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谷川岳に登ろう 一ノ倉岳、茂倉岳

山壑さんがくは錦の盛り。

2022年10月21日(金)

群馬県利根郡みなかみ町/新潟県南魚沼郡湯沢町

エコツーリズム"ってご存知ですか?
簡単に説明すると、"エコツーリズム"とはエコツーリズム推進法で全体構想が認定された団体が各地域の自然環境や歴史文化など地域固有の魅力を観光客に伝えて、その価値や大切さが理解され、保全に繋がることを目指していく仕組みのことなんです。
「ちょっと何言ってるのか、分からないなぁ」
「まあまあ、お聞き下さいな」
環境省は、自然資源を活用して地域活性化に取り組む地域を対象に、地域における持続可能な仕組み構築の中核となる人材の育成支援事業を推進しています。
谷川岳エコツーリズム推進協議会ではインタープリター(自然観察ガイド)養成講座を実施しており、今夏にその事を知って良い機会と思い、令和4年度の養成講座を受講することにしました。
9月、10月と"エコツーリズム"について学び、谷川岳インタープリターとして活動することを目標に講習を受けています。
講習後の修了試験に合格すれば谷川岳インタープリターとして登録することになります。
エコツーリズム"に興味をお持ちの方はどうぞ調べてみてください。

余談が長くなりましたが、そんな訳で最近は谷川岳に通い詰めなんですね。
昨日も谷川岳インフォメーションセンターにて講習があったのですが、一ノ倉沢の紅葉🍁も見頃になってきたと聞きまして、今日も谷川岳に通いますよ。
どんだけ谷川岳に惚れてるんだか(笑)

☀️晴れ 🌀軽風 🕘9h11m
🐾32,969歩 15.6km ↑1540m↓1655m
🚃土樽駅→土合駅 240円
♨️真沢温泉 さなざわ㞢テラス600円

5:50 谷川岳インフォメーションセンター⇒
厳剛新道⇒西黒尾根⇒肩ノ小屋⇒トマの耳
⇒オキの耳⇒奥の院⇒一ノ倉岳⇒茂倉岳⇒
茂倉避難小屋⇒茂倉新道⇒土樽駅⇒ 15:01
15:24 土樽駅発 ~ 🚃 ~ 土合駅着 15:31⇒
谷川岳インフォメーションセンター 15:42

今日は久しぶりに厳剛新道から西黒尾根に上がり、谷川岳を縦走して新潟県の土樽駅まで歩きます。
展望抜群の稜線歩きのある素晴らしいルートなんですが、土樽駅発15:24の電車に間に合う様に下山しないと18:09発の終電まで待つ事になるので、なかなかプレッシャーのかかる山行になりますね。

早朝の駐車場にはすでに30台程の車が停まっていて、ハイカーさんがちらほらといました。

5:50
谷川岳インフォメーションセンター駐車場
今日はいい天気になりそうですよ。
Let's go!

最近は谷川岳インフォメーションセンターに
通い詰めで、すっかり見慣れてしまいました。
車通りが多いので、気をつけて歩きましょう。
朝方は冷え込んで霜が降りていました。
もうそんな季節になったんですね。
西黒尾根の登山口をスルーして先へ進みます。
登山口のマチガ沢までのんびりと歩いていきましょう。
クロモジの黄葉
朝日に照らされた谷川岳を望みます。

6:36
厳剛新道登山口

入山する前にマチガ沢で水を汲んでいきます。
久しぶりの厳剛新道です。
過去の山行日記を調べたら2012年以来でした。
10年振りかぁ、たまには歩かないとね。

7:13
第一見晴

YayYay!
木々の色づきが始まっていましたが、
紅葉の見頃🍁はもう少し先かな!?
⚠️崩落箇所があって少し嫌な感じがします。
補助ロープなど無いので、スリップ要注意です。
鎖場は落ち着いて登りましょう。
二つ耳が良い眺めです♫
ガレ沢の頭の分岐には厳剛新道の注意喚起が出ています。
特に問題無かったですが、気をつけて歩きましょう。

7:55
ガレ沢の頭(ラクダのコル)
周囲は既に森林限界で、高木はありません。
大展望を眺めながら岩場の急登を頑張ります。

YayYay♬
西黒尾根を振り返ってみました。
うっひゃ〜、爽快〜!
ホイホイっ!
ホイっと!
快晴の空の下、爽頼が抜けていきます。
チシマザサが出てくると、
いよいよ西黒尾根も大詰めです。
イワウチワかな、多分?違うか!
まだまだ足取りは軽いぜ!
氷河の跡で一休み。
ザンゲ岩🪨
さぁ、もうちょいじゃ!
道標にタッチしてから肩の小屋に向かいました。

8:52
谷川岳肩の小屋

絶景ですな。
美しい山並みです。
肩の小屋からはひと登りでトマの耳です。

9:08
トマの耳 1963m
ハイカーさんは数人がいるだけでした。
まだ時間も早いのでね、そのうちに天神平から続々とハイカーさんが登ってくるでしょう。

西黒尾根とその向こうに天神平、
スカイラインには赤城山です。
ヤッホッホー♬
山頂からの展望は言う事無しですよー!
展望を楽しんだら、オキの耳に向かいましょう。
山頂には数人のハイカーさんが見えますね。

9:21
オキの耳 1977m

トマの耳がいい眺めだね。
これから向かう先に奥の院の鳥居がよく見えます。

9:36
冨士浅間神社 奥の院

しばらく来ないうちに、祠の周りが綺麗になってました。
いつまでも大切にしていきたいですね。
さぁさ、先へ行きましょか。
馬蹄形の山々から巻機山まで素晴らしい展望です。
谷川連峰の主脈の山々も最高の最高ーですよ。

9:58
ノゾキ
ハイシーズンの週末でも賑やかなのはオキの耳まででしょう。
この辺りまで来るハイカーさんは少ないので、静かな時間を過ごす事が出来ますよ。
今日も数人のハイカーさんに会っただけでした。
オススメですが、帰りの時間には余裕を持って足を運んでみてくださいね。
転落はNGですよ⚠️慎重に行動しましょう。

うっひゃ〜。
⚠️ホントに気をつけようね。
鞍部から一ノ倉岳の急登を頑張ります。
ホイホイホイ。
ナナカマドの実
急登の途中で振り返りました。
うわぁ、神々しいですなぁ。

10:21
一ノ倉岳 △1974.1m
一等三角点の写真撮り忘れちゃったよ。
どこにあったんだっけか。

誰もいないねぇ。
定員は三人かな、二人なら快適ですね。
中芝新道は廃道になって丸四年が経ちました。
過去二度登った事があるので心残りはありませんが、
もう一度チャレンジしたいなぁ。
中芝新道を少し下ってみました。
上から見ると笹の海ですが、
まだ道形はありましたよ。
やれるのか?やれば出来る!!多分、きっと。
大パノラマの風景を見ながらの稜線歩きです。
最高ーに気持ちいいねぇ🎶
周りを見渡せば名山秀峰ばかり、
うぇい、うぇ〜い!

10:43
茂倉岳 1978m
ソロのおじさんが一人休憩中、こちらも腰を下ろして休憩しましょうかね。
いゃいゃ、最高の日になりましたね。
なんて、おしゃべりしながらのんびり休みます。
その後もトレランで蓬峠に向かう人や土樽駅まで縦走するハイカーさんが数人やって来ました。
皆さん最高の好日に笑顔が溢れています😄

今日のランチは簡単にコンビニの🍙🍙🍙です。

それにしても今日はホントにいい天気でした。
ポカポカ陽気で30分だけ昼寝しちゃったよ。
そんなにゆっくりしてると電車に乗り遅れるよー。

11:45
そろそろ行きましょ〜!

山頂から下ると、すぐに避難小屋が見えてきます。

11:51
茂倉岳避難小屋
あれれー、なんか工事してるねぇ。
避難小屋は増改築中でした。
ちょうど工事の人がいたので話を伺うと、もうトイレは仕上がって、工期通りに11月3日には完成するみたいです。
それまでは利用出来ないそうで、外から覗くだけでしたが、中も綺麗になってましたよ。
増改築といっても、もうほとんど建て替えに近いですね。

新しいトイレが小屋に併設されました。
入口は西側に新しく作られて、
サッシの引戸になってました。
中もすっかり綺麗になりましたね。
土樽駅に向かって長い長い茂倉新道を下ります。

12:14
P1683m

P1683から茂倉岳と谷川岳を望みます。
二つ耳は賑やかだろうな。
眼下に見える矢場ノ頭に向かいます。
万太郎谷の灌木類は美しく紅葉していました🍁
Beautiful!
モンキチョウ
Awesome!
茂倉新道の中段は今が錦の盛りです🍁

12:50
矢場ノ頭 1490m

綺麗な色だね。
スマホの壁紙にしよう。
黄色いトンネルを抜けて行きます。
茂倉新道の下の方はまだまだ🍁これからですね。
あっ痛!
⚠️頭上注意

14:24
茂倉新道登山口
ふぅぃ〜、下山完了!
何とか電車の時間には間に合いそうです。
土樽駅までのんびりと車道を歩いて行きます。

高波吾策像

15:01
土樽駅
谷川岳から縦走してきたハイカーは五人かな!
皆さんお疲れ様でした。
電車に間に合って良かったですね。

ここまで9時間もかけて歩いて来たのに、
帰りは電車でたったの一駅です。
15:24の電車が時間通りに来ましたよ。
土合駅まで車窓の眺めを楽しみましょうね。
あっ!ずっとトンネルの中でした。

15:31
土合駅
トンネルを抜けて、土合駅に到着となりました。

土合駅は改装中です。
谷川岳インフォメーションセンター
まで500メートル位あるかなぁ、
トボトボと車道を歩いて帰ります。

15:42
谷川岳インフォメーションセンター駐車場
帰って来たよー。
今日は終日良い天気に恵まれて、美しい紅葉と名山秀峰の大展望を楽しむ事が出来て大満足の山行となりました。

今回のコースは個人的にとてもオススメですが、
やはり電車の時間が気になりますね。
西黒尾根を登る場合は余裕を持って早朝にスタートした方が良いでしょう。
ロープウェイ利用の場合は始発で天神平に上がらないと忙しい山行になると思います。
夏季ならば土樽駅18:09発の電車も考えられますが、良いとは思いませんね。

〈おまけ〉
この山行日記をまとめている間にインタープリター(自然観察ガイド)の養成講座の受講が終わり、修了試験にも合格しました。
来シーズンから月に一度か二度、谷川岳インフォメーションセンターにて館内案内が出来たらいいなぁと思っています。
見かけたらどうぞ気軽に話しかけて下さいな。
将来的には谷川岳の魅力を多くの観光客に伝えられる様になりたいものですが、まだ入り口に立ったばかりのド新人ですので、日々精進を重ねていきたいと思います。

學びて思はざれば則ちくらし。
思ひて學ばざれば則ちあやうし。
               『論語』より

#376《おしまい》

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