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何を金利交渉してきてんねん!って感じですよ(怒)

(1)お金を貸すと、
   貸した金額以上のリターンを
   回収できないリスクが付きまとう

(2)お金を貸さないと、
   利息という売上を上げることができず、
   商売が成り立たない
 
 
「お金を貸す」ことを
生業にしている銀行は、
常にこの矛盾を抱えています。
 
  
適度なリスクを取りながら、
利益を最大化していくこと!
 
 
でも一体「適度なリスク」ってなんなの?
これを突き詰めていくのが、
《リスクマネジメント》ということですね。


何を金利交渉してきてんねん!って感じですよ(怒)


酔った勢いで
本音をポロリしてくる担当Kさん。
 
 
どうやら金利の交渉をしてくる
社長さんが多いらしく、
 
 
しかもそんな社長の企業に限って、
『いやいや、むしろ融資出していることに
 感謝して欲しい経営状態ですよ!』
という感じらしいです。
 
 
《リスクマネジメント》の基本から見ると、
本来はもっと融資先の信用リスクに応じて、
金利に差をつけたいってのが銀行の本音。
 
 
例えば、100回融資をして
1回は返せないことがある人には、
返せない分を見越して1%を上乗せして
返済してもらう。
 
 
5回に1回返せないような場合には、
20%を上乗せして返済してもらう。
 
考え方としては、こういうことです。
 
 
デキる担当Kさん:
「あなたのところ、
 本当は10%ぐらいの金利はもらわないと、
 こっちとしてはリスク高すぎなんですよ!
 それなのに、金利交渉してくるなんて
 何考えてるんですか?
 
 ・・・って本当は言ってやりたいですよ!」
 
 
まぁ、Kさんの仕事の愚痴は
さらりと聞き流すとして、
 
 
気になったのは、
そんな状態の会社にですら
融資をすると決まれば、
 
 
3%台といった
普通より少し高い金利で
貸し出すということ。
 
 
1%台の人もいれば、
20%台の人もいるというような
状態ではなく、
 
 
一定と言ってもいい水準で
金利が調整されているということです。
お国の力が働いていますよね。
日本優しい!! 
 
 
未来のリスクを
金利で調整できないとなれば、
そのリスクは銀行が
丸かぶりしている状態にあります。
 
 
そこで、トータルで借りている額と
返済の実績である《取引実績》が
重要になってくるんです。
 
 
《取引実績》は、
一朝一夕では作れません。
どうしても時間がかかってしまいます。
 
 
だから、借りられる時に借りて
《取引実績》を積み上げる
ということは超重要。
 
 
金利は銀行へのプレゼントであり、
未来への投資だと思っています。


(写真)家族で外食をした後に、
ブックカフェに立ち寄りました。

家族で話をしていて、
長男から提案があった
「家庭内の商売活動」を解禁しました。
ただしまず、顧客は父と母だけで。
兄弟間の金銭のやり取りはまだ禁止に。

まさか、商品を考え、
値段をつけるってところから、
長男が自ら提案してくるとは!
成長が嬉しい!!!

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