連休でも指定席を取る方法。~「のぞみ」を例に~
連休真っただ中などはどの列車も混むので1か月前に速攻で指定席を取るかそもそも乗らないかするのがいいのだが、どうしても繁忙期に急遽乗る用事が発生してしまうこともある。
そういう時に指定席を取るために考える方法を「のぞみ」で東京〜新大阪の席が欲しいという例で考える。
東京〜新大阪の臨時列車を狙う。
まず狙う列車を工夫するのが大事である。
東京〜新大阪しか乗らないのに東京~博多の列車の狙うのはとてももったいない。
なぜなら東京~博多の列車は東京〜新大阪だけでなく東京〜広島も東京〜博多も、さらには名古屋~博多の人も使うので本当に多くの人と競合することになる。
だから指定席が取りにくい。
一番競争倍率が低いのは東京~新大阪だけの列車である。
そしてこれは不思議なのだが、臨時列車のほうが空いていることが多い。
一般利用者からすれば定期列車も臨時列車も同じものにしか見えないはずなのだが経験上そうなのである。
ということで、時刻表を見て運転日が限定されている列車を狙うほうが良い。
これは指定席を取れるかだけでなく、取れた後の車内の空き具合、つまり乗車中の快適さにもにも関わってくるので重要ポイントである。
名古屋で分割する。
東京~新大阪の通しの指定席だと取れないとしても、東京~名古屋と名古屋~新大阪で分割すれば取れることがある。
これは、東京~新大阪で検索した時に埋まっている座席であっても、東京~新大阪の全区間で埋まっているとは限らないからだ。
具体的には東京~名古屋だけ乗る人、名古屋~新大阪だけ乗る人がいるだけでその前後が開いていることがある。
そこでそれを分けて検索すると乗れることがあるのだ。
ちなみに「乗り継ぎ」という形で指定券を名古屋で分けたとしても、新幹線の改札から出ないのなら特急券は通しの形にできるので料金は変わらない。
同じような手法として新大阪~博多なら広島、東京~新青森なら仙台で切るなどすると良い。
ちなみに品川、新横浜で分割してもあまり意味はない。
東京〜品川、新横浜だけ乗車する人というのはほとんど存在しないからだ。
いっそ名古屋から近鉄
新幹線にこだわらない、というのもいっそ手である。
名古屋まで来てしまえば名古屋~大阪難波を近鉄特急が結んでいる。
繁忙期なら甲特急「ひのとり」も混雑するだろうが、乙特急なら取れそうな気がする。
そして東京~名古屋ならそこだけを走る「こだま」も走っていて、これは競争率は低い。
新大阪より先に用事がある場合も、いろいろ手はある。
京都~姫路の移動には「スーパーはくと」も走っている。
これも混んでいる可能性はあるが、東京~鳥取で乗りたい人は姫路からの乗り換えが多いので京都~姫路なら空いている可能性がある。
立つことになるだろうが新快速も速いのでそれで頑張ってもいいし、場合によっては山陽電車もある。
同じような例として
東京~仙台は特急「ひたち」を使う。
上越、北陸方面で上野~高崎は特急「草津」を使う。
あたりの手はある。
新幹線と並行する在来線特急は基本的に整理されてしまうものなのでこの手が使える場所は限られるのだが、いざというときにはこのように柔軟に考えていきたい。
まとめ
ということで、繁忙期にどうしても指定席を取りたいときに打つ手を「のぞみ」を例に考えてきた。
ほかの区間でも応用が利くものだと思うので、緊急事態にこれらの手法がお役に立てると幸いである。