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『 東北でみたもの 』 出品作家 安比塗漆器工房 (岩手県)
こんばんは。
うつわと手仕事廻り道です。
本日も足を運んでいただいた皆さま、ありがとうございました。
2月2日(木)より始まります企画展「東北でみたもの その1」
出品作家の皆さまのご紹介をさせていただきます。
作り手 漆器 安比塗漆器工房
略歴
・1999年 設立。当時は旧安代町での運営だったが、2017年に職人4人で安比塗企業組合を立ち上げる。ふだんの暮らしに寄り添う器つくりを行う。
・2017年から「日本民藝館展」に入選を続ける。
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私は岩手県を訪れた際に、安比塗漆器工房さんのお椀に出会いました。
滑らかで掌におさまる姿形が、華美でなく1日1日を大切に過ごしたくなる
そんなおおらかな漆器に魅了されました。
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岩手県は全国の中でも漆器の文化が根付いている地域と知り、
長く愛されている理由をお尋ねしてみました。
漆器が永く愛される理由
漆は、漆の木から採れた樹液です。天然素材である漆を使って、縄文時代から今に至るまで日本人は様々な物を作り続けています。だからなのか、ずっと使い続けられる安心感と、特に北国においては、寒さの厳しい暮らしの中で、ほっこりとした温かみと柔らかさのある漆器がとても愛おしく感じます。この北国で今に至るまで長く愛され使い続けてこられた理由が、この地に住むようになってから分かった気がします。
口あたりのやわらかさ、使ってみると案外扱いが楽なこと、漆器を使うと食事の時間がより楽しくなります。
(安比塗漆器工房さん)
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日々の暮らしに溶け込むようシンプルに実直に制作された漆器です。
ぜひ皆様の食卓で活躍できれば幸いです。
【 東北でみたもの 】
会期 2023/02/02(木) – 02/12(日)
平日 13:00–17:00 土日 11:00–17:00
(期間中 火水お休み)
02/06(月)はこぎん刺しワークショップ開催のためお休みです。
会場 うつわと手仕事 暮らしのお店 廻り道
神奈川県鎌倉市大町2−8−14
〈参加作家〉
■陶器 中嶋窯、三温窯
■樹皮細工 オズのかごバッグ、LOPPIS153
■こぎん刺し ハリノヲト
■エプロン 高橋エプロン計画室
■漆器 安比塗漆器工房
■玩具 八橋人形、忍び駒