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【高知県】 炎天下の夏祭りに 大のおとなが本気になるワケ

肌の表面を刺すような強い太陽の日差しと、磯の香りがほのかに混じる湿っぽい風。
そう、ここは2年ぶりに再上陸した高知県。

今回は、高知空港から車で15分ほどのところにある香南市で行われる「香取まつり」のボランティアスタッフとして、夏祭りの準備をしに訪れた。

友達に誘われたから、と言う理由もあるのだけど、
①なんでこんなにアクセスの悪いところに50人近くのボランティアを集められるの?
②そこに集まる変な人たち(いい意味!)と話してみたい!
③14年間も取りまとめてる”ヒロさん”がどんな人なのか知りたい!
そんな衝動に駆られて、3日間参加することを決めたのだ!

01. 香取まつりのボランティアって何するの?

香取まつりは、8月のお盆明けの日曜日に行われる地域のお祭り。
小学校のグランド半分くらいの広さしかない場所だけど、当日は1000人を超える老若男女が集まるのだそう。

前日の午前中:提灯準備の様子

ボランティアの主なお仕事は、お祭り会場の設営とお化け屋敷やステージの出し物の準備。

結構びっくりしたのが、高さ6メートルくらいのステージに屋根をつけたり、会場全体にライトを設置するなど、建設現場のような本格的な作業があったり、前夜に行われていた市が主催するお祭りの解体作業にも手伝いに行き、40本のテントと200脚の椅子などをトラックで運ぶ作業をしたこと!!
まさかこんなに本格的だとは思わないよね…笑

それも朝の8時から作業スタートというかなりタイトなスケジュール!!!
みんなで汗だっくだくになりながら頑張りました✌️

02. おもろい参加者たちと  学生気分に戻る夜

そんなお祭りに集まるのは全国各地から来た、旅人気質な大人たち。
・尾道から来ました!
・三重から友達と半日かけてドライブしたよ!
・北海道から成田で飛行機乗り継いで…
・友達の紹介で韓国から来ちゃった:)
などなど。

祭りを知ったきっかけは、口コミが1番多そうだったけど、普段の仕事内容や年齢は、もちろんバラバラ。
共通点は、「みんなで人生楽しくしようぜ!」の旅人マインドを持っていることくらいかな笑

初対面の皆さんと!

だからね、
作業しながらお兄さんにキャリア相談を乗ってもらったり、一緒に次の旅先を悩んだり、お互いの趣味の話で盛り上がったり…その時にしか聞けない生の話がたくさん!!

宿泊場所は、会場前の旅館の大広間で中学生ぶりの雑魚寝!笑
お風呂の時間に譲りあいでシャワーを浴びて、夜ご飯はみんなで手を合わせていただきます!をする。そんな懐かしの光景がある。

そんでもって、夜が深くなるとクラスに1人はいるようなヤンチャボーイズが、しっかりみんなの期待に応えて盛り上げてくれて、高知の日本酒「土佐鶴」をガッツリ飲んでいた…!笑
(work hard, play hard:遊びも仕事も全力、大好きです♡)

お布団11枚並べること、今後あるかな〜?笑

03. なんで香取祭りに50人近い人が集まるのか?

ここは「ご飯付きお酒飲放題・宿泊場所あり」で参加費3000円という破格の値段で受け入れてくれているわけだけど、実際に参加してみると、滞在費の安さだけではない、不思議な魅力にみんな引き寄せられていると感じた。

参加していたボランティアの人が口を揃えて言うのは、
「ヒロくんにお世話になったき、毎年手伝っちょるよ。それに、来たら楽しいがね〜〜!」

ヒロくんと言うのは、このお祭りの主催者の方。
会場の前、旅館の隣に住んでおり、自身も旅人だったこともあって、日頃から困っている人を家に泊めてあげたり、移住のサポーターをしたりと、Giveしまくっている素敵な人。

私も3日間だけど、ヒロくんの元で働いてみて、
絶対に子どもの笑顔を作る!っていう意志  と  仲間への信頼・思いやり  の強さが印象的で、しかもそれを思っているだけでなくてちゃんと表現できる人だと思った。
だから、みんなで一緒に夏祭りを作りたくなる。

実際、「OOした方がよかったんちゃう…?」とネガティブな意見が出ても、必ず「でもヒロくんなりに何か考えがあってのことやきー、」と周りからフォローの言葉が入って、炎天下のキツイ環境下でもみんなが協力していた。

ほんとにみんな暑そう…頑張ったねええええ!

それってほんとにすごいことだと、私は思った。
だって、人の心に届くコミュニケーションができるんだもんね…!

ヒロくんの温度感は、直接会わないとわからないと思うから、まだの人はぜひ来年参加してほしい。笑

04. お別れの時 「また会おうね!」

そんなこんなであっという間の3日間。
本当は、お祭り当日も居たかったけど、翌日の仕事の関係で祭り開始の直前で帰ることに…。

お世話になったみんなへ挨拶まわりをしていたら、
「まだ飛行機キャンセルしてないんか?会社に電話しちゃるき、携帯貸してや笑」
って何度も言ってくれるお兄ちゃんたちがたくさんいて、ノリだと分かっていてもやっぱり嬉しかった。

それに、ステージの練習をしていた同世代のメンバーたちは、ハグしたり握手してくれたし、リーダーのヒロくんは「絆」って書いたスーパーボールを渡してくれた。

それから、趣味が電気屋、本業ギターと言っていた音響担当のお兄ちゃんは
「舞台あがれ〜」って言われて箱型の叩く楽器を渡されて、お友達のギタリストさんに曲をリクエスト。
そしたら「なんでも好きなように叩け〜」って言われて、生歌に合わせてセッションすることに。笑

お兄様方と、即興セッション!

人のことを「想う」とか「想われる」ってこういうことだ〜〜と、たくさん感じてジーンってしながら、東京へ向かうのでした。

ほんとに短い時間だったけど、ありがとう。私はまたみんなに会いたいな。
「またすぐ会おうねっ!!!」

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