの楽曲も入っているのか。

推測ですが、THE FIRST TAKEの企画を考える人が20代後半なのでは? と思います。

だから、いわゆるアラサー世代が子どものころにヒットした楽曲もラインナップしてるんじゃないかなーと。通ってきた音楽が似ているからこそ、懐かしさを感じるんです。

実際どうなのかはわかりませんが、選曲にすごくシンパシーを感じるんですよね。企画している人と「よくぞこのチョイスをしてくれた……!」と言ってガッと握手したい……。

「THE FIRST TAKE」は流行りの楽曲が聴けるだけでなく、昔を思い出して懐かしさにも浸れるアラサーにはたまらないコンテンツだと思います。

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