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今倉山、湯蔵山、高倉山に登ろう

Golden Slumbers  ~ 錦秋の薮尾根 ~

2024年10月27日(日)
群馬県…みなかみ町

山歩きはいつも一人っきりの吾輩ですが、今回は久しぶりに山友と二人会です。
昨年の4月に西上州の毛無岩登山に同行したKさんと廃道となった薮尾根を辿って、谷川岳の前衛峰の高倉山を目指しました。
吾輩自身は2019年以来二度目で、Kさんはお初です。
「ヤッホッホー」
錦秋の薮尾根から広がる大展望に、二人して感嘆の声が上がりました。

以前にKさんと同行した毛無岩の山行記 ⬇︎⬇︎⬇︎

⚠️今回歩いた高倉山までの登りルートは東電巡視路の一部の他はほとんどが薮尾根を辿ります。
笹薮を踏みながら立木の枝を分けて登りました。
古い目印が少しあったものの、踏み跡はかなり薄いので、道迷いに注意する必要がありますね。
個人的には良いルートだと思いますが、誰でもどうぞとはオススメは出来ません。
薮山歩きに慣れた方なら満足出来るでしょう。

🌤️晴れ時々曇り 🌀平穏 🕙10h16m
🐾25,006歩 10.91km ↑1015m↓960m
♨️谷川温泉 旅の湯やど セルバン

6:10 楓橋⇒今倉山⇒湯蔵山⇒高倉山
⇒天神平⇒ホワイトバレースキー場⇒
冨士浅間神社⇒旅の湯やどセルバン 16:26

"旅の湯やど セルバン"のご主人の厚意で、駐車場に車を置かせて頂いた上に取り付きの楓橋まで送って頂きました。
この場を借りて、改めて感謝いたします🙇🏻

6:10
楓橋かえでばし
取り付きは楓橋の擁壁の階段です。
セルバンのご主人に手を振って出発します。
では、Kさんどうぞ宜しくお願いします!

楓橋の反対側に送電線の巡視路へ入る階段があります。
階段を上がると巡視路が続いています。
送電鉄塔の建つ尾根に上杉謙信の屋敷跡がありますが、
史跡の説明板や遺構などは無く、真意は不明です。
本日の相方のKさんをパシャリ。
樹間に朝焼けのマナイタグラが少しだけ見えました。
紅葉🍁はちょうど良い頃合いですね。
トウゴクミツバツツジ?の狂い咲き。
展望地からマナイタグラが良い眺めでした♬

7:20
巡視路/尾根分岐

巡視路は東の山腹へ向かうので、ここで薮尾根に入ります。
さて、じっくりと登っていきましょう。
尾根に目印はなく、薄い踏み跡が続いています。
尾根にはナラ枯れが広く見られました。
被害が広がらない様に願うばかりです。
食い止める手段は何かあるのでしょうか?

林野庁のHPはこちら⬇︎⬇︎⬇︎

8:10
今倉山いまくらやま △1036.5m
登頂〜!
今倉山の西斜面はホワイトバレースキー場で、
山頂の北端に行けばゲレンデトップが見えます。

山頂は木に囲まれていて、展望は絶無でした。
細木に針金があったので、山名板は紛失したのでしょう。
△三等三角点
谷川岳が木の額縁に入りました。
山頂から立木を分けて北へ進みます。
フンゴ、フンゴ
尾根から少し外れて、ゲレンデトップに出てみました。
ヤッホッホー!
展望は良好です♪
尾根に戻って先へ向かいます。
色づく木々の葉にニンマリですね。
尾根上に朽ちた作業小屋が残っています。
入口が上にあるので積雪期も利用した事が
伺えますが、何の小屋なのでしょうね?
薮尾根はキンキラキンです。
Kさん頑張って〜!
前方に湯蔵山が見えてきましたよ。
薮尾根には古い目印が少し残っています。
至仏山から笠ヶ岳へと良い眺めですな。
Beautiful!
錦秋の薮尾根に癒されますなぁ。
キノコ🍄‍🟫がびっしりでした。
ツキヨタケ?何だろね?
湯蔵山まであとひと頑張りです。

10:49
湯蔵山ゆくらやま 1334m
山頂は木が多く展望はありません。

「生木にビス止めはいかがなものか」
と小言は書いて置きましょう。
ともあれ、記念撮影はにっこりとね。
Kさんは顔出しNGじゃないのですが…
山頂部は笹が濃いので、慎重に行動しましょう。
高倉山へ向かう尾根に進むのは少し難しいですよ。
湯蔵山から笹尾根を下ってくると、巡視路に降り立ちます。
東へ辿れば湯檜曽川の右岸まで通じていると思います。
"ホテル湯の陣"の北側かな?多分ね、多分?
送電線鉄塔の周辺はよく刈り払いされていました。
雲が多くて遠方は少し霞みますが、白毛門が見えました。
鉄塔先の巡視路分岐は直進しますよ。
西に向かえば、保戸野沢の登山道に通じています。
高倉山まで快適な登山道が続いていますよ。
さぁ、ラストスパートです。
頑張っていきまっしょい。
ホイ、ホイ、ホイ

12:11
高倉山たかくらやま △1448.8m
やったねKさん✌🏼
薮尾根を辿っての高倉山登頂となりました。

木が多く山頂の展望はいまひとつなので、
西の展望峰へ行ってランチにしましょう。
△三等三角点
ムムム、またも生木に… 湯蔵山と同一人物だな!
それでも、写真は笑顔でパシャリ!
今度は顔出しOKでしたね。
高倉山の山頂から西の展望峰までは僅かです。
谷川岳ど〜ん、ヤッホー!
朝日岳方面も良い眺めですな。
ふぅ、美味いねぇ😋
コーヒータイムのお供は月餅じゃ。

13:20
下山開始
お腹を満たして展望も楽しんだところで、そろそろ下山しましょうかね。

谷川岳は時折りガスに消えたりしましたが、
風は穏やかで心地良い雰囲気に大満足でした。
ゲレンデの草地を下って行きます。
良い眺めだねぇ♫
計画時は下山ルートとして奥の院古道と
保戸野沢ルートの二通りを考えていました。
時間を考慮して保戸野沢ルートを下山します。

13:37
保戸野沢ルート入口

夏場はヤマビルに悩まされる保戸野沢ルートは
紅葉期の今頃ならば、安心して歩けるね。
ホイ、ホイ
展望岩から良い眺めです。
交代してパシャリ。
錦秋を楽しみながらの下山です。
YayYay!
⚠️途中に大規模な崩落地があって、
登山道が分断されています。
崩落地を無事に越えて、ひと安心です。
登山道の脇に炭窯の跡がありました。
保戸野沢の渡渉を4回程繰り返します。
⚠️雨天時は沢の増水に注意しなければなりません。
ホワイトバレースキー場へ続く林道まで降りて来ました。
ここまで来れば、冨士浅間神社は近いです。

16:16
冨士浅間神社中宮
手水屋に花の浮かぶ美しい神社で、地元の方々により清掃、維持管理がなされています。
社殿の右手には"冨士浅間神社の叢杉むれすぎ"として町の天然記念物に指定された杉があります。
推定樹齢は150年、地上2.5m付近から幾つもの支幹が分かれて、地元では"箒杉ほうきすぎ"と呼ばれています。
冨士浅間神社は谷川岳にまつわる山岳信仰の中心的な存在で、往時にはここから奥の院古道が続いていましたが、いつからか薮に覆われてしまいました。
地元の方々によって"奥の院古道"が再整備されたのはつい最近の事です。

山行の無事に感謝します。
ホッホッとセルバンまでひと歩きです。

16:26
旅の湯やど セルバン
やったぜぃ✌🏼Kさんとグータッチ!
薮ルートの完踏お疲れ様でした。
怪我なく無事に終わりましたね。
薮漕ぎレベルは星一つ🌟程度ですが、道迷いに注意する必要があるでしょう。
前回も錦秋の頃だったので一概に言えませんが、このルートのベストシーズンは秋で決まりだね。

セルバンのご主人に感謝のご挨拶🙇🏻
いろいろとお世話になりました。
駐車場でツーショットをパシャリ!

今回はKさんと久しぶりの山行となりました。
また次回の山行を楽しみにしております✌🏼

#426《おしまい》

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