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志賀高原の山に登ろう 〜 笠ヶ岳

爽籟そうらい、天原を渡る。

2021年10月11日(月)

長野県高井郡山ノ内町/高山村

新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置は9月30日をもって、全都道府県にて解除されました。
個人的には緊急事態宣言下に積極的に越境する事に抵抗がありまして、少し遠慮しながら山登りに出掛けていました。
(登らないという選択肢は無いのです🙇🏻)

最近では感染者数が大幅に減り、ワクチンの接種も2回受けましたので、感染発症のリスクが下がった訳ですからそろそろ良いでしょう。
まだまだ大波小波と続くでしょうが、早くコロナ禍の喧騒が終わる事を願っています。

真夏の避暑登山で予定していた志賀高原の山々には秋が訪れ紅葉が始まっています。
日本三百名山に選定されている笠ヶ岳かさがだけは山頂直下を県道66号線が通り、峠の茶屋から30分程で登る事が出来ますが、これではちょいと物足りないので木戸池を起点にして志賀高原の錦秋を楽しみたいと思います。

早朝、志賀草津高原ルートを上がって来ると渋峠にはたくさんの人出があります!

「なんだ、なんだっ!!」

皆さん御来光が目的だった様です。

朝陽はすでに昇った後でしたが、青空の下に雲海が広がりとても印象的でした。

今日は良い日になりそうです。

☀️晴れ 🌀平穏 🕗7h51m
🐾28,714歩 17.3km ⇅870
♨️木戸池温泉ホテル 700円

7:00 木戸池⇒坊寺山✖︎⇒田ノ原湿原⇒木戸池⇒
ひょうたん池⇒渋池⇒前山⇒熊の湯スキー場⇒
峠の茶屋⇒笠ヶ岳⇒熊の湯スキー場⇒
志賀高原自然歩道⇒木戸池 14:51

渋峠から国道292号線を下って来ると木戸池の入口に広場があって、そこに車を停めました。

冷え込みは無いと言うよりも、上着が要らないほど気温が高く朝から良い天気で気分は最高です!!

7:00
木戸池入口広場

準備して出発しましょう。

まずは坊寺山を目指して広場の奥に見える山道に入りました。

よく見ると坊寺山と読める道標が有りました。

一旦車道に出ると"石の湯ロッジ"となります。

この辺りはゲンジボタルの生息地だそうです。
知らなかったなぁ、覚えておきましょう。

石湯ロッジから車道を下って行くと川から湯気が上がっています。
手を入れると暖かいじゃありませんか!!
道端ですから裸になってはいけませんよー(笑)

車道はここで行き止まりになり広場の上に坊寺山が見えます。

登山口となる橋に立入禁止の案内が!!

「なんでー?」

どうも山中に崩落地があるみたいです。

「ウーン、どうしようか!?」

「よし!」

行ってみるかと橋を渡りましたが…

あれ!
あらら!
ウォー!!

なんじゃこりゃ〜!!

背丈を越える笹の海を泳いで進みます。

足下を見れば細い道形が有りますが、目印を探しながら数百メートル進んだ所でギブアップです。

朝露で全身びしょ濡れですよー、参りました。

坊寺山はついでのおまけだからと自分自身に言い聞かせ敗退となりました。

またいつか気が向いたら登りに来ましょう。

石湯ロッジから田ノ原湿原へ通じる遊歩道も通行止めです。
来た道を戻り木戸池へ向かいました。

7:58
木戸池

湖畔に木戸池温泉ホテルが建ち良い雰囲気です。

朝から観光客の方々がたくさんいましたね。

湖畔の遊歩道を歩いて田ノ原湿原に向かいます。

丘の上からは眼下に湿原が広がり、
坊寺山が良い眺めです。

爽やかな秋風にススキの穂が揺れていました。

8:20
田ノ原湿原

草紅葉を眺めて湿原の北端まで往復してきます。

色づく木々が美しいですね。

ハイカーや観光客の方々は皆さん写真撮影に興じていました。

木道の先に笠ヶ岳が秀麗な姿を見せています。

9:01
木戸池

湖畔の遊歩道を周回して再び駐車地に戻ります。

駐車した広場から国道292号線の反対側に渡り、
志賀高原自然歩道に入ります。

9:31
ひょうたん池

森林の中にひっそりと佇むひょうたん池は山から沢が流れ込んだ池と言うよりも雪解けの水溜まりといった感じです。

気持ち良い森のトレイルを歩いて行きましょう。

9:50
渋池

「キャッキャ! キャッキャ!!」と子供達の声が聞こえて来ました、学校のハイキングでしょう。

皆んな「こんにちはー!!」と元気一杯です。

10:00
前山スキー場のリフト終点広場

青空の下に志賀高原の山々をぐるりと見渡し、
パノラマの大展望が広がります。

夏山リフトは運転中でたまに人が乗っています。
リフト番のおじさん暇そうだったなぁ。
(失礼しました)

ちょっと早いですが、ここでお昼休みにしました。

10:45
お腹を満たしてリスタート。

前山スキー場のゲレンデを下って、国道の反対側の熊の湯スキー場に向かいます。

11:02
熊の湯スキー場

道標に従いゲレンデを登っていきましょう。
道標は笠ヶ岳かさがだけでなく笠岳かさだけとなっています、地元では親しみを込めて"笠岳さん"と呼んでいるそうです。
(この後、峠の茶屋のおかみさんに伺いました。)

天気良すぎて、暑〜い。

11:17
登山道入口

道標から登山道に入ります。

とその前に、振り返ってみると良い眺めでした。

鉢山はちやま志賀山しがやまが綺麗ですね。

登山道はちょっと薮っぽいです。

山腹を巻く様に山道が続いています。

笠岳さんを雑木の額縁に入れるといい感じです。

なんて感心してる場合ではありません!!

「ガサ❗️ガサガサ‼️」

⚠️沢の奥に熊さん🧸が走ってったよー。

「あぁ〜ビックリ仰天でした。」

いるんですよ、いるんです。
気をつけましょうね。

まだドキドキが止まらないよ。

12:04
峠の茶屋

茶屋の上に日本三百名山の笠岳さんが良い眺め。

茶屋の前に駐車場があって、10台程停められると思います。

ここまで車で来て登ってもなぁ!
いやいや別に悪いと言ってる訳では無いですよ。

峠の茶屋からでも充分に山登り感が味わえるし、
眺めも最高だし、オススメでございます。

山頂までは木の階段や岩場でかなりの急登です。

ちょうど30分で登頂となりました。

12:34
笠ヶ岳 △2075.8m

ヤッホッホー!!

最高ーでーす♪

🍁紅葉はまだこれからが本番かな!?
まぁまぁ今日は今日でいいでしょう。

ホントいい日に登れて良かったです。

13:00
そろそろ下りましょう。

13:12
峠の茶屋

ご夫婦で茶屋の店番をされてるそうです。

お話を伺いちょっと一休みしました。

13:25
さあ下山です。

来た道を戻ります。

少しドキドキ!緊張しますね。

鈴を手に持ちなるべく大きな音出して歩きます。

「すいませーん、ちょっと通りまーす。」

14:07
熊の湯スキー場のゲレンデに戻ってきました。

ふぅ〜と一つ深呼吸。

14:16
熊の湯スキー場

熊の湯の温泉地を抜けていきます。

14:26
志賀高原自然歩道入口

木戸池まで続く自然歩道を歩いていきます。

色づく木々がとても美しいですね。

気持ちいいー♬

白樺の黄葉は今が錦といったところでしょうか。

木戸池のキャンプ場はとても良い雰囲気ですよ。

受付は木戸池温泉ホテルとなります。
HPはこちら⬇︎⬇︎⬇︎

キャンプ場から国道を挟んで反対側が起点の広場となります。

14:51
木戸池入口広場

志賀高原の錦秋は最高でしたね。

朝イチに坊寺山でつまずきましたが、
お天気に恵まれて志賀高原の秋を
たっぷりと味わう事が出来ました。

志賀高原の山々の中で一番登り甲斐があるのは、
岩菅山いわすげやまになるかと思います。
ですがどの山からも素晴らしい展望が広がり、
山歩きのルートを計画する楽しみもあって
志賀高原の山々はとてもお気に入りなんです。

積雪期にも出掛けたいのですが、志賀草津ルートの冬季閉鎖で群馬県からでは遠く、ほとんどが日帰り山行の身としてはなかなか足が向かないのです。

引退してからだなぁ、
もう引退してしまおうかな(笑)

楽しみはもう少し先にとっておきましょう。

#335《おしまい》

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