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両神山に登ろう

幽谷に消えた足跡。

2023年7月11日(火)

埼玉県…小鹿野町/秩父市

古来から山岳信仰の根ざした霊山である両神山りょうかみさんの山中には両神りょうかみ神社、両神御嶽りょうかみおんたけ神社、龍頭りょうかみ神社の3社の奥社が鎮座しています。
両神山の山名については伊邪那岐命イザナギノミコト伊邪那美命イザナミノミコトの2神を祀ることから"両神りょうかみ"とする説と竜神りゅうじんを祀る山である"竜神りゅうかみ山"を由来とする説の他、日本武尊やまとたけるのみことが東征の際、この山を8日間見ていたとする"八日見ようかみ山"から転じたとも言われています。

🌤️晴れ 🌀平穏 🕤9h44m
🐾29,059歩 12.4km ⇅1395m
♨️両神温泉 国民宿舎 両神荘 700円

7:05 尾ノ内自然ふれあい館⇒油滝⇒東岳
⇒剣ヶ峰⇒前東岳⇒天武将尾根⇒禿岩⇒
天理岳⇒尾ノ内自然ふれあい館 16:49

⚠️今回歩いた尾ノ内渓谷の油滝から西岳方面に関しては小鹿野町の方から「立ち入りはご遠慮下さい」と注意喚起が出ている難ルートとなります。
一部区間は目印が消失し、踏み跡の薄い狭小の道を辿りますので、滑落及び道迷いに注意しましょう!

7:05
尾ノ内自然ふれあい館
出発〜!

広い駐車場には他に車はありませんでした。
氷柱の出来る季節は賑わう様ですよ。
吊り橋を渡って渓谷の遊歩道を進みましょう。
吊り橋から一番滝、二番滝が壮観です。
油滝まで渓谷の細道が続いています。
癒されますなぁ。
右岸、左岸と何度か道を変えながら進みましょう。

7:46
山の神

何処かに祠があった様ですが、分からんかった。
所々に石垣がありましたね、古道の名残でしょうか?
Gorgeous!
⚠️鎖場はスリップ要注意ですよ。
写真の右下にはギギの滝が見えます。

9:01
油滝あぶらたき
⚠️ここから先は地形図からルートを探るのはとても困難となります。
GPSで位置が分かったとて進路は難解ですよ。
まったくオススメする事は出来ませんので、よくよく下調べの上、充分な装備にて前進して下さい。

ここまで来るにも長い道のりでしたね。
滝を見ながらひと休みしましょう。
⚠️ここから先は慎重な行動が求められます。
目印を見失わない様に注意しましょう!
って言ってもね…
目印が見当たらず、踏み跡もわかりませんね。
参っちゃうな、どうすりゃいいのよ。
プレートが落ちてたけど、周囲に踏み跡は無いね。
写真の右の尾根に上がるしかないよなぁ。
目印発見!これで良いみたいね。
心細い踏み跡を追いかけます。
あれっ!間違えてるよね?前方には目印が無い!
左方にも目印は無いけど、薄い道形が?
とりあえず、あの先まで登ってみようかな。
よしっ、これでOK!
足を止めながらのルートを探しに時間がかかります。
ふむ〜、よく見ると前方の中断に鎖が見えますね。
岩が濡れ苔が付いているので、慌てずゆっくりと!
奥へ進むとさらに鎖場が!
⚠️くれぐれも転落はNGですよ。
険しいルートに息も絶え絶えです。
腰を下ろして小休止!
気がつけば、かなり高度が上がったね。
展望の岩場から登ってきた山峡を眺めます。
長い鎖場を登れば、稜線までもう少しじゃ。
Go Go!
至るけどね、至るには難解なルートが待っていますよ。

10:52
龍頭神社奥社
稜線の脇に石の祠が祀られています。
なんとか攻略出来たね、これでひと安心です。
いやいや、まだ気を抜いてはいけませんね。

だそうです。ハイ、賛成します。
歩く場合は覚悟をもって、慎重に行動しましょうね。
登り上げた稜線から西峰を望みます。
時間があったら往復する予定でしたが、
疲れちゃったのでやめました。
おしっ!気合いを入れ直して出発しましょう。
東岳までひと登りだぜ〜!
ホイ、ホイ、ホイ。
ふぅふぅ、なかなかキツいぜ。
山頂手前から上武国境の山々を眺めます。
最近はあの辺歩いてないなぁ、なんて思ったりしてね。

11:18
両神山 ひがし岳 1660m

南方に見えるピークは前東岳です。
テーブルがあって休憩するには良いですね。
前東岳の山頂は木に囲まれています。
山頂から東側に天武将尾根が伸びています。
こちらも破線路でなかなかの難ルートですよ。
剣ヶ峰までもうひと頑張りです。
もうちょいじゃ。

11:51
両神山りょうかみさん 剣ヶ峰けんがみね △1723.3m
ヤッホッホー!久しぶりの両神山だね。

あら〜、誰もいないね。
日本百名山も平日は静かなものです。
△二等三角点
良き眺めです。
アキアカネ
今日は時間が読めなかったので、
お昼は手軽におにぎりを3個。
コーヒータイムのお供はどら焼きです。

12:40
結局誰も来んかった。
さて、出発〜!

前東岳まで戻り、天武将尾根から天理岳へと下山します。

12:55
前東岳まえひがしだけ

入口にはロープが張られ注意喚起が出ていますよ。
尾根通しで、道迷いの心配は少ないですが、
かなり急なので、気をつけましょう。
出だしから急降下、ゆっくり下りましょうね。
ワァオ、危ないぜ!
天武将尾根には目印が付いていますが、
下山する場合はどうぞ慎重に!
クラッシックルートの尾根道は現在は未整備です。
何でかね?なかなか良いルートだと思いますけどね。
ヤセ尾根の苔の鞍部からひと登りでP1306です。
禿岩下の厳しい岩場の直登ルートです。
基本は尾根通しなので、巻き道は無いですよ。

14:21
禿岩はげいわ 1145m

ゔあぁ、疲れた。
天理岳まであと少しだけど、少しだけ休みー!
ホゥホゥホッと。
天理岳への急登はキツかったな。

14:51
天理岳てんりだけ 1173m
木が多くて展望はいまひとつかな。

ザックを下ろして大休止。
樹間から両神山の懸崖を眺めます。
下ってきた天武将尾根もよく見えました。
南方には三笠山、辺見岳の稜線が良い感じです。
このバリエーションルートもいつか歩かねばな。
さて、天理岳から下山ルートでいきなりの間違い❌
踏み跡の濃い北尾根を50m程進んで気がつきました。
北方の小ピークにある石祠が正解⭕️ルートです。
山頂から目印を追いかけて北斜面を急降下!
尾根まで降りれば、歩きやすくなりますよ。
しっかりした踏み跡が続いていましたね。
地形図に道線は無いですが、目印は多いです。
快適、快適♬

15:55
P819m

木に囲まれていて、展望はないですね。
ホイホイと下って行きます。
何の問題も無いね!
かなり高度が下がったね、
傾斜も緩み、楽になりました。
尾根の下部で植林帯に入りました。

16:34
送電鉄塔
(安曇幹線2号線245号)

奥の山は毘沙門山(白石山)かな?
ここまで下山すれば、ゴールは近いですよ。
送電鉄塔からは巡視路を辿ります。
森林管理道八日見線に出れば、駐車場はすぐそこです。

16:49
尾ノ内自然ふれあい館
下山完了!
無事に帰って来れた事に感謝ですね。

油滝までは尾ノ内沢の渓谷美を堪能する事が出来る素晴らしいルートでしたが、そこから上は道迷い必至の難ルートとなります。
前段からの繰り返しになりますが、くれぐれも遭難には気をつけましょう。
天武将尾根と天理岳からの下山ルートに関しては何ら問題は無いと思いますが、健脚ルートである事をお忘れなく!
以上は私見ですので、悪しからず。
#395《おしまい》

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