<卒制インタビュー!>「パプレのさがしもの」(あさ)
高谷ゼミ卒業制作インタビュー!
第2回目はかわいくてクスッと笑ってしまう絵本のようなアニメーションを制作した、あささんに聞いてみました!
Q1.自己紹介をお願いします!
はじめまして、あさです!
手描きアニメで犬をよくモチーフにして描いています。
Q2. 作品について紹介してください!
子犬のパプレがさがしものをするために街を冒険するという物語です。キャラクターのかわいらしさや人間のような仕草をギャグテイストにして、ほのぼのとした作品になるよう目指しました。
Q3. 作品を作ったきっかけは?
テーマやコンセプトから作ると頭でっかちになって上手くいかないことが多かったので、とりあえず好きなものを描こうということから始めました。犬が好きなので、かわいい動きをつけたカットをまずひとつ描きました。そこから着想を得てストーリーを組み立てていきました。長い制作期間中モチベーションを保つのにもよい進め方だったと思います。
制作中はテーマやコンセプトを上手く言葉にまとめられなかったのですが、出来上がった作品を見て「きっとこんなふうに伝わるんだろうな」というのはまとまった感覚があります。
Q4. 大事にしたところ、大変だったところ、がんばったところ
最もこだわったのが主人公パプレの表情です。あまり表情が動かないデザインにしたので線の揺れやサイズ感に様々な感情がこもりました。また感情表現を音楽に補足してもらう前提で作っていたので、賑やかな音楽にしてもらうことでバランスをとれたかと思います。
街の人々がパプレに対して各々のリアクションをとることにもこだわりました。二足歩行していることに驚いたり、ホットドッグをくれたり、店からつまみ出したり、、パプレも色々な気持ちを知ったと思います。
Q5. サウンドについて
音楽は桐朋学園大学の学生さんに作曲をお願いして制作しました。音楽制作に明るくないので、擬音語を交えて会議を重ねていいものを作ることができたと思います。
効果音をつける量はギリギリまで悩んで当初よりかなり多くなりました。効果音が増えるほどにギャグ感が増し、オシャレな音楽とバランスをうまくとりながらまとまりました。
Q6. 大学生活を振り返ってみて
映像系のソフトや機材が使えるようになったことに成長を感じます。課題でなくても自らアニメーションを作ったり絵を描いたりと制作へのハードルが下がったと思います。多種多様な作品のスタイルに出会うことができたので、何でも試してみたらいいと思うようになったのも関係していると思います。すごいものを作らなきゃ作品にならないと思うのは陥りがちですが、続けることの方がもっと大事なのかなと思います。
趣味の合う友人ができたことも大きな収穫だと思います。大小いろんなことを相談したり行ったことない場所に行ったり視野が広がるきっかけになりました。
鷹の台駅から約20分歩いていると健康的になれた気がするのもお得だと思います。
Q7. 差し支えなければ、今後はどんな進路を?
アニメーションと全然関係ないところに就職します。やりたいことをやる!というのは一貫しています。
あささん、ありがとうございました!(たかや)