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人生後半の戦略書
知り合いに教えてもらった書籍で、人生後半のキャリア形成について書いてある書籍です
「スタインの法則」
「永遠に続かないものは、いずれ終わる」
「全力で生き、若くして死に、美しい亡骸を残す」という、俳優ジェームズ・ディーンの信条に従って生きるのでない限り、キャリアと体力と気力の落ち込みは避けられない
「ハーバード・ビジネス・レビュー」誌の報じるところでは、ベンチャーキャピタルから10億ドル以上の出資を受けた企業の創業者の年齢は、20歳から34歳に集中さる傾向があり、35歳以上は少数です。60歳を超える創業者は約5%しかいません
高齢者は若い頃よりも豊富な語彙を身につけている傾向があります。この高い語彙力はさまざまな能力につながります。たとえば、高齢者は単語作成を競う「スクラブル」が得意だし外国語の習得も上々です
「人には2種類の知能が備わっているものの、各知能がピークを迎える時期は異なる」と提唱しました。
1つ目の知能が「流動性知能」
推論力、柔軟な思考力、目新しい問題の解決力
2つ目の知能が「結晶性知能」
過去に学んだ知識の蓄えを活用する能力
「トマトはフルーツだと知っていることが知識、フルーツサラダにはトマトは入れないと知っていることが知恵」
いずれにしろ、夢中になれることを見つけたら、最初は情熱的に追求し、世ために捧げるべき。しかし、成功に固執しすぎてはいけません。能力の変変わっていく心構えでいましょう
「人生の後半だけに訪れる大きなチャンスを逃すな」
足かせとは「人間関係を深めること」、「精神性を探究すること」、「弱みを受け入れること」の3つ
経済学の研究では一貫して、1日あたりの労働時間が8時間もしくは10時間を超えると限界生産性が低下する、という結果が出ている。1日12~14時間労働をしている人は、夕方以降は注意力が恐ろしく散漫になる
「人が、ある人の欲求の対象となったとたんに、道徳的な関係性の動機はすべて機能しなくなる。なぜなら、ある人の欲求の対象となった人は、モノと化し、全員からモノと扱われ利用される可能性があるからである」 カント
苦しみからの解放は、俗事を放棄することで達成されるのではなく、俗事への執着を捨てることで達成されるのだ。極端な苦行も過度な快楽も避けた中道こそが目指す道であり、苦行と快楽はどちらも執着であるため不満に通じる。そう悟った瞬間、釈迦は仏陀になった
プロスペクト理論
「人は理性に歩づき、利益と損失を同等に評価する」という仮説を覆します。「人はあるものを得るより、それを失うことにはるかに敏感だ」
「最も持っている人とは、最も要求しない人のこと。自ら要求を増やさないようにしましょう」
仏陀は『法句経』で次のように述べています。「無節操に生きる人の渇望は、つる植物のように伸びていく(中略)この浅ましくしつこい満望に溺れれば、雨後の草のごとく悲しみが育つ」。私自身はこの流れに逆らい、本章の考えを現実的かつ効果的に実敗するために、「リバースバケットリスト」を作成している
仏教の世界では、私たちはみな絡み合っていて、「個々の」生命はより大きな生命の表れにすぎない、と考えられている
「幸福で健康」の予測因子
1.喫煙
2.飲酒
3.健康な体重
4.運動
5.適応的対処
6.教育
7.安定した長期的な人間関係
『ニコマコス倫理学』
友情は一種のはしごで、低いものから高いものまで存在する。感情的絆が最も弱く、友情の恩恵も最も低い最下段は、利便性に支えられた友情で、カルロスの言う「取引の友達」に該当する。この場合の友達は手段であり、仕事の成功など、相手の達成したいことを助け合う関係
ポプラの森を育てる上で重要なポイント
・人との強い絆があると、第2の曲線に移りやすく、成功しやすい
・どんなに内向的な人でも、健全で親密な人間関係がなければ充実した老後は望めない
・既婚者の場合、配者と恋愛と友愛をはぐくむことが、成功の鍵
・婚姻関係や家族は密な友情の代わりとしては適切ではない。密な友情を築く読余地は残しておくべき
・友情はスキルであり、そのスキルを磨くには、練習と時間と根気が必要
・仕事つながりの友情は、大義を共有している場合は満足をもたらすこともあるが、本当の友情の代わりにはならない
成功者は「直近の損得勘定(marginal thinking)」が得意です。一時間一時間を、その時点で最大の利益を生むことに費やす
第1のアーシュラマは、学生期(ブラフマチャリヤ)で、青少年が学習に専念するテージです。第2は家住期(ガールハスティヤ)で、キャリアと富を築き、家族を養うステージ
ブレネー・ブラウン
本当に幸福と成功を実現したいなら、他者に自分をさらけ出すべきで、壁を作ればむしろ傷つきます。分かりやすく言えば、誰もが知っているように、防御は裏目に出るばかりでためになりません。本当に目指すべきは無防備
世界中で自分は自分1人しかいないという事実を認めなければならない
悲しみがあると、集中力が高まるし、過ちから学ぼうとするため、仕事の生産性も上がる可能性がある
謙虚でいること、自分らしくいることに、何の無理もない
「感情弱化バイアス」
不快な感情は愉快な感情よりも薄れるのが早いのです。これは認知の誤りのように聞こえるかもしれないが、そうではない
最も過酷な過渡期も含め、ほとんどの過渡期は、何かしら良い結果をもたらす。時間が経てば、それに気づき、貴重な体験だったと思うようになる
成功の法則
モノを使い
人を愛し
神をあがめよ
人生の後半、限りある時間を後悔なくするためのノウハウがたくさん書かれている書籍で、多くの気づきを得ることができ、40〜50代に、おすすめの1冊です