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大楊山、万寿ヶ峰に登ろう

枯山遊歩、寒風良々。

2022年12月10日(土)
群馬県…沼田市

薮山歩きは冬枯れの頃がちょうど良い。
春夏の繁茂期には薮がうるさく、展望の期待出来ない山も今時期ならば木々の葉が落ちて、思わぬ好展望に出会うことがある。
道無き尾根を登り、僅な手がかりを追いかけて登頂した充足感は名山秀峰を凌ぐ事が多い。
今回歩いた老神温泉の里山となる大楊山おおようやま万寿ヶ峰まんじゅがみねを知る人は少ないでしょうが、薮山の魅力満載の稜線歩きが心地良く、万寿ヶ峰の山頂では素晴らしい展望に出会いました。
これだもの、薮山歩きはやめられないんだよな。
しかしながら、道無しの薮山では道迷いや滑落の危険とは常に向かい合わなければなりません。

☀️快晴 🌀軽風 🕣8h27m
🐾33,520歩 18.4km ⇅1250m
♨️老神温泉 ぎょうざの満洲 東明館 660円

7:05 吹割の滝市営駐車場⇒利根保険センター
⇒取り付き⇒△1086.1m⇒P1143⇒大楊山⇒
P1274⇒万寿ヶ峰⇒P1131⇒林道老神穴原線
⇒老神温泉⇒吹割の滝市営駐車場15:32

今日は終日晴れの天気予報です。
早朝は曇天の空模様でしたが、
そのうちに晴れるでしょう。

7:05
吹割の滝市営駐車場
Let's go!

早朝の駐車場に他の車はありませんでした。
千歳橋を渡って追貝おっかい集落へ向かいます。
利根中学校の前を通って行きます。
大国神社に山行の安全を祈願しましょう。
栗原橋を渡ると大楊おおよう集落になります。
利根保険福祉センターの反対側の細道に入ります。
カーブミラーの奥に進んで行きましょう。

7:28
獣除けゲート

獣除けのゲートを開けて進みます。
入ったらちゃんと閉めようね。
オレンジ色のテープは植林関係かな!?
踏み跡も目印も無し!
尾根筋を登って行きます。
人の踏み跡じゃないね、
鹿の足跡が続いています。
ホイホイホイっと。
稜線に上がると、やっと陽が当たってきたよ。

8:31
△1086.1m

木に囲まれていて展望は寂しいです。
標石を探したけど見つかりませんね。
ここからはアップダウンを繰り返して稜線を進みます。
快適〜!
熊棚発見!

9:21
P1143m

このピークも木に囲まれて展望は寂しいね。
P1143から大きく下ります。

9:33
石詞のある峠

峠からは西方が開けて良い眺めです。
地形図ではこの峠を跨ぐ様に道がありますが…
西側に道形は見られません。
東側には道がある様な感じですが、
踏み跡はありませんね。
峠から尾根を直進します。
フゥフゥ、登りの途中で足を止めて振り返ります。
Wow 良い眺め!
冠雪した上州武尊山が見えました。
木越しに見えるピークが大楊山かな!?
熊棚
もうちょいじゃ。

10:08
大楊山おおようやま △1235.7m

大楊山登頂!
△三等三角点
山頂は木に囲まれて、日光白根山はご覧の通りです。
倒木に腰を下ろしてひと休み。

10:20
よし!出発〜。

稜線まで林道が上がってきましたが、ここが終点ですね。
稜線の下には林道が並行しています。
再び林道と合流しました。
林道を歩いても万寿ヶ峰まで行けそうですが、
尾根通しに進むのがベストでしょう。
あららっ!倒木だらけです。
荒れてますなぁ。
気持ちいいねぇ♬
またまた林道と合流、少し歩いて尾根に上がります。
ホッホッホッ!

11:03
P1274m

木が多くてなかなか展望を楽しめません。
ふぃ〜、アップダウンが続いてキツいね。
疲れたけど、最高だね🎶
さぁさ、もうひと頑張りじゃ。
ここまで薮もなく、美しい稜線が続いています。
送電鉄塔まで来れば山頂までひと登り。

11:37
万寿ヶ峰まんじゅがみね △1312.3m
山頂は木に囲まれていますが、北側の木々が伐採されて展望が広がりますよ。

山名板を探したけど、無さそうだね。
△三等三角点
谷川連峰は白銀に輝いています。
燧ヶ岳はズームアップでどうぞ。
至仏山から燧ヶ岳までいい眺めですよー!
展望を眺めながら、のんびりとランチタイム。
旨し!

12:30
そろそろ下山しましょうか。

地形図の道線を目標にして尾根を下ります。
歩かれている感じは無いですね。
小ピークに登り上げてから太尾根を下ります。
踏み跡は無いけどなぁ。
鉄塔の下には目印があったけど?
地形図の道線はこの辺りなんだけど、
道形も目印も無いね、どうしようか!?
強引に谷間に降りても行けそうだけど、
このまま尾根通しに下ることにしました。
薮もなく歩きやすいね。

13:04
P1103m

木に赤ペンキがついていましたが、
何の目印なのかよくわからんね?
肝心な尾根の分岐に目印は無し!
GPSで進行方向を確認して進みます。
このまま尾根を降りると、
切り通しの上に出そうなので、
途中から谷間に降りました。
尾根から涸れ沢に降りると、車道が見えてきましたよ。
あそこ上がれんのかな?
写真の右側から車道に上がれました。

13:40
林道老神穴原線

ふぅぃ〜、これでひと安心!
さぁて、車道を歩いて帰ろかね。
えっ!駐車場まで7kmもあるよ。
のんびりと行きましょか!
赤沢隧道には歩道が無いので、気をつけましょう。
車が来たらこっちより運転手の方が驚くだろうね😱

14:34
老神温泉
ボケっとして老神温泉の写真撮るの忘れてた。

老神温泉を過ぎると路肩にベンチがありました。
ふぅ、ひと休みひと休み。
地形図にある大楊山の登山口には獣除けのネットに
目印テープがついてますが、奥に道形は見られません。
強引に登って行くしかないね。
駐車場までまだ遠いなぁ。
橋を渡れば山行終了、今日は長かったね。

15:32
吹割の滝市営駐車場
ふぅぃ〜、疲れちった。
アップダウンが多かったのもあったけど、
車道歩きが長いのは結構キツいね。

今回の山行の入山口はレポート通りで良いですが、下山口は間違いだったと思っています。
もう少し南に進み、穴原の集落方面に下山した方がスムーズだったかもしれません。
山中は薮山の魅力満載の雰囲気で薮山歩きの好きな方ならば、きっと大満足の山行になると思います。
ただ、踏み跡も目印もほとんどないので、紙の地図だけでなくスマホを活用することを推奨します。
難所はありませんが、長いルートなので早出が必須条件となるでしょう。
山行適期は紅葉期から冬枯れの頃で決まりだね。
#378《おしまい》

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