Travis Japan 初挑戦の夏 Summer Paradise 2020を鑑賞した

まるでバンジージャンプのように真っ直ぐジャニーズJr.の沼に落ちた、今年の夏でした。過去最高速度。

その輝く沼のひとつが、Travis Japanです。

私はジャニーズの中でも職人気質のグループを好きになる傾向があるので、Travis Japanの揃ったダンスにあれよあれよという間に虜になってしまいました。

この夏、Travis JapanはソロコンサートでSummer Paradiseに挑むことになりました。デビュー前のジャニーズJr.がソロで舞台のセンターに立てるのは本人にとってもグループにとっても大きなチャンス。
個々を更に知っていく機会ということで、お勉強の意味も込めてサマパラ(Summer Paradise)を追いかけました。

備忘録のためのセットリストと、それぞれのメンバーの印象やざっとした感想を上げます。

各3公演全てを観たわけではないので、公演によって若干の違いがあるかもしれません。


川島如恵留 (8月1日)

出演:少年忍者(元木湧、安嶋秀生、内村颯太、深田竜生、檜山光成、平塚翔馬、青木滉平、豊田陸人)

1. Danger Zone
2. -so young blues-
3. 見果てぬ夢を
4. DREAMER
5. サポーターズ
6. Missing Piece
7. TAMER
8. アンダルシアに憧れて
9. 虹
10. 名脇役
11. 世界がひとつになるまで
12. 背中越しのチャンス
13. 愛のかたまり
14. オレンジ
15. 無限大
16. One Love
17. 世界に一つだけの花 
18. PARTY MANIACS
19. めの歌
20. 僕だけのプリンセス
21. Unique Tigers
22. 夢のHollywood
23. Together Now

ソロコンサートのトップバッターにして、川島くん独自のロイヤルで貴公子のような世界観が出された満足度の高い構成だったと思います。
少年忍者の8人(通称:8忍)を優しく見つめるお兄ちゃんな川島くんを楽しめたのもこのサマパラがあったからこそ。
優しいお兄さんのえるくんが、たまにスイッチ切り替えて雄モードでアクロバットまでしちゃう時、見てはいけないものを見てしまったのではないかと恥ずかしくなっちゃう現象に何て名前をつければいいでしょうか。


中村海人 (8月2日)

1. DON'T WANNA DIE
2. Lonely Dancer
3. ha-ha
4. ONE DROP
5. sugar and salt
6. Love Situation
7. 君の瞳の中に見えた丸くて青い星
8. ニートまん
9. 君と僕の6ヶ月
10. care
11. カ・ク・シ・ゴ・ト
12. 溺愛ロジック
13. 愛されるより愛したい
14. Taste me
15. 足跡
16. Get Naked
17. Pumpkin
18. ミラクルワンダーマジック
19. Together Now

バックダンサーをつけず、その身ひとつで勝負した中村くん。
楽屋からステージまで移動しながら歌ってカメラを引き連れてパフォーマンスしたり、ステージで生着替えしたり、ファンが「きゃーっ」て喜ぶことって何かな?って考えた結果の構成だとしたら微笑ましい。
キュートなアイドルとしても、セクシーなアイドルとしても見せられる引き出しの多い人だなぁと思って見ていました。


松田元太 (8月4日)

1. Anniversary
2. 薄荷キャンディー
3. ボクの背中には羽根がある
4. Dreams come true
5. Last Dance
6. PINK
7. GIFT
8. 青の時代
9. マイガール
10. Power of the Paradise
11. キャラメル・ソング
12. まいったネ今夜
13. ABC
14. What's your name?
15. STRIPE BLUE
16. バラードのように眠れ
17. 封印LOVE
18. Baby Baby Baby
19. HEAVEN→Baby Baby Baby
20. 愛のかたまり
21. Family〜ひとつになること
22. Together Now

中村くんと同様、バックダンサーをつけずに勝負した松田くん。
YouTubeのバラエティで見せる元気で少しおバカな印象が強かった人でしたが、このコンサートではバラードからの歌い始めで甘くしっとりと歌う姿が他のメンバーとは違うぞとアピールできていて印象に残りました。
松田くんは24〜25歳くらいにまた更に垢抜けてびっくりするくらいの美男子に成長するのではないかと思っています。


七五三掛龍也 (8月5日)

出演:Jr.SP(林蓮音、松尾龍、和田優希、中村浩大)

1. Toxxxic
2. Clap-A-Holics
3. Oh! my darling
4. 我 I Need You
5. koi-wazurai
6. Do it again
7. Only One...
8. 赤い果実
9. Yes!
10. Tokyo Sinfonietta
11. HEY WHAT'S UP?
12. ムラサキ
13. ConneXion
14. 星に願いを
15. BLACKHOLE
16. P・A・R・A・D・O・X
17. MU-CHU-DE恋してる
18. Memorial
19. Camellia
20. Together Now 

冒頭、お寝坊さんの七五三掛くんがJr.SPの子たちに引っ張られながらステージに向かうショートムービーがとても好きでした。
Jr.SPの子たちも七五三掛くんの雰囲気に似ているところがあるなぁなんて思いながら、相性の良い組み合わせだったんじゃないかと思っています。
中村くんもそうですが、七五三掛くんもキュートとセクシーの振り幅が大きいところがあってドキドキさせられました。赤い花弁が敷かれたステージに寝転がってパフォーマンスするのはTravis Japanでは七五三掛くんが最も似合いますね。


吉澤閑也 (8月7日)

出演:鈴木舜映、今村隼人、林一敬、手島麗央、阿達慶、尾崎龍星、小鯛誌恩、竹村実悟

1. CARNIVAL NIGHT part2
2. SUMMER TIME
3. Summer Splash!
4. Air
5. ミステリーヴァージン
6. Bad boy
7. 復活LOVE
8. 星に願いを
9. サポーターズ
10. Celebration!
11. YOLO moment
12. Disco Star
13. 銀の世界に願いを込めて
14. ごめんね
15. Speed It Up
16. 明日へのYELL
17. Together Now

この公演も、深く暖かい海のような懐を持つ吉澤くんが弟くんたちを優しく見守る光景が印象的でした。
私だけでしょうか、最初の曲に「カーニバル」が入っているから、「き、きたー!カーニバル!」って思って全然違った方向で笑ってしまったのです。そういうところは吉澤くんにしかできない笑いの引き出しだと思うのです。
これからもっともっと「吉澤閑也が振付した」ってアピールして色んな作品を送り出していってほしいな、もったいない!もっと欲しい!って思った公演でした。


松倉海斗 (8月8日)

出演:少年忍者(ヴァサイェガ渉、川﨑皇輝、北川拓実、織山尚大、黒田光輝)

1. LIFE〜目の前の向こうへ〜
2. 自分のために
3. 夢のHollywood
4. Secret Code
5. Street Blues
6. pure
7. Panic Disorder
8. NEVERLAND
9. パラダイス銀河
10. ジェットコースター・ロマンス
11. Ho!サマー
12. Kis-My-Calling!
13. 秘密
14. 手と手
15. 街
16. Time
17. Finally over
18. 星をめざして
19. エナジーソング〜絶好調超!!!!〜
20. Summer Paradise
21. Together Now

私が最も気に入ったソロコンサートでした。
最初にスタンドマイクで力強く歌い上げるスタートには引き寄せられました。そこで一転してシネマ調へ。少年忍者の5人を引き連れた松倉くん一人での「夢のHollywood」が最高でした!美しくターンを決めた二回転がとても印象に残っています。


宮近海斗 (8月10日)

出演:佐藤新、基俊介、鈴木大河、松井奏、影山拓也、横原悠毅、椿泰我

1. O.N.E〜Our New Era〜
2. Shelter
3. Masterpiece
4. Rolling days
5. スクランブル
6. 砂のグラス
7. $10
8. NEVER AGAIN
9. Dial Up
10. Will Be All Right
11. Your seed
12. DON'T U EVER STOP
13. BANGER NIGHT
14. Where My Heart Belongs
15. まいったネ今夜
16. イン・ザ ・ルーム
17. はだかんぼー
18. Swing!
19. To my homies
20. 間違っちゃいない
21. ROCK THA TOWN
22. Crazy Accel
23. 真夜中のシャドーボーイ〜SENSE or LOVE Remix〜
24. Together Now

ここにも坂本昌行さんの伝説のソロ曲を歌ってくれているジュニアがいた…!嬉しいです。しかもバラードで歌い始めていて、何気なく歌い始めたからすぐにShelterだと気付けなかった。
ジャニーズWESTの重岡くんが好きな私にとって「間違っちゃいない」を歌ってくれたのも大きかったです。
引き連れていたジャニーズJr.の子たちも強力な戦力になる7人だったので、絵が強いメンバーによる公演だったと思います。


Together Now

全てのセットリストに共通するラスト曲。Travis Japanの新しいオリジナル曲です。
今のTravis Japanのための曲だと思っていて、余談ですが、とあるグループのとある曲のようだと思っています。

映像と上手くリンクしていて、ソロコンサートだから最初は一人で歌っているのですが、曲の終盤になると映像技術の助けを借りてTravis Japanのメンバー全員が揃って歌っているように見えるのが感動的でした。

そしてソロコンサート最終日の宮近海斗くんの最終回には「本当に」7人全員が揃っていて、みんなでこの曲を歌っているという展開。泣かずにはいられなかったです。

その模様はYouTubeにも上がっているので、ぜひ見てみてください!


おわりに

自分のやりたいことをどう魅せたいのか模索し、形にしっかりと残したソロコンサートでした。それにしてもメンバー間で目立って被ることがなかったセットリストたち、それぞれの持ち味を棲み分けていてさすがです。

アイドルグループとして世間に注目してもらうためには、個々の個性をどうやって印象付けるのかが大切になっていくし、そこが強みでないと見てもらえないところがもどかしいところ。
Travis Japanとしての強みは高いパフォーマンススキルとダンスだと即答できますが、では、宮近海斗の個性は?中村海人の個性は?と世間一般の人に答えさせるためには一刻も早く個性を前面に売っていかなければいけない。ジャニーズ事務所には、その舵取りとスピード感を誤ることなく、ベストなタイミングで世に送り出す準備を進めてほしい。

いいですか、デビューさせる方向で動くんですよ?事務所の方々。

まだトラジャ(Travis Japanの愛称)を知って日が浅い人間ですが、昨年8月8日に嬉し涙を流したグループのことも応援しているし、悔し涙を流していたグループのことも知った今年の夏。
CDデビューが全てではないが、CDデビューでないと見られない景色があるのが現実。淘汰され磨かれていくのがアイドルの厳しい世界だしファンはそこに寄り添うから熱心に応援しようと思うのだけれど、一つでも多くのジャニーズグループがCDデビューしてほしいと願ってやみません。

配信に切り替えることになった2020年、このサマパラでソロコンサートに挑戦することになったTravis Japanに追い風になった配信になったと私は確信しています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!