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Gibson ES Supreme・・・!?
以前Epiphone Inspired by Gibson Custom ES-355の投稿をして以来、ESが気になっているマウリスです。
以来、連日連夜YouTubeで試奏動画を見たりデジマートをチェックしたりしているのですが、つい先日不意にYouTubeのレコメンドにギラギラのフィギュアドトップかつカラフルなフィニッシュのサムネの動画が現れました。
それがこちら!
ギブソン公式の製品紹介チャンネルから、新しくリリースされる『Gibson USA ES Supremeの紹介動画でした。
サムネ見た瞬間、「何これ?!?!」と言いながら即再生。
いやーこれは初見殺しですよ、ルックスカッコいい。
現行のUSA ES-335にもフィギュアドモデルはありますが、カラーはチェリー・ナチュラル・アイスドティーの往年のトラディショナルなもの。
まぁES-335なので、ユーザはどちらかというと渋いルックスを求めていると思うのですが、今回のSupremeのカラーはまた違う層をターゲットにしてきたなぁと感じました。
少し前まではES-335といえばジャズ・ブルース用のギターという印象で、ポップスやロックを好む自分にはあまり縁がなく、ジャズ・ブルースならそれこそチェリーやサンバースト系だなぁというイメージでした。
しかしここ最近では国内ロックバンドでもES-335を持つアーティストをよく見かけるようになりましたよね。
若い人がそのアーティストに憧れて自分もES-335欲しい!ってなったとき、今回のES Supremeはまずカラーの面から新たな選択肢になり得るだろうなと思いました。
とはいえ、パッと手が出せる金額ではないのが玉にキズですが(笑)
外観の特徴
さて、このES Supremeがどういう位置づけかというと、Gibson USA いわゆるレギュラーラインの最高峰モデルのようです。
しかし、豪華極まりない。
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ボディ材
何といってもバリバリのAAAフィギュアド・メイプルトップ&サイド&バック。
くぅ~、シビれる!
個人的にESはプレーントップが正義!みたいな感覚もありますが、男子たるものバリバリの虎目に憧れないわけがありません。
インレイ
その豪華さはボディ材だけにとどまらず装飾も素晴らしく、ヘッドストックにはマザー・オブ・パールのシャンデリアインレイ。
中々見慣れないので違和感はありますが、これはこれでカッコいい。
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指板のスーパースプリット・ブロック・マザーオブパール・ネック・インレイは、ES-345のスプリット・パラレログラム・インレイともまた違った華やかさがありますね。
ハードウェアパーツ
そして極めつけのゴールドパーツ。
USAレギュラーラインの最高峰というのも納得です。
フィニッシュカラー
フィニッシュもSupremeならではのカラーラインナップとなっていて、現在国内で予約受付されているのは
◯バーボン・バースト
◯ブルーベリー・バースト
◯シーフォーム・グリーン
の3種類となっています。
バーボン・バーストは王道のサンバーストよりもちょっと赤みが強いバーストで、ブルーベリー・バーストはその名の通りブルーベリーのようなきれいなブルーのバースト。
そしてシーフォーム・グリーン。個人的に一番好きです。
LesPaulもインヴァネス・グリーン買ったし、Gibsonのグリーンってすごく好みのグリーンなんですよね。
ちなみに日本では販売未定なのか、国内の大手楽器店サイトでは掲載がありませんが、Gibos USAの商品ページでは先述の3色のほかに海外ディーラー向けに生産されたエクスクルーシブ(独占販売・限定生産)モデルとして
◯ロイヤル・タン
◯エボニー
の2種類があります。
そのうちエボニーは3ピックアップ仕様!
もうそれES-335カスタムじゃん。
いやはや、カラーも非常にモダンなラインナップになっていて、手に取りやすいルックスになったのではないでしょうか。
電装系にもこだわりが
ピックアップに関して、通常のレギュラーラインのES-335にはCalibrated T-Typeというものがフロント用・リア用それぞれ付いています。
これに対してSupremeにはBurstbucker ProとBurstbucker Pro+という、伝統的なPAFサウンドを継承しつつ、アルニコ5マグネットを採用することでよりリッチに、ドライブ感とアタック感を増したピックアップが搭載されています。
僕のLesPaul Standard '50sにはBurstbucker1,2が付いていますが、通常のBurstbuckerとProとではどう音が違うのか気になります!
イメージ的にはよりアグレッシブになる感じでしょうかね?
そしてレギュラーモデルとの違いは単にピックアップだけではなく、ボリュームポットがプッシュ/プル式となっていて、コイルタップが可能となっています!!
Gibson、しかもES-335でコイルタップ。
トラディショナルなESシリーズにコイルタップというモダンな組み合わせは、まさにギター界に新たな風を吹かせてきましたね。
まとめ・個人的な感想
いやぁ、Gibsonやってくれましたねぇ。
僕自身つい最近までESシリーズ、いわゆるセミアコタイプに全く興味がなかったのですが、突然ES-335に猛烈に惹かれ夜な夜な調べていたところにこれが登場ですよ。
ES-335って国内ミュージシャンではあまり使い手が多くなく、これからギターを始めようとする人の最初の1本の選択肢としてはほとんどなり得ないモデルだと思っていて、どちらかというと玄人、色んなギターを弾いてきたうえでセミアコの音が欲しくなった人が手を出すというのが、ある種王道みたいなイメージがありました。
ですが、冒頭でも触れた通り最近はES-335を持つ有名なアーティストも増えてきて、その人達に憧れて自分もES-335買うんだ!と心に決めるビギナーもこれから増えていくことでしょう。
ES Supremeは、これまでの渋いES-335のルックス(これはこれで文句なくカッコいい)に対して、非常に華やかでカッコいい。
周りのES-335ユーザーとはまた違って、個性を発揮したオンリーワンになれる、そんなギターになるのではないかと思います。
ただ、最初の1本として買うには相当の根気と覚悟が必要かもしれませんが・・・笑
(蛇足)もし買えるなら買う?
もしお金に糸目を付けないのであれば買うかというタラレバのお話ですが、数あるES-335の中で1本選ぶとしてこのES Supremeを買うか?と言われると・・・、
おそらく買わないと思います。(少なくとも今は)
いや、こんだけ持ち上げて結局買わへんのかーい!! と総ツッコミを受けること必至ですね。すみません。
ん~、やっぱり見た目がすごく豪華で華やかなのですが、ES-335の持つ歴史やその佇まいを考えると、やはり王道のトラディショナルなルックスがいいかなぁと。
色はチェリーカラーかサンバースト系のどちらかで、ヘッドには往年のクラウン・インレイが入ったものを愛でたいと思っています。
他には、コイルタップ機能が個人的にはいらないですね。
ES-335でシングルの音使わないと思います。
あれば便利じゃん!と思うかもしれませんが、内部パーツや配線で余計な接点が増えているため、おそらく耳でわからないでしょうが何となく音に影響しそうな気がするのです。
あとは「SUPREME」と入ったロッドカバー・・・。
これがまさにレギュラーライン最高峰のSupremeの証じゃないか!!何を言ってるんだ!
まさにその通りなのですが、、でも、、ダサくないですか・・・?
これだけどうしても見た目で受け付けられなかったんですよねぇ。。
多分仮に手に入れたとしてもロッドカバーだけは何も印字されていないものに交換します笑
ほんとの終わり
蛇足がくそ長ぇよ!と思った方、申し訳ありません。
どうしてもロッドカバーは、、言いたかったんです・・・笑
最後散々言いましたが、モデルとしてはとてもゴージャスで素敵なギターだと思います。
このモデルを見てES-335が欲しい!ES-335買ったぜ!という人がたくさんになればいいなと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
(肝心な音のこと何も触れてないのは内緒です)