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7/22,23 8mmフィルムワークショップ開催

IMAGICA、KODAKの協賛による8mmフィルムワークショップを武蔵美で開催しました!
当初カメラ5台に10名定員の予定で募集をかけたところ、アナウンス直後から続々と申し込みがあり、一日で30名を超える事態となって慌てて打ち止めに…その後カメラ探しが必要となりました。
まずは映像作家の山崎幹夫さんの協力を取り付け、その後撮影監督で8mmカメラのコレクターでもある中野貴大さんに30台以上の8mmカメラを提供頂くことに…。

7/15、お二人のカメラ搬入。超レアなはずのアナログムービーカメラが、イマジカのものを合わせ40台以上が集結することに…。待ち受けていた学生たちはこれを取り囲み、手にして覗いて動かして質問して、お気に入りの一台を選んで予約!

7/22、ワークショップスタート。
1日目はIMAGICAで現像を担当する技師さんたちのレクチャー、中野さん、山崎さんからもご指導あり。

7/23の2日目は朝から学生たちが教室でカメラをピックアップし、思い思いの撮影に出かけて行きました。
一人につき1巻渡された8mmフィルムで撮れるのはたった3分。
しかしながら多くの学生が遠出をしたり、凝った演出だったりで、1日がかりの撮影。

そして、30年も前に作られたカメラが突如動かなくなることも…。
血糊持参で渋谷に繰り出していった学生からのSOSの電話口で、
中野「電池ボックスを開けて電池をグリグリ回してみて」
学生「…(グリグリ)、ダメです」
中野「じゃあ…のダイヤルをガチャガチャon offしてみたら」
学生「…(ガチャガチャ)、ダメです」
中野「それじゃ…の後あたりをガンガン叩いてみて」
学生「…(ガンガン)、あっ、動きましたー」
教室待機陣一斉に拍手!

原因不明の走行不良で手間暇かけた撮影が幻となったケースも発生。(現在KODAK本社で調査、原因究明中)
しかしながら、学生たちは気を取り直し、颯爽と撮り直しに出かける…4時起きで熱海の日の出を撮影したり、屋上から遠景の人物を遠隔で演出しながら長回しをしたり…めげない。

31名分の撮影済みネガフィルムは、現像後データ化されて戻ってくる予定。

学生たちのフィルムメディアに関する興味は高く、ワークショップで撮影した後のアンケートでも、自分たちの世代にとっては全く新いメディアに思える、カメラの駆動やフィルムの走行などが実感できるなど、フィルムの魅力に触れて感動の声が多く聞かれました。

9月の試写会が楽しみです。


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