サゲうたJPOPワースト(架空のアルバム)全曲解説
※このアルバムは小田桐仁義さんの「アゲうたJPOPベスト」を題材にした架空のアルバムです。収録曲・解説内容等も全て架空のものですのでご注意ください。
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それでは全曲解説を始めていきます。
収録曲
1.Moon Obscured By Clouds
(元ネタ:Full Moon)
2.Ghost〜悪霊退散/Don't Come Back
(元ネタ:Ghost/Come Back To Me)
3.Someone Please Old With Me
(元ネタ:Let’s Old Together)
4.絶望日和
(元ネタ:妄想日和)
5.村
(元ネタ:街)
6.しゃがんでろよ…!!
(元ネタ:跳べよ!!)
7.老人夜行徘徊
(元ネタ:百鬼夜行)
8.Not I Into You
(元ネタ:I'm So Into You)
9.不純
(元ネタ:純真)
10.Everyday Is The Same
(元ネタ:Same As Yesterday)
楽曲解説
1.Moon Obscured By Clouds
タイトルを日本語翻訳すると、「雲に覆われた月」。つまり満月どころか、月すら見えないまさにサゲうたにふさわしい曲。
特に歌詞の
という部分がまさに「気軽に話しかけてみようと思ったら、相手がちょうど朝喧嘩したばかりで機嫌が悪かったときのなんとも言えない空気感」を出していて、とてもTheサゲうたとも言える一曲目になりました。
2.Ghost〜悪霊退散/Don't Come Back
原作のGhost/Come Back To Meでは、GhostとCome Back To Meの二部構成が印象的なとても良い楽曲です。
もちろんこの曲も二部構成ではあるのですが、Ghost〜悪霊退散の部分の歌詞が
のように全てのお経になっております。
まずこの時点でサゲうたポイントが高いですよね。幽霊も「なんで曲聴きに来たのに成仏しなきゃいかんのか」となること間違いなし。
Don’t Come Back(和訳:帰って来るな)の部分も、
となっていてとても機嫌が悪そうです。
これには血液も沸騰・冷却どころか液ではなくなってしまいますね。
3.Someone Please Old With Me
原作のLet's Old Togetherのタイトルの和訳は「一緒に歳をとりましょう」というとてもロマンチックなタイトルの曲で、可愛く優しい曲です。
しかしSomeone Please Old With Meの場合の和訳は「誰か一緒に歳をとってくれませんか」という何とも悲しい曲です。想像するだけで胸が…
歌詞も
となっており、このまま誰にも愛されず死んでいくのかと絶望が込められた悲しい歌になってしまっています。
原作の可愛い要素はどこへ行ったのか…
Someone Please Old With Meの曲調も微妙に音程が外れた閉園間際の遊園地のBGMのようになっており、原作の面影が消えています。
4.絶望日和
原作の妄想日和のように妄想をしている様子ではないことがタイトルから伺えてきます。
原作では鍵盤ハーモニカが良い雰囲気を出してくれていますが、絶望日和ではピアニカなど使わずピアニカパートが全て口笛になっています。
原作は歌詞がとてもおしゃれないい曲なんですが、絶望日和の歌詞では
というなんとも酷い歌詞になっています。
おだじんさんの原作「妄想日和」に謝っていただきたいほどの歌詞です。
綺麗で素敵な髪の毛の話はどこいった!!
5.村
原作タイトル「街」から退化しています。
最初里か村かで迷ったという「だからなんだ裏話」がありますが、そんなことは置いておいてこの曲は原作とかなり変わっています。
原作「街」は星野源さんの「フィルム」をイメージした癖になる一曲ですが、この「村」という曲を作った人は恐らく星野源ではなくニセ明しか知らないのでしょう。
「君は薔薇より美しい」のような曲には頑張ってしたのでしょうが、何と言ってもタイトルにある通り「村」がコンセプトなので、ちょいちょいバックで蝉の声やカエルの鳴き声が入ってきます。耳がいい人には「畑でキュウリが採れたからおいとくべー」という地元の人の声が聞こえるかもしれません。
歌詞は
など田舎民の風が吹き荒れています。
6.しゃがんでろよ…!!
原作「跳べよ!!」とは反対に、「跳ぶな」しかも「しゃがんでろ」と立たせる気もありません。
さらにタイトルの「…!!」から、少し怒っているようにも感じ取れます。機嫌が悪そうですね。
歌詞ですが、
などととても辛辣です。
みんなでジャンプしようぜ…
おだじんさんの「跳べよ!!」の爽快さとは全然違う曲になっています。
7.老人夜行徘徊
原作はタイトルが「百鬼夜行」しかもとてもカッコいい一曲なのですが、「老人夜行徘徊」はカッコいいどころか危険度が違います。
歌詞にもある通り
と、早く帰ってほしいのが良く分かります。
おじいさん…おばあさん…眠れないのはわかるけども、早く帰ろうね。
このヒヤヒヤした状態で聴かなければいけない「老人夜行徘徊」はまさに気分が不安定になっていきます。
原作「百鬼夜行」では現代社会で行方不明になったときが描かれていますが、「老人夜行徘徊」では老人が眠れない夜に街を徘徊して行方不明になるときが描かれています。
8.Not I Into You
原作「I'm So Into You」は和訳の通り「私はあなたにとても夢中だ」となっていますが、「Not I Into You」は「私はあなたに興味が無い」と、正反対の気持ちになっています。
どんな心境なんでしょうか…
明らかに先程の老人夜行徘徊のヒヤヒヤさが残って「あなたどころじゃない」という意味の可能性が出てきましたが、とにかく「Not I Into You」はラストに向けて気分を下げていく楽曲になっています。
9.不純
原作タイトル「純真」とはこれまた正反対のタイトルになっています。
原作である「純真」の歌詞は、タイトルの通り偽りの無い愛情を純朴に伝えようとする美しい曲なのですが、「不純」の歌詞には
と、まさにタイトル通り不純な思いがこもった嫌な歌になってしまいました。恋愛というのはこういうのが隠れてるから、難しい。「不純」はそんな思いを伝えようと作ったのでしょうが、おだじんさんの「純真」の感動を返してほしいほどのクズ男曲になってしまっています。
10.Everyday Is The Same
原作である「Same As Yesterday」は「昨日と同じ」という意味になっているおだじんさんの代表曲でもある一曲です。
しかし「Everyday Is The Same」の場合和訳が「毎日が同じ」となっており、歌詞の内容からも毎日同じ生活に嫌気がさしている曲になっています。
このように毎週日曜日のサザエさんを観ることしか毎日の楽しみがないことが伺え、タラちゃんのことしか頭にチラつかないようです。
毎日同じ生活よりも、サザエさんの方が面白い。この「サゲうたJPOPワースト」の唯一良いところは、最後の曲のおかげでどん底にいた気持ちがなんとか下の中くらいにまで上がった状態で終わらせてくれることですね。
最後に
最後にめちゃくちゃ大事な事を言っておかなければいけないですね。
存在しない「サゲうたJPOPワースト」とは違い、
原作おだじんさんの「アゲうたJPOPベスト」は存在するし超アゲアゲになって全身の血液が沸騰するほどの最高アルバム!
これ大事です。
お読みいただきありがとうございました。
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