高檜山、板沢山に登ろう
霊泉湧き出る雪嶺を巡る。
2021年2月13日(土)
群馬県…みなかみ町/沼田市
春の陽気となり登山日和の今日は群馬県みなかみ町の奈女沢温泉を起点に高檜山(たかびやま)△1315.1mから板沢山(いたざわやま)△1146.6mへと周回ルートを歩いてきました。
苦しい急登に何度も足を止めて汗を拭います。
山頂に立てば爽やかな風が吹き抜け、美しい雪稜にトレースを刻む心地良い音が静かな山中に響き渡ります。
☀️快晴 🌀平穏 🕢7h45m
🐾18,014歩 7.6km ⇅950m
♨️奈女沢温泉 釈迦の霊泉 1,000円
8:25 奈女沢温泉⇒高檜山⇒P1228⇒
板沢山⇒P901⇒奈女沢温泉 16:10
県道から奈女沢温泉までの細い車道は途中から奈女沢温泉の私道となります、凍結した道路に気をつけて車を走らせます、温泉の手前の除雪された広い路肩に車を停めました。
※山行後に温泉の方に聞いた所、駐車地に関しては
問題有りませんでした。
3台程停められます。
8:25
取り付きは駐車地のすぐ反対側、「山の神」の案内板から雪溜まりを跨いで入山します。
目印は無し、いきなりの急斜面です。
10:10
標高約1000m地点。
ここまでツボ足でしたがワカンを履きます、
積雪は30cmから50cm位。
一旦急登が緩み雪庇帯となります、木越しに高檜山が見えてきました。
この辺りから熊棚🧸がたくさん見られます。
振り返ると木の小窓に戸神山。
山頂下で再び急登です、キツイキツイ!!
11:28
高檜山山頂
木に囲まれていて展望はいまひとつです。
谷川連峰も武尊山も木越しとなります、南面がわずかに開け赤城山が見えました。
三角点は雪の下に埋もれています。
11:45
周回ルートに入り雪庇に気をつけて進みます。
山頂から少し降ると展望地がありました。
南方に素晴らしい展望が広がります。
板沢山に向かう山筋の上に赤城山。
三峰山の奥には子持山から小野子山と榛名山塊がいい眺めです。
雪庇帯を抜け雑木の尾根に入ります。
美しい雪稜にトレースを刻みながら
一歩ずつ、一歩ずつ。
うわぁ!
踏み抜き注意!!
12:23
尼ヶ禿山への分岐となる目立たぬピーク。
尼ヶ禿山までのルートは地形図からみると難しそうで日帰りのピストンでは厳しいでしょう。
縦走するしかないな、いつかチャレンジしてみようかな!?
セッケイカワゲラ Eocapnia 登場。
13:01
P1280からは上州武尊山が素晴らしい眺め。
美しい林相の森の中をザックザクと。
13:33
P1228は木に囲まれています、この辺りでもたくさんの熊棚🧸が見られました。
P1228を過ぎると板沢山までは緩い下りとなり雪庇帯の上を歩いていきます。
積雪は少なくなり、一部地面が出てきます。
ワカンでは歩きづらい箇所がありましたが、あと少しだからとそのままいきます。
14:14
板沢山山頂
三等三角点が出ていました。
歩いてきた稜線を木越しに眺めます、
よく歩いてきたもんだね。
三角点の奥に高檜山を望みます。
少し遅いランチタイム。
陽射しが暖かい程です、コンビニのおにぎりと豚汁、ドーナツをかじってコーヒータイム。
ふぅ〜気分は最高。
15:00
さて下山です。
降り初めがいきなりの急斜面、クランポンを着けます。ここが今日一番の難所でしょう。
広い急斜面から奈女沢温泉に続く細い尾根に乗る為に慎重なルート取りが必要です、間違えては大変、気をつけて降ります。
細い尾根が見えてきました。
15:32
P901
ここにきて赤ペンキの目印!?その後も数個ありますがまた無くなります。
赤松のヤセ尾根を通過、谷間を覗くと奈女沢温泉の建物が見えてきました。
奈女沢に降りてきました。
沢の反対側にはすぐ車道が見えます、水量の少ない所をホッホッと飛び越えて沢を渡ります。
16:10
車道を少し歩いて駐車地に戻ってきました。
予定していた時間を40分程オーバー、高檜山までの登りにかなりの時間を要しました。
携帯いじりすぎ(笑)のせいですが。
稜線上は美しい雑木の雪稜で素晴らしいです。
注意が必要なのは雪庇帯の通過と踏み抜き、
板沢山からの下山する時のルート取りです。
熊棚🧸が20数個ありました、道無しの山で人が入る事がほとんど無い山域ですので野生動物の生活が活発になるこれからの季節には気をつけなければなりません。
#315《おしまい》