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榛名山に登ろう 〜 五万石、臥牛山

アオシシは寒寒に啼く。

2022年2月23日(水)

群馬県…渋川市

今年はちょっと雪降り過ぎですね⛄️
全国の山間部では記録的な降雪量となっています。

里では少しずつ春の足音が近づいて来ましたが、
山間部ではまだまだ冬真っ只中!!
地元の榛名山には雪がたっぷりです。

今回の山行は榛名山の北面に屹立きつりつする五つの寂峰を巡るスノーハイキングに行って来ました。

四季を通して賑やかな榛名山のハイキングコース
とは違い、今回のルートは道無しの薮ルートです。
目印のテープが少しあるのみで、踏み跡はすっかり雪に消えていました。

日当たりの悪い榛名山の北面は積雪が多く、
深いところでは膝下まで有りました。

地味感が満載のマイナールートですが、展望地から爽快な景色が広がり、なかなか面白かったですよ。

このルートを知る人は少なく、
歩く人もほとんどいないでしょう。

さぁ!
白雪を踏んで、大冒険といきましょう!!

🌤晴れ 🌀疾風 🕔4h56m
🐾13,737歩 5.7km ⇅590m
♨️伊香保温泉 黄金の湯館 743円

9:25 高根展望台⇒高根⇒蛇ヶ岳林道⇒五万石⇒
獅子岩岳⇒伯耆山⇒臥牛山⇒高根⇒高根展望台14:21

スタート地点はカーブ17の蛇ヶ岳林道の入口からと予定していましたが、ゲート前に車を停めてしまうと林道を塞いでしまう為に少し先にある高根展望台に車を停める事にしました。

スタート地点を変更したので、今回の計画ルートも少し変更です。

高根展望台には△三角点が設置されていますが、
雪に埋まっていました。

9:25
高根展望台 △1029.1m

子持山と小野子三山がいい眺めです。
谷川連峰は雪雲に消えていました。
赤城山も寒そうですね。

入山口は高根展望台のすぐ反対側です。
カーブ22の看板から上がれる所を見定めて急斜面に取り付きました。

四肢をフル回転してよじ登り、高根のピークを目指します。

急斜面を登ると傾斜が緩みます。
yay yay ♫
積雪は30cm位有りましたね。

9:58
高根たかね 1047m

北風が吹き抜けていきます。

さぶー🥶

のっぺりとしたピークは木に囲まれています。
樹間に二ッ岳と相馬山が見えました。
下に県道が見えてきました。

「高根」に登るには伊香保森林公園前のバス停から200m程上部の県道沿いの緩斜面に取り付くのが容易ですが、繁茂期は薮がうるさく、車の往来には注意が必要です。

稜線から蛇ヶ岳林道に向かいます。
薮は雪に埋まっています。
雪深い日陰の尾根を辿りました。

山行の終わりに予定していた「高根」に最初に登ってしまったので、計画を少し変更です。

稜線から細尾根を辿って蛇ヶ岳林道に降りました。

10:17
蛇ヶ岳林道

林道は降雪後に車が入った様ですね。
林業関係の人かな?
車の轍はすぐ終わり、先に足跡が続いていました。

今日は祝日ですが、もしかしたら関係車両等が入るかもしれませんし、車を停めてゲートを塞いでしまっては迷惑が掛かりますからね。
ゲートの前には車を停めないようにしましょう。

雪が無ければ、ゲートの前に一台分の駐車スペースが有ります。

ザクザクとトレースを追いかけます。

カーブミラーが二つある所が五万石の取り付き点となります。

トレースはそのまま林道を先に進んで行きました。

10:30
五万石ごまんごく入山口

写真の右側の植林帯に入ります。
トレースは無し、樹間の空間を進んでいきます。
目印のテープがいくつか有りました。
登れる所を見定めて登りましょう。
尾根に上がれば山頂はすぐそこです。

10:44
五万石ごまんごく △1060.4m

三角点は雪に埋まっていました。

木に囲まれて展望はいまひとつですね。

"五万石"の名の由来が気になります。
西方に梓山など。
北方は小野子三山から子持山。

写真だけ撮って来た道を戻りました。

10:56
五万石ごまんごく入山口

再び蛇ヶ岳林道を歩いて行きます。

11:06
獅子岩岳ししいわだけ入山口

入山口の説明が難しいですが、写真の通りです。

雪が無ければ、左手の斜面に続く道形が有ります。

トレースが続いています、目的は同じ様ですね。
イノシシかな?
雪を掘り起こした形跡が有りました。

伯耆山ほうきやま獅子岩岳ししいわだけの鞍部から西に向かい、
痩せた尾根を登って行きます。

11:21
獅子岩岳ししいわだけ 1044m

山頂からは素晴らしい景色が広がっていました。

林道から僅かでこの展望です!

オススメの展望峰ですが、山頂は狭く、周囲は切れ落ちているので気をつけましょう。

風冷たー🌀

北方には五万石、Good!
東方には伯耆山から臥牛山。
南方には谷を挟んで榛名富士から烏帽子岳。
西方には梓山など。

11:35
小休止してから来た道を戻りましょう。

鞍部から東に続く尾根を辿り、伯耆山に登ります。

こちらはノートレースでした。
Gorgeous!
登って来た尾根を振り返ります。
結構な急登でしたよ。

12:03
伯耆山ほうきやま 1054m

山頂は木に囲まれています。

山頂の北側が少し開けています。
臥牛山は見えているピークのもう一つ先。
山頂から北に伸びる尾根には目印があり、
五万石の入山口のカーブまで続いています。

伯耆山の山頂直下に陽だまりがありました。

北風を避けて、ここで一休みしましょう。

チョコバーをかじって休憩中。

12:20
さぁて、出発ー!

臥牛山ねうしやままでもうひと頑張りです。

伯耆山から南斜面を降りて行きます。
鞍部からは目印を追いかけて。
積雪は20cm位かな。
気持ちいいねぇ♫

途中のピークに"ほうき岳"の
山名板がありました。

何だろこれ?

このピークの標高は約1,200mあって、標高1,154mは"伯耆山ほうきやま"の標高だし、山名も"ほうき岳"とはどういう事?でしょうね。

そのままスルーして行きました。

pretty good!
積雪は深い所で膝下まで有りました。
Beautiful!
あと少しです。

山頂下の急斜面から北見台の岩場に登り上げます。

13:04
臥牛山ねうしやま 1232m

今回のルートの中で最高の展望峰!!

誰もいない山頂で大展望を独り占めです。

素ん晴らしい!
もう言葉など必要無いですね。

今日は一日、北風に吹かれながらでしたが、
不思議な事に臥牛山の山頂は風が当たりません。

太陽の暖かさが心地良く、
いつまでも居たい位でした。

そろそろ下山しようかと思ったところで、
単独の男性が登って来ました。
少し話して、貸し切りの山頂を交代します。

13:30
ではではどうぞごゆっくり。

北見台から急斜面を降って、来た道を戻ります。

北見台の岩場に😀
登って来たトレースと別れ、
写真右手の尾根に進みます。
この尾根には目印が付いていました。
雪が無い時は少し薮っぽいかもしれません。
県道の脇を通って行きます。
カーブ25のすぐ下を抜けて尾根通しに進みます。
この辺は笹薮が激しそうですね、
雪が解けると進めないかも!?
高根の山頂下で自分のトレースと合流しました。

県道に降りてしまえば、駐車地の高根展望台に戻るのは楽ですが、車通りが多いので⚠️危険です。
高根に続くルート自分のトレースを戻りました。

14:07
高根たかね 1047m

かなりの急斜面です、気をつけて降ります。

カーブ22の看板に降りたら、ちょうど車が来て、
変な顔で見られちゃいましたよ。
そりゃそうだ、ここを登る人は稀有ですからね😅

ともあれ、駐車地に無事に戻ってきました。

ふぃ〜。

14:21
高根展望台

このルートは展望も良く、静かな山歩きが出来る
ので、なかなかオススメです。

登山適期としては晩秋から早春でしょうね。
積雪期の方が薮が無く、楽に歩く事が出来ます。

ただこのルートは未整備で歩く人は少ないです。
山中に薮は少なく危険箇所は有りませんが、一般向けではないので、道迷いには気をつけて下さい。

起点に関しても少し注意が必要です。
高根展望台から直接「高根」に登る場合は、かなりの急斜面になるので気をつけましょう。
また自動車の往来には充分に注意して下さい。

伊香保森林公園からヤセオネ峠経由も良いと思いますが、あまりスマートなルートとはなりません。

オススメの起点はカーブ17の蛇ヶ岳林道のゲート前からですが、車でゲートを塞いではいけません。
雪が無ければ、一台分の駐車スペースが有ります。

今回のルート中で一番の展望峰の臥牛山はヤセオネ峠から近く、林道経由で楽に登る事が出来ますよ。

一昨年に五万石と伯耆山を歩いた時、また歩きたいなぁと思っていたので、再訪出来て良かったです。

榛名山は家から近く、ちょいと歩く事が出来るので四季折々に登りに来ますが、その中でもこのルートはとっておきです🤫

またそのうちに歩きに来ましょう👍🏼

#351《おしまい》

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