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手作りのゲーフラを作って選手を応援しよう!
コロナ禍以降のスタジアムでは試合を重ねるに連れて“ゲーフラ”を掲げているサポーターが増えているような気がします。
選手に直接声援を届けられない現在だからこそ、ゲーフラを使って選手を後押しするということですね。
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先日のアウェイ栃木SC戦でも多くのゲーフラがビジタースタンドを埋めつくしていたのも印象的だと思います。
実況の方もゲーフラの多さに試合前にコメントしていました。
このような光景を見て「僕も、私もゲーフラを作りたい!」そう思っているサポーターは多いのではないでしょうか?
ですが、
「どう作っていいかが分からない!」
「何から始めたらいいか分からない!」
「大きくても大丈夫かな?」
など、みなさんの不安の声を耳にします。
また、「作るなら業者に頼むのではなくて、自分で魂を込めたい!」
そう思う人もいるでしょう。
そのため、このnoteでは、
ゲーフラ作成に一歩踏み出すために解説を交えて、ゲーフラについてのアレコレを綴って行こうと思います!
必要な材料から作成手順まで丁寧に綴ったつもりです(笑)
“ゲーフラ作成のトリセツ”とでも思ってください!
夏休みの宿題が終わっているサポーターの少年少女や、自由工作何やっていいか分からない少年少女はぜひこのnoteを見てお父さんお母さんと一緒に挑戦してみてね!
完全に自分流の作成方法ですが、
20年はマウロのゲーフラを
21年は進撃新潟ゲーフラ、星雄次ゲーフラSWANSゲーフラの3つ
22年はシマブクカズヨシゲーフラ、小見洋太ゲーフラの2つ
ここ3年間で6本のゲーフラを作成しています。
ですので作成方法については信じて見てもらえたらなと!
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マウロ、星雄次、SWANS、シマブクカズヨシ、小見洋太のゲーフラはほぼ同じサイズで作成しました。
多少の誤差はありますが大体100cm×100cmです。
今回の解説で作るゲーフラもほぼ同じサイズで作成しているので、ぜひサイズ感も参考にしていただけたらなと思います。
作成手順 ①
〜材料を集めるべし〜
ゲーフラを作りには何が必要なのか?
ゲーフラ作りに必要なものは主に下記のもの。
・布 (ユザワヤ)
・布用両面テープ (ユザワヤ)
・ゲーフラ棒 (100均)
・セロハンテープやガムテープ (100均)
・写し用のデザインコピー紙 (コンビニ等)
・油性ペン (100均)
・アクリルorアクリルガッシュ絵の具 (ホームセンター)
・パレットや筆 (100均)
・アイロン (お家のもの)
道具の右のカッコ内は主な購入場所です。
材料調達 ①
〜布〜
布はユザワヤというお店で購入しています!
そこで一緒に布用両面テープも購入出来ます!
10cm単位で布を買うことができ、非常に便利です。
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毎回のゲーフラ作成で使用している布は“T/Cブロード無地 スノーホワイト”というもの!
ポリエステル65%、綿35%で非常に薄い素材となっています!
薄い素材と聞いて、心配される方もいると思いますが、雑に扱わない限り破けたりすることはなく、この薄さによって絵の具や油性ペンの乗りがよくなってくるのでキレイなゲーフラに仕上がります!
⚠️元々の幅が110cmですのでお気をつけください。
材料調達 ②
〜セロハンテープ・ガムテープ・油性ペン・パレット・ゲーフラ棒〜
これらのアイテムは100均で購入することができます。
棒は突っ張り棒で問題ないです!
材料調達 ③
〜アクリルorアクリルガッシュ絵の具〜
これらはホームセンターで購入するのをオススメします。
私はビバホームで購入しました。
100均にも売っていますが塗った時の耐久性と色の種類が限定されるのでホームセンターが無難かと思います。
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私が使っている絵の具はサクラのアクリルガッシュ。
画像のようにセット品だけではなく、バラ売り(120円くらい)でも売られているので、使いたい色だけに絞ることもできます。
普通の絵の具ではなく、アクリルorアクリルガッシュ絵の具を使用する理由は雨対策です。
アクリルorアクリルガッシュ絵の具は水に大変強く、1度乾けばなかなか落ちることはありません。
⚠️落ちることはないとは言いますが、私は心配性ですので、雨の日は防水スプレーなどを一応かけています。
ですが、圧倒的に落ちにくい素材ではあるのでオススメです!
アイロンなどは家庭にある普通のモノで大丈夫です!
作成手順 ②
〜デザインを決めるべし〜
〜デザインの決め方〜
作成にあたってどんな道具が必要か分かったらデザインを決めなくてはなりません。
布のサイズや絵の具の色、量などで必要になるものも変わってくるので、材料を買う前にデザインやサイズを決めてから行うのがオススメです!
「デザインの決め方が分からない」
深く考える必要は無いんです!
文字と数字(背番号など)でもしっかり伝わります!
個人的な感想として、変に凝りすぎて色々なものが合わさったようなゲーフラは選手がピッチからスタンドを見た時に見にくいのでは?と思います。
シンプルで充分です!
今回私が作成するデザインはこれ
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漢字1文字で「覇」
とってもシンプルです。
また、これとは違って選手の姿を入れたい時は“全身を入れない”これがポイントです!
先程、自身が今まで作成したゲーフラで紹介した、マウロ、星雄次、シマブクカズヨシ、小見洋太に共通点する点でもあります。
上半身や顔だけにすることによってハッキリと目立つゲーフラにすることが出来ます。
〜デザイン作成のやり方〜
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写真と写真を重ねることも出来る
私は主にこの3つのアプリを使用しています。
1つ目のPicsartと2つ目のLINE Cameraでは種類豊富なフォントで文字を入れることが出来ます。
3つ目のPhoto Layersでは、選手の写真の背景を消したりすることによってゲーフラ用のデザインを作成するのに使用しています。
また、写真と写真を重ねることも出来ます。
文字だけならInstagramのストーリー編集からでも簡単に出来ますよ!
作成手順 ③
〜ポスターコピーをするべし〜
〜ポスターコピーとは〜
ゲーフラのような大きいものをフリーハンドで書くのは不可能です。
そのため、布の下にゲーフラにするデザインをコピーした用紙を敷きます。
ただ、A4やA3用紙だけでは小さくものすごく小さなゲーフラになってしまいます。
そんな時はポスターコピーをして大きい用紙にします!
〜ポスターコピーのやり方・デザインをアプリに登録しよう〜
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まずは、画像上の「かんたんnetprint」を入手しましょう!
セブンイレブンのコピー機でコピーするために必要なアプリです!
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右下の➕ボタンを押すと「写真」や「ファイル」からコピーしたいデザインを登録することができます!
A3やA4のコピー用紙で登録しましょう!
カラーか白黒かは選べますが、結局下に敷くだけでそれを掲げる訳では無いので安い白黒で充分です!
登録が出来たら、画面上に登録したデザインの写真とプリント予約番号が表示されます!
ここまで出来たらセブンイレブンに向かいます!
〜ポスターコピーのやり方・コンビニでの手順〜
セブンイレブンに着いたらコピー機に向かいます。
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まずは画面上の「プリント」をタッチします。
次の画面に進んだら画面左上の「ネットプリント」をタッチします。
そうしたら確認を押して次の画面へ。
ここで先程アプリに登録したプリント予約番号が必要になります。
入力したら無事コピー完了です!
〜ポスターコピーのやり方・完結編〜
先程ネットプリントからコピーした用紙はA4orA3で登録したデザイン用紙となります。
そのためここからはポスターコピーにする作業が必要になります。
コピー機をパカッと開いて写したい面を下にします⚠️ココ重要
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画像下が正解!
間違えないように!
これで開いた機会を下にセットし準備完了。
次はまたパネルを操作します。
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決まったら次へ進む!
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今回は左上の「コピー」をタッチ。
次の画面では左下の「ポスター」をタッチ。
次の画面では、「できあがりサイズ」を決めます!
100cm×100cmくらいのゲーフラを作る時のできあがりサイズは「A3×9枚」で充分です!
丁寧にできあがりサイズの大きさを数値化してくれているのでそれも参考に!
決まったら「これで決定 次に進む」を押して、お金を入れてコピー開始!
白黒なので1枚10円なので合計90円!
⚠️カラーだと高くなるから要注意!
これでポスターコピーは完全です!
家に帰っていよいよ本格的な作成に入ります!
作成手順 ④
〜ポスターコピーを繋ぎ合わせるべし〜
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ポスターコピーと言えどA3が9枚あるバラバラの用紙なので、セロハンテープなどを使って繋ぎ合わせて1つの大きな用紙にします!
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繋ぎ合わせるだけなので30分かからないくらいで出来ます!
なんとなくイメージは掴めましたか?
この上に布を置いて色を塗っていきます。
繋ぎ合わせることが出来たらズレないようにガムテープなどで床に固定することを勧めます。
また床に絵の具や油性ペンが移るのが嫌な人はレジャーシートなどを敷くのもオススメ。
作成手順 ⑤
〜布を整えるべし〜
ここまで出来たら布を整えていく作業に入ります。
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ユザワヤでは布を90cm購入。
元々の幅が110cm。
縦110cm×横90cmの布。
本当にジャストフィットくらいのサイズ感。
布は上下を折ったり、棒を入れるスペースも必要になるため、少し大きいくらいに購入するのがベストです!
これでは布が少し汚いので、アイロンを使ってシワを無くしていきます!
シワをなくして終えたらここからが本番!
・上下がハサミで切った跡があるので織り込んで整える
・両サイドを棒を入れるためのスペースを確保する
この2つの作業をやっていきます。
先に言うと手順は、
下 → 横(両サイド) → 上 の順で行います。
どちらか一方に棒を通す穴が必要になるため、上下からやってしまうと両方に穴が空いて棒が突き抜けてしまいます。
かえって、横の両サイドからやってしまうと棒を通す穴が無くなってしまいます。
これをよく頭に入れてこれからの手順をご覧ください!
〜下を整えよう〜
前述した通り、まずは下からやっていきます!
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1番下の端から端まで沿うように「布用両面テープ」を貼っていきます!
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そうしたら布用両面テープの幅を内側に折り込みます。
折り込んだ側はゲーフラの裏面となる部分です。
テープやハサミなど重しとなるものを置いてアイロンで折り目を付けます!
ポイントはくっきりと付けること!
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このように状態に出来たらOK!
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テープ分の幅があるのでそれを活かして両面テープを剥がしていきます。
剥がしたら布面にしっかりとくっつけましょう!
これで布の下側は完成です!
下側が出来たら次は横の両サイドをやっていきます!
〜両サイド・棒を入れるためのスペースを作ろう〜
両サイドが1番重要なポイント!
棒が入らないとゲーフラにならないので慎重にやりましょう!
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割とゆとりを持った方がいいので、15cmほど両サイドにゆとりを持ちましょう。
デザインが大きい場合はもう少し小さくしても構いません。
ただ、小さくしすぎると棒が入りにくいなどの問題が起こることもあるので注意⚠️
1番端っこを15cmのところまで持っていきます。
折り込むので棒を入れるスペースは15cmの半分の7.5cm
さらに布用両面テープが2cmなので棒のスペースは引いて5.5cm
言語化が難しいのですがなんとか理解して貰えたら🙏
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下側と同じように重しを置いてアイロンで折り目を付けていきましょう!
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折り目を付け終わったら一旦戻して1番端っこに先程と同じように、端に沿うように布用両面テープを貼っていきます。
これを剥がして折り目を活かして貼っていきます。
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このようにして棒のスペースを確保します。
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棒が入る分の穴を確保出来たら成功です!
これと同じようにもう片方のサイドも作業しましょう!
〜ラスト・上を折り込もう〜
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作業しやすいようにするために布を上下反転させたため、ポスターコピーの「覇」の文字は気にしないでください。
下側を作成した時と同じように、端から端まで下に沿うように布用両面テープを貼っていきます。
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先程行った下側と同じように、両面テープを剥がしてくっつけて完成!
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上側はしっかりと棒が突き抜けないように折り込まれました!
これだけでも完成ですが、、、
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両面テープの貼った場所の構造上、このように持ち上がってしまいました。
そんな時は、、、
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ここにも両面テープを使い浮かないようにしましょう!
これで布の上下左右を整えることが出来ました!
後は色を塗っていくだけ!!
作成手順 ⑥
〜色を塗るべし〜
布も整え終わり後は色を塗るだけ!
最後だからこそ集中して取り組みましょう!
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布がズレないように、ポスターコピーの時と同じようにガムテープでしっかりと固定しましょう!
あとはこれをなぞって、色を塗りつぶしていくだけ!
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今回は油性ペンでやってみました!
油性ペンでも充分それっぽく見えますよね!
どんどんやっていきます!
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絵の具でやる時も言えることですが、まずは縁を塗るのがオススメ!
集中力が切れた時のミスを少しでも軽減するためです。
また下にある色は目印でしかないので、絵の具で好きな色で書いて問題ありません!
カラーリングは自分次第!!
今回は油性ペンオンリーの作成ですが、アクリルorアクリルガッシュ絵の具を使って色を塗る際のコツを説明します!
それは「水を付けすぎずに、ベタ塗りをする」ということです!
これは本当に重要なポイント。
冒頭にも布が薄いと言いましたが、水を付けすぎて色を塗ると染み渡ってしまいます。
薄いためベタ塗りでも問題なく色を入れることが出来るため、水は筆をほぐすくらいに留めておくのが1番いいです!
これを覚えておけば素晴らしいゲーフラが出来上がります!
ひたすらに塗る作業です。
作成手順 ⑦
〜完成〜
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色を塗り終わりました!
油性ペンで書いたので多少の濃淡はありますが、しっかりと「覇」と認識できます!
薄いなと思ったら少し色を足せば問題ないです!
大体ダイソーの油性ペンを6本は使いました。100均クオリティでも色の乗りが良いので全然行けます 。
実際に棒を通して立ててみると、、、
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こんな感じ!
書いている時や完成した時に色ムラがあるなと思っても、実際のところこのように違和感はありません。
「小さいことは気にするな」
これが重要なポイントです。
「色が少しはみ出ちゃった」
「線がまっすぐにならなかった」
そーんなことでヘコまないでください!
至近距離から見ると違和感を覚えても遠くから見たらしっかりと出来ているので安心してください!
自信持ってくださいね!
このサイズのゲーフラを作るのに要した時間は、
「ポスターコピーを繋ぎ合わせる + 布を整える」で1時間
「色塗り」で2時間
合計3時間といったところでしょうか。
休み休みやりましたが合計するとこのくらいです。
初めて作る際は分からないことばかりなので、1週間くらいかけて丁寧に丁寧にやるのがいいと思います。
実際に僕も最初の頃はそのくらいのペースでゆっくり慎重にやっていました。
なれたらこのくらいで終わります。
もっと集中してやれば2時間もかからないで終わると思います。
何事も経験して、慣れることが重要です。
まとめ
いかがでしたか?
私の説明は行き届いていましたか?
自分が理解してる事の30%くらいは説明するときに飛ばしてしまうようなタイプなので少し不安です(笑)
ですが、このトリセツを読んだら意外と簡単に作れるような気がしてもらえたら嬉しいです(*^^*)
もちろん初めは試行錯誤の連続です。
しかし、世の中の大体のことと同じで、慣れたら作り方なんか見なくたって作成できます。
ゲーフラ作りで重要なのは、
「大きくハッキリと目立つように」
「小さいことは気にしない」
小さくて弱々しいとピッチからはよく見えません!
選手にも伝わるようにデカく!ハッキリと!
大胆に、パワフルにやっていきましょう!
この2点を押さえられている時点で100点です💮
“声”が届けられない今だからこそ、ゲーフラを作って選手を後押ししていきましょう!
きっと選手もその応援に気づいてくれることですよ!
選手が手を振ってくれた時は嬉しいですし、「もっと応援しよう!」という気持ちになります!
スタジアムをもっと多くのゲーフラで埋めつくし、
みんなでJリーグを、アルビレックスを盛り上げて行きましょう!
最後に
このnoteを見てゲーフラ作りたくなった人や、実際に作成した人がいらっしゃったら教えてください!
もちろん作り方の分からない他サポの方もぜひ参考にしてみてください!
分からなかったらコメントなどで尋ねてくださいね!
また、知り合いでゲーフラの作り方が分からなくて困っている人がいたらぜひ教えてあげてくださいね!
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