温泉ヶ岳、根名草山に登ろう
拝啓 向寒の砌
2021年11月5日(金)
群馬県片品村/栃木県日光市
金精トンネルの駐車場に積もった雪が
強風に巻き上げられる…
毛糸の手袋を見つめ…中止を決めた。
これは先月21日の話し。
今日も金精峠は曇天の空模様、
雪がチラチラと落ちてくる。
峠は氷点下まで冷え込んだが周辺に雪は少なく、
日光方面は晴れて湯ノ湖が朝陽を反射していた。
今回は準備万端、ヤル気も充分で温泉ヶ岳から根名草山へ再チャレンジです。
よし、行くぞー! Let's try again!!
⛅️曇り時々晴れ 🌀平穏 🕡6h44m
🐾23,428歩 10.7km ⇅985m
♨️白根温泉 大露天風呂 薬師ノ湯 800円
7:50 金精トンネル駐車場⇒金精峠⇒温泉ヶ岳
⇒念仏平避難小屋⇒根名草山⇒念仏平避難小屋
⇒金精峠⇒金精トンネル駐車場 14:34
群馬県片品村から金精トンネルを抜けた日光市側の駐車場は工事現場のプレハブが建ち並び、半分程が閉鎖されていて、10台も停めれば満車です。
金精峠を起点にして、山行計画を立てる方は早朝に到着した方が良いでしょう。
今日は先に5台の車が停まっていました。
7:50
金精トンネル駐車場
チラチラと雪が落ちる中、スタートします。
駐車場の奥から登山道に入るといきなりの鬼急登、金精峠まで標高差約200メートルを登ります。
入山前に準備運動をお忘れなく。
早朝の雪が笹道を白く染めていました。
8:18
金精峠
男体山の山頂部には雲がかかりますが、
日光市側は良く晴れて湯ノ湖が輝いています。
金精神社に山行の安全を祈願していきましょう。
今回のルートはスタート地点から標高が高く、
周辺の植生は針葉樹ばかりです。
今回の山行では紅葉🍁は期待できませんね。
高度が上がり、中禅寺湖が見えてきました。
冷えてる〜。
凍る登山道を登ります。
クランポンの出番はまだ無し。
温泉平まで上がり、シラビソの森の中を歩いて行きます。
9:17
温泉ヶ岳入口
笹に埋もれそうな道を辿り温泉ヶ岳へ。
9:31
温泉ヶ岳 △2332.9m
三等三角点が埋まっています。
数年振り二度目の登頂となりました。
前回は2014年の9月、ガスに包まれ展望も無く
寂峰の雰囲気だったのを思い出します。
ぐんま百名山に選ばれている温泉ヶ岳は群馬県からは見つけづらい山ですが、日光側から見ればドーム型で良く目立ちます。
山頂からは曇天の空の下に良い眺め。
眼下に切込湖・刈込湖、北方に念仏平避難小屋が見えました。
山頂はすべてが凍っていましたよ。
ウゥ〜寒い🥶
9:44
温泉ヶ岳入口
登山道に戻り、根名草山へ向かいます。
この先は歩いた事無いのでワクワクしますね ♪
天気は下り坂かな!?
気がつけば太陽は曇天の空に消えてしまいました。
振り返ると温泉ヶ岳が良い姿です。
日陰の山間は雪が深く、
根雪になってしまうかな!?
10:18
旧念仏平避難小屋跡
水場となる沢が流れています。
この先にも細い沢がありましたが、ここでしっかりと水を補給した方が良いでしょう。
沢水なので浄水器を使用するか、又は煮沸した方がいいですね。
旧念仏平避難小屋跡はそんなに広く無いですね、
昔の避難小屋は小さかったのかな!?
10:33
念仏平避難小屋
2008年に移設新築となった新しい避難小屋は、
まだ木の香がほんのりとして良い感じです。
小屋の中は綺麗で快適です、
いつか泊まってみたいですね。
避難小屋の前の広場はテントサイトかな!?
数張りはいけそうです。
10:45
一休みして出発しましょう。
アップダウンを繰り返してトレイルを辿ります。
P2237の岩場から好展望がありました。
日光白根山は大きく、樹間に菅沼を望みます。
痩せ尾根になると山頂までもう少し。
11:27
根名草山 △2329.7m
三等三角点が埋まっています。
栃木百名山に選ばれている根名草山の山頂は
ほとんど針葉樹に囲まれていました。
南側が少し開けて展望が広がります。
北側へ続く日光澤温泉への道を少し降ると、
樹間に鬼怒沼湿原を遠望できました。
カメラを覗いてズームアップしてみましょう。
気温が低く、立ち止まると汗冷えでのんびりとしていられません。
チョコバーとゼリーをサクッと食べて小休止。
11:45
避難小屋まで降りてランチタイムにしましょう。
12:24
念仏平避難小屋
小屋の中でゆっくりとランチタイム。
快適〜♫
お腹を満たした後は下山するのみ。
13:00
よし!!行きましょうか。
13:09
旧念仏平避難小屋
今日はほとんど曇天の空で冷え込みもありましたが
風が穏やかだったのは救いでした。
時折り顔を出す太陽の日差しが暖かく、
気持ち良かったですね。
13:47
温泉ヶ岳入口
14:14
金精峠
金精峠から急降下。
14:34
金精トンネル駐車場
いゃ〜、🥶冷えてたねぇ〜。
無事に下山してひと安心です。
今回は終日、誰にも会いませんでした。
駐車場を起点にした方々は皆、日光白根山に行ったのかな!?
今回のルートは山中にほとんど広葉樹はなく、
針葉樹ばかりでした。
紅葉も少しは楽しめるかなぁと思っていたので
「あれれっ!」
全然無いじゃんといった感じでしたね。
両山共に地味な寂峰感は否めませんが、針葉樹の森に続く登山道は明るく、展望地も多いのでオススメの山ですね。
温泉ヶ岳の往復ではなく、根名草山まで足を運んでみると良いでしょう。
今回のレポートは彩りが寂しい感じがしたので、
最後に色を足しておきます。
帰りに寄った白根温泉は今が錦の盛りでした。
源泉かけ流しの温泉は最高でしたよ。
#338《おしまい》