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2017.11 首都圏・鉄道尽くし冬の陣

※この記事は2017年の情報です

珍しくJR

 2017年11月、毎年恒例の東京遠征をしてきました。
 今回は初めて札幌市内からJR(特急北斗)に乗車し、新函館北斗駅まで行きました。鉄道好きだけど冬のJRは天候に左右されがちで…運休しがちなので…あまり信頼してなくて…(道民の残酷な本音)、 今迄ずっと高速バス移動でした。
 しかし今回、思い切ってJRにしたところ、天候にも恵まれ、何の不安も無く定刻通りの移動ができました。やっばり電車は速くて快適だな~(当たり前を噛み締める)

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よく見るけど滅多に乗らない北斗

 余談ですが新函館北斗駅降車時、 他の乗客が荷物棚からキャリーケースを降ろす場面を見なかったら、 私はきっと、自分のキャリーケースを荷物棚に置き去りにしたまま意気揚々と降りてました。
 その場面を見て、あっ!キャリーケース…私も持ってきてた!!ってなった。ありがとう大荷物の他の乗客。3時間半の乗車の間に、自分のキャリーケースの存在を綺麗さっぱり忘れてた。手元に荷物を置かないと危険…荷物棚は危険…

新幹線スゴイハヤイノリモノ

 新函館北斗駅から東京は、毎度お馴染みの新幹線です。
 新函館北斗駅での乗り換え時間は30分ちょいしか無かったので、お土産買って、駅うろついて、休憩して、撮り鉄ごっこしたい私としては、30分では物足りなかった…

 新函館北斗~仙台辺りまではトンネルが多く、スマホ電波が途切れ途切れで仮死状態なので、私もしばらくお昼寝。
 今後札幌まで延伸する北海道新幹線も、こんな風にトンネルだらけになるのかな~車窓つまんないな~と思いながら…
※北海道新幹線の札幌駅開業は2030年予定
※新函館北斗〜札幌の間はトンネルが80%で建設されます。

 かれこれ10年近く、鉄道で東京へ赴く旅を毎年していますが、 昔は自分が今どこに居るのかよく分かっていませんでした…
 それから暫くして、ガラケーがGPS機能を得て現在地が分かるようになり、更にスマホに移行してからはマップアプリで正確さが増しました。過去に、夜行列車で幾度も通り過ぎた名も知らぬ幾百の駅を、今回改めて、ひとつひとつ知りました…日本は広い。

 そんなスマホとにらめっこし続けながら、定刻に東京駅に到着。札幌を出発してから約8時間半の移動でした。
 早速、ホームで撮り鉄ごっこしようと思ったのですが、時は金曜の18時…東京駅の無茶苦茶行き交う人々の混雑…直ぐ心が折れて、断念しました。

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都会of都会

 因みに、ここから東京在住の友人az氏と同行しております。今回は都内2泊3日です。

上野駅のマーケティング力

 翌日、毎回立ち寄りたい上野駅の13番線へ。寝台特急北斗星を筆頭に、過去に数多の夜行列車が発着し、私も幾度も降り立った、思い出のホームです。
 季節限定で北海道まで来る豪華観光列車トランスイート四季島も、この上野駅から発車しています。そのため、四季島専用に新設された13.5番線というものがあります。

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 重厚で豪華なホームをチラ見しつつ、残念ながら今回は四季島の運転日ではなかったので、もぬけの殻でした…
 去年は上野駅を訪れた時、偶然に特別運行の団体専用列車が来ていたので、ミラクルタイミングで何かに逢える気がしていたけど…そう毎回うまくはいかなかったです。
 そんな13番線には、お馴染み首都圏カラーの電車が到着していました。

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 上野駅のニューデイズ(道民には馴染みが無い店)は、相変わらず夜行列車グッズの品揃えがすごい。《かつて夜行列車が発着した駅》として、マーケティング大活用してる。札幌駅でもそれやってくれよ。
 今から鉄道ショップへ向かうはずなのに、ニューデイズの夜行列車コーナーで北斗星ミニタオルを購入してしまう私…鉄オタホイホイに見事ホイホイされている…思惑通りの操り人形だぜ…

鉄道グッズショップ(魅力的鉄道ワード①)

 今回の目的その①、大宮駅の鉄道グッズショップ・レールヤードを初めて訪れました。
 噂に違わず、ドツボ過ぎる鉄道グッズが山ほど陳列されている…なんか久々に《東京には欲しい物が全てある》を感じた…大宮は埼玉だけど。
 北斗星缶クッキー、北斗星缶ドロップ、北斗星車輌番号ぺンケース、時刻表クリアファイル、B寝台の禁煙プレートレプリカ…
 北斗星ガチ勢だから、北斗星柄や寝台列車感あるものに惜しみなく散財しちゃう…これでも買うのは実用品だけ、と厳選したのですが…

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買っちゃう

 B寝台の禁煙プレートレプリカは、自宅のベッド脇に貼って、毎日それを見て、ここはB寝台である錯覚を起こす為の暗示グッズ(?)なので、バリバリ実用品です。

 尚、恥ずかしい話としては、レールヤードのスタッフルームのドアが鏡で、商品の陳列に奥行きがあるように見えて、奥へ突き進もうとした事です。az氏に止めてもらいました。
 初歩的な奥行トリックアートに引っかかる大の大人。けど旅の恥は掻き捨てだから問題なし。まぁ、ここで文字にしたら読む度に思い出すけど…

 大宮駅でホクホクして東京方面へ戻る途中、首都圏では日常茶飯事の《2路線同時の人身事故で運転見合わせ》が発生しました。東京は凍狂。
 az氏日く「こうなるとなかなか運転再開しない」らしいので、「電車を降りてローカル路線バス乗り継ぎしよう」と、私が何も考えずに爆提案をしました。…が、意気込んで駅を出たところで運転が再開したので、ローカル路線バス乗り継ぎはせず、素直に電車に戻りました。
 後日、 本当にローカル路線バス乗り継ぎをして東京に戻れたのか調べたところ、1時間に2本のコミュニティバスしか走ってませんでした。あぶない。場所は上中里駅でした。(※2017年11月現在)

鉄道バー(魅力的鉄道ワード②)

 今回の目的その②、神田駅の鉄道バー・神田鐵道倶楽部です。
 カウンターだけのこじんまりとした店内に、所狭しと鉄道グッズ…集まる人々は鉄道ファン…味わい深い店員さん(鉄道ファン)…クセがすごい常連さん(鉄道ファン)…サークル活動っぽい女子(鉄道ファン)…メニューはかつての食堂車で提供されていた物や駅弁…これはすごい店だ~

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食堂車ボリューム

 そんな中、私は好きな鉄道グッズに囲まれ過ぎて(?)、気恥ずかしくなって(??)、無性に照れてしまって(???)、大して周りもキョロキョロできず下を向いてました。なんでや。
 鉄道ファンでもなんでもないaz氏は、あれ何!?これ何!?と純粋にはしゃいで物珍しそうに写真を撮っていた。私もあんな風に、純粋にはしゃぎたかった。むしろ今ならはしゃげる。はしゃがせろ。

 しかし、もう…無い。(2018年9月閉店)

 クセがすごい常連さんの一人(鉄道ファンによく居る感じの良さげなカメラを持ったおじさん)が「今日は…女子が多いなッ!」と、話しかけて欲しそうな、でかめの独り言をしてた。
 もし私が一人で訪れて、コミュニケーション能力に長けていたら、「今日は新幹線で札幌から来ました」ぐらい言ったかも知れない。けど今回はaz氏と2人で訪れて、無性に照れている私だから、スルーしてしまった。あの時のおじさん、お元気ですか。

 カクテルは《はやぶさ》を頂きました。美味しかった~

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はやぶさ

鉄道カラオケ(魅力的鉄道ワード③)

 翌日、 今回の目的その③。品川のカラオケジョイサウンド・鉄道(京急)カラオケルームを訪れました。2日間に渡ってひたすら鉄道尽くし。az氏、こんな私について来てくれてますか。ありがとう。

 予約制という事で、わざわざ事前に電話予約しました。完全なる電車の運転席が設置されている本格的な部屋もあったけど、そこは鉄道キッズ&ファミリーが先に予約してました。

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鉄道カラオケルーム

 内装が鉄道風な普通のカラオケですが、鉄道カラオケ(車内アナウンス)も入ってました。そこも率先して興味本位で挑戦してくれるaz氏。歌というより、アナウンスそのものだけど。

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車内アナウンスをするaz氏

 昨日の鉄道バーでのカクテル《はやぶさ》に次いで、今日はジュース《ブルートレイン》を発注。青い電車飲料(?)ばかり飲んでる。

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ブルートレイン

 帰りの飛行機の時間が微妙で、たった1時間の利用でした。後から考えれば、2時間利用にして途中で退室すれば丁度良かったのか…と後悔。
 京急鉄道ルームでカラオケして、本物の京急に乗車して羽田空港へ。

そしてまた旅は終わる

 毎回恒例となった、羽田空港で離発着する飛行機を眺めながらレストラン街でパンケーキを食べて、az氏とお別れ。
 往路は鉄道で8時間半、復路は飛行機で1時間半…この対照的な移動時間の振り幅…旅情優先と利便性優先のせめぎ合い…何か色々と考えさせられる。
 旅は道連れ世は情け、諸行無常の響きあり、的な…(?)

今回の編集作業BGM
北海道・東北新幹線はやぶさ28号車窓(新函館北斗→東京)