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横須賀探訪『記念艦三笠』訪艦
先日お友達に記念艦三笠へ連れていってもらいました。
三笠は初めてでしたが、艦橋や内装をじっくり拝見できて面白かった…
貴重な資料だけでなくシミュレーションが体験できるコーナーもあったりと子供達も楽しめる空間でした。
“東郷ターン”と呼ばれる敵前大回頭の指示を出した時に手にしていたのは「一文字吉房」の一振りだとか。
絵にはサーベル拵が描かれていて釘付けになりました。
ものすごく気になったのが、ポーツマス条約(日露戦争の講和条約)に反対する日比谷公園で行われた国民集会が暴動に至ってしまった「曰比谷焼討ち事件」について。
情報統制を行う政府の立場と、信じて耐えた国民と。
時が経った現在だからこそ状況を知ることができ客観的に見られますが、当時の状況を想像するとどちらの立場であっても必死だったのだなと恐ろしく感じます。
歴史関連の資料や展示物を拝見する時は
「これはどの立場で見た状況なのか」
「各々の身分や当時の風俗を鑑みるとどうか」
ということを念頭に置くようにしています。
今回も、新兵として配属されていたら。幹部として艦長として司令官としてであれば何処まで見れたのか触れたのか等々。
内部を一通り拝見したあと艦を外から見て
「これは水落した時に見える角度だねぇ」と言ったら友人に「普通に出港を見送りなさいよ」と笑われました。確かにそうですね(^▽^;)
職場でお土産を渡したら駆逐艦や潜水艦の話になり、上司の御親族に駆逐艦新月の艦長を務められていた方がいらっしゃるという話に。
色々興味深くお聞きしてしまいました。
今回は別の用事もあったので断念しましたが、次の機会にはガイドツアーも拝聴したいなと思っています。
https://www.kinenkan-mikasa.or.jp/
今もまた大変な時期。
50年後100年後にどのように語られるのか、何処が切り取られて何が残るのか。そして自分はどの立場であるのかをいつも想像します。
この先を生きていく方々にどうか大事な文化や歴史が誇りと共に伝わっていきますように。