![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/138591255/rectangle_large_type_2_c0490bb513cf92dec1c68229d4c68d42.jpeg?width=1200)
Epiphone Inspired by Gibson Custom 1959 ES-355カッコ良すぎ問題
ものすごい長いタイトルですみません。
製品名なのでご了承をば…。
つい数日前、夕食後の洗い物しながらスマホでYouTubeを見てたときにこんな動画が流れてきました。
EpiphoneのGibsonとのコラボラインEpiphone Inspired by Gibson Customの新作を解説した動画だったのですが、これが中々興味深い内容でした。
もう、「Epiphoneやるやん!」とそう言いたくなるモデルラインナップ。
もうとにかくカッコ良くて、スペックもほぼGibsonじゃね?と思えるシロモノ。
時代が変わった瞬間のような気がしました。
今回は、Epiphone Inspired by Gibson Customについて紹介しつつ、その中でもES-355モデルについて語りたいと思います。
Epiphoneといえば
僕のこれまでのEpiphoneというブランドの認識は、ギター初心者〜中級者がGibsonに憧れて手にする4〜6万円ぐらいのギター。
一応Gibsonの姉妹ブランドだし?レスポールもちゃんとヘッドにLesPaulのロゴ入ってるし?と少し胸を張れるブランドというイメージで、まさに僕がそうでG-400 Deluxeという青いSGモデルを持ってました。
言い方悪いですが、Gibson系が欲しい人が手軽に入手できるエントリーブランドで、見た目はGibsonだけどヘッドの形がちょっと違ってたりピックアップが廉価版で出音がそれっぽくなかったりと、どうしても安っぽく思えてくるブランドというイメージでした。
ちなみに、その昔Epiphone Eliteシリーズというものがあって、これはなんと国内製造のMade in Japan。
かのフジゲン製造で、GibsonヘッドにロッドカバーにもGIBSONの刻印が入った特別なEpiphoneがあったのですが、これは別格だったみたいです。
地元の楽器屋で1本だけEliteの黒いSGが売られているのを観たことがありますが、2008,2009年頃で約8万円くらいだったと思います。
可能であればコレが欲しかったのですが、カラーが真っ黒で好みでなかったので買いませんでした。あとお金もなかった。。
Epiphone Inspired by Gibson Customって、思ってたんと全然違う!
Eliteはさておき、15~20年ほど前のEpiphoneの認識しかなかったところに冒頭の動画を観て衝撃を受けました。
「EpiphoneってロゴだけどほぼGibsonじゃん!」
このEpiphone Inspired by Gibson Customシリーズ、その名の通りGibsonの最高峰Gibson Customとのコラボレーションで生まれたシリーズです。
生産こそ海外(中国)ですがしっかりGibsonの監修が入っており、デザインはさることながら加工・組立はGibsonの工程を踏襲し、パーツ類もUSA製。
木材のクオリティも向上しているようです。
Gibsonを踏襲しているポイントの中でも個人的におぉ!と思ったのは、電装パーツ類。
モデルにもよりますが1959 LesPaul StandardやES-355などにはなんとGibson CustomBuckerピックアップが搭載されているのです!
このピックアップ、GibsonでもCustomShop製にしか搭載されていないんですよ!ひゃー、すごい!これだけでご飯3杯いけそう。
Custombuckerは個別に購入も可能ですが、1基 約3万5千円。
これが2基搭載なので約7万円。
いずれのモデルも約18万円なので本体は実質約11万円。
通常のEpiphoneやGibsonコピーモデル買ってCustombuckerに換装することを考えたら、ほぼGibsonクオリティで本体11万円って安くない??
ピックアップ以外にしても、ポットはCTS、ピックアップセレクターやジャック類はSwitch craftと文句なしのパーツ。
LesPaul CustomやES-355などはなんとハンドワイヤリングですよ、鼻血出そう。
Gibson Custom監修でEpiphoneの中でも最高峰ランクのモデル、Inspired by Gibson Custom。
Epiphoneの皮被ったGibsonと言っても過言ではなさそうなスペックですよ。信じられません。
大体のモデルが約18万円くらいでEpiphoneにしては高けーよ!なんですが、その実ほぼGibsonと考えたら破格じゃないですか?
GibsonのLesPaul Studioも新品で20万しますし。。
とんでもねぇシリーズ出してきやがったなEpiphoneさんよ・・・。
いよいよ本題
さて、大変長らくお付き合いいただきありがとうございます。
ここからが本題です。
今回のInspired by Gibson Customシリーズでは、エレキギターは4種類ランナップされています。
1959 LesPaul Standard
1963 LesPaul SG Custom
1959 ES-355
LesPaul Custom
この中でもLesPaulのStandardとCustomは人気が高いのもあって良く目にするモデルですよね。
次いで3ピックアップのSG Customも。
ですがES-355。
最初ES-335ね、はいはい。と思ってたのですが、ES-335(サンサンゴ)ではなくES-355(サンゴーゴ)だったのです。
ES-355?
335,339,345は知ってるけど355なんてあったっけ?と思って冒頭の解説動画を聞いてると、ES-355はESシリーズの最高機種だということを初めて知りました。
LesPaulでいうと、LesPaul Customの位置づけだそうで。
確かによく見ると、ヘッドにスプリットダイヤモンドインレイがあり、ヘッド・ボディともにバインディングがあってまさにLesPaul Customの仕様となっていました。
パーツ類もゴールドでES-335と比べるとゴージャスさが違いますね。
LesPaul Customは昨今ぼっち・ざ・ろっく!の影響もあってすごく人気がありますが、個人的にはあまり好みではないんですよね。
真っ白!真っ黒!って感じでカラーに良さを感じられないというか…。
その点、ES-355はピックガードが鼈甲柄なおかげか、これが挿し色になってすごくゴージャス感が出ていいですね!
好きになりました。
Epiphone 1959 ES-355 Classic White
さてさて、Epiphone Inspired by Gibson Custom 1959 ES-355について。
今回のシリーズでなぜこれが一番気になったかというと、すでに触れましたがやはりデザイン。
![](https://assets.st-note.com/img/1714142904801-LCHPOfCooy.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1714143010056-bgUKMw9Rjz.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1714143014584-Yv6z0cuP9b.png?width=1200)
めっっっっっちゃカッコ良くないですか??
Gibsonオープンブックスタイルのヘッドにスプリットダイヤモンドインレイ。
カラーはCherry RedとClassic Whiteの2色ありますが、好みはホワイト。
ホワイトボディーにゴールドパーツ、そこに挿し色としての鼈甲柄のピックガードがたまらん!
この配色は非常に高貴な印象を受けました。
弾かずに眺めるだけでもお酒が美味しいと思います。
そして素材やパーツ類などの仕様ですね。
ネックは1ピースマホガニーに、指板はエボニー!
本家Gibsonとまんま同じです。すご。
続いて電装系。
ピックアップはCustombucker 2基で、CTSポットにSwitchcraftスイッチ・ジャック。
いやもう言うことないでしょう。
今までセミアコタイプのギターが欲しいと思ったことはなかったのですが、このES-355 Classic Whiteは見た目が最強なのはさることながら、Gibson Customとほぼ同じ仕様でありながら価格が約18万円という破格のお値段。
それでもあくまでEpiphoneなんでしょ?ロゴもGibsonじゃないし。という声もあろうかと思いますが、いやむしろこんな盛り盛り仕様のゴージャスギターがEpiphoneであることを誇るべきことだと僕は思います。
いやー、欲しい~!
ついこないだGibson LesPaul買って浮かれてたのにEpiphone ES-355欲しい~!