『秋の手仕事展』出品作家 ita shiori
こんばんは。
うつわと手仕事廻り道です。
さて以前より、準備を進めてまいりました「割烹着と秋の手仕事」展も
来週22日からとなりました。
本日も出品作家の皆さまのご紹介をさせていただきます。
編組 itashiori
itaさんの籐をつかったかごたちは
何かを入れておくこともありますが、
そこに置いてあるだけでも素敵な存在感を
発揮してくれます。
それは、itaさんの感性により編まれた姿形
そして風合いが特徴的です。
籐の皮を剥いだ爽やかな色合いに乱れ編み、
籐を植物染めにしてまた違った雰囲気に。
作風には、itaさんの幼い頃のお母様と過ごした野遊びが繋がっているんだそうです。
作家略歴
多摩美術大学卒。17年より籐編みを始める。
籐や野草を中心に籠や装身具を編んでいます。
今の活動に至るまでに影響を受けていたものはどんなことですか。
小さな頃、母と過ごした日々にあった野遊び。図鑑を片手に野原へ出てスケッチをしたり、草を編んだりした経験が、今に繋がっていると思います。
籐という素材の魅力はどんなところでしょうか。
籐は天然素材なので、人と同じように個性があります。色や繊維の伸び方、硬さも様々です。
編んでいるとだんだんその籐の個性がわかってきて、ああこの子はこんなふうに生きていたんだなあとか、その枝ぶりを想像できることもしばしば。人間の意に沿って編み組むこともできますが、籐ののびやかさをできるだけ残したく、対話をしながら編みすすめています。植物だからこその面白みを感じていただけたら、編み手としてとても嬉しく思います。
itaさんからみなさまへ。
素敵な企画展にご一緒させていただけて嬉しいです。
籐と季節の野草を使って、野の風景をそのままお届けできるように編みました。
お手にとって楽しんでいただけたら幸いです。
うつわと手仕事廻り道 『割烹着と秋の手仕事』展
出品作家
割烹着 kapoc
金工 石川智美
編組 itashiori
陶 フじイまさよ
会期 10/22(土)-10/30(日)
土日 11:00-17:00
平日 13:00-17:00 期間中無休
会場 うつわと手仕事廻り道
〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町2-8-14