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メゾン マルジェラ「アーティザナル 2024 エキシビション 東京」に行ってみた

メゾン マルジェラ「アーティザナル 2024 エキシビション 東京」に行ってみました。


会場は東京・恵比寿にある店舗の上に特設された空間。予約した時間に到着すると中へ案内され、暗く狭い階段を3階まで上って会場へ。通路は本当に真っ暗で平衡感覚が狂い、歩くのが非常に不安になりました。しかしその不安が、コレクションの世界観により引き込んでくれます。

薄暗い会場には、コレクションの衣装やコレクション資料の原本、世界観を表現する装飾品などがずらりと並びます。ガリアーノ本人によるオーディオガイドに沿っていくと、彼が想像し表現したものに没頭できます。

レースやその他の素材の断片をちりばめて貼り合わせる「シームレース(seamlace)」と呼ばれるテクニックで作られたドレスは、まるでひとつの刺繍のように見えます。制作には9ヶ月もかかっているそう。

まるでひとつの大きな刺繍のよう


夜遊びの後、ボーイフレンドのカーディガンを羽織ってセーヌ川のほとりで気怠くタバコを吸う彼女、公園に陶器人形を連れて行く倒錯したブルジョワ家族など、ガリアーノが想像するキャラクターのストーリーを驚くような服飾技術で表現しており、圧倒される展示でした。
無料なのが驚きなほどです。

ドレスの上にカーディガンを羽織っているかのよう
公園で陶器人形を連れている様子を想像するとどこか恐ろしい




・会場の見取り図

全体を通して撮影、録画が可能。

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