フランス田舎生活の新たな戦い!?(一長一短ってそういうことだよね!)
フランスでは幼児学校(日本でいう幼稚園、保育園)から大学まで、学費がかかりません。
必要なのは給食費だけですが、これも自由で、2時間のお昼休みに帰宅し、お家でお昼を食べて午後の授業に戻るのもOK。
PTAなんかもなく、人手が必要な時はボランティアを募集されるのですが、毎回余るほどの人が集まり、特に困ったようすもありません。
ちなみに、妊婦検診、出産も無料です。
また、育児以外でも、例えば「一般常識」といわれる範囲がとても広いので、他人の目を気にしてやりたいことを我慢する、ということも少なく、特に「年齢による制限」がかからないので、人生におけるチャレンジのハードルは日本に比べると低いように感じます。
また、日本のように人生の大半が職場、ということもなく、残業もせずに5時、6時で帰宅する人が多く、バカンスもしっかり取れます。
こんな話をすると、「フランスって楽でいいな~」って言われます。
が・・・・世の中平等にできているのか、日本にはない、ものすっごーーーーーく面倒なことや大変なことも、ちゃんと存在するのです。
例えば、税金は高いし、銀行は口座を持ってるだけで手数料がかかるし、衛生面は・・・・本当に酷い!私、フランスは好きなんですが、日本に帰りたいと思う1番の理由がこの衛生面かも・・・というほどに酷い・・・です。
それから、物が簡単に壊れるとか、郵便物が届かないとか、もうこういう細かい面倒はたくさん、たくさんあるんです。
小さい子がいると、こんな⇩戦いもあります・・・。
学校の校門の貼り紙や、メールにて「シラミが戻ってきました。お子様の頭をご確認ください」というお知らせがあると、試合開始のゴングが鳴り響きます!
駆除をしないからか、シラミを経験しない親はいない、っていうほど発生します。
これが本当に本当に大変で、1度もらってくると、しばらくはこの駆除に時間をかけることになります。
毎日ベッドのシーツを他の洗濯物とは別に洗い、子どもの頭が触れている箇所も全部洗濯または専用のスプレーで拭き取る。髪は特殊なシャンプーを使って洗い、卵駆除用のクシでブラッシング・・・予防の薬(私は精油で作ってます)を頭に塗って登校させ・・・・これを1~2週間続けます(涙)
我が家は子どもが小学生になり、このシラミとの戦いもほぼなくなったのですが、新たな戦いが一昨日、勃発しなした!
それは・・・・ネズミ૮(꒦ྃ⌑꒦ྃ)ა
私が住むのはフランスの田舎、ほぼ中世のまま風景が変わってない、そんなロマンチックな観光地です。
ここに初めて来た両親は、「映画の中みたい~」と言って感動していたのですが、ここに実際に住むのは大変です。
国を挙げて「古い町並み」を残そうとしているので、当然のことながら、建物も築100年とか200年とかいうものが並んでいます。
私たちも例外に漏れず、中だけ改築し、築100年はあろうかという建物に住んでいるのですが、壁は斜めだし、色んなところに隙間があるのです。
そして、恐らくその隙間から一昨日、ネズミが入ってきました!
我が家の1階にはレストランがあり、ご近所にはパン屋さんがあるので、そこにはいるだろうと思っていたのですが、一昨日、我が家を見付け(?)2日連続でネズミが入ってきたので(今の家には10年ほど住んでいるのですが、こんなこと初めて!)、この週末に家具という家具を移動し、大掃除+駆除の道具を設置しました!
実はフランスではこのネズミとの戦いも深刻なのです(パリには600万匹いて、敗北宣言、なんていうニュースも最近出ていましたね・・・)
駆除の方法は、1つはクラシックな「チーズを取ったらパチン!と挟まるヤツ」で、もう1つは人間には聞こえない音を出す小さな機械。
冬、寒くなる前に「居心地のいい場所を探す」といわれているネズミ。
どうか、どうか、我が家に住み付きませんように(涙)