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7年悩んでたセックスレスを完全に解消した話

「わたし、セックスレスなんだよね。」


そう、さらっと気軽に言える人は果たして、どれくらいいるだろう。

あらゆる性への理解が進みつつある現代においても、夫婦のセックスレス問題はリアルな場でほとんど語られないタブーな話題だと思う。


ママ友になんてとてもじゃなけいど言えなかった。


私も例に漏れずその一人で、ずっと長い間ひとりで悩み続けてきました。

5年って書いたけど、付き合って2年経ったらレスだったからかれこれ7年くらい悩んでたのだ。


それが解決したのが去年。


レス解消のためではなかったけども、いろいろやった結果として「セックスレス問題」に終止符を打つことができた。


今は夫と愛し合えるのがしあわせだし、ほんとに離婚しないでよかったって思うのだけど、ほんとここに来るまで遠回りした。


過去をふりかえる

付き合って2年が経ってほとんど求められなくなった頃、「おかしいな」と気づいた。

だけど、当時の私はレスについて彼に話す勇気もなく、見ないふりをしていた。その結果「今だけだろう」なんて能天気に考えて、結婚。


まさかその後、レスで悩み続けるなんて思いもせずに。

子どもはできた。だけど、セックスは義務で行われた。

これは何だかおかしい、まずい、そう思ったのは下の子が産まれて2年が経った頃。


ほとんど求められなくなった私は、愛されている自信がからっからにすっかりなくなって。彼に対して不満がいっぱいになった。

そこで私はパートナーシップのセミナーや勉強会にも参加した。自分の本音を相手に伝えるのが大切と教えてもらった私は「私はセックスしたい。私だけこう思っているんだと思うと空しい。寂しい。」そう伝えた。


何度も。

夫は「私を悲しませてしまった」と謝ってくれ、わたしとセックスしようと努力してくれた。


但し、それは数日の期間限定の努力だった。

そしてそうやって段々と彼に「お願いをして、してもらう」という状況が続くと、

セックスができたとしても「お願いしないとしてもらえない」という状況にさらに虚しさを感じるようになった。

一度は「しなくていいや!」と開き直ってみるものの、諦めきれず縋ってみたり。


はたまた、痩せたら変わるかもと思って8㎏のダイエットに成功したこともある。

ちなみにこれ、一瞬効果があったかと思ったけども、効果は続かずだった。


(ただし、やり方を間違えなければ有効なレス解消のきっかけになるので、否定しているわけではない。)

触れ合いを!ってよくセックスレス解消のアカウントが言ってるのを見ては、仕事で疲れた夫をマッサージしてみたり

軽いスキンシップから始めるべきっていうアカウントを見れば「我々にはスキンシップの文化は普通にあるねん。ただセックスだけないんよ!」

と途方に暮れてみたり。


自分が変わらないとだめ!って言ってるXのアカウントが多いから常に笑顔を心がける自分改革もやってみた。

イライラする感情には蓋をして。

夫がとにかく心地よくいられるように頑張った。

だけどセックスはできなかった。

ピルを飲んでいたこともある。それなら思い切りできるもんね!と思って。

一瞬爆風が吹いたんだけど、あとは凪。


生でできるのにしないってよっぽどしたくないってこと…?という逆風が心の中に吹き荒れるのでむしろしんどくなったりね。

セクシーな下着は意味ないって聞いたけどいいにおいのする香水は無駄って聞いたけど

試して本当になんの意味もなかった。


こうなってくると、

もう期待しない。しなくていい。私はしなくても生きていける。


そう決心なんかしちゃって。

でも、そう決心しても、隣で寝たらその決心はいとも簡単に揺らいで。「抱きしめてくれるかも」と期待して。

その期待をさくっと裏切るように気持ちよさそうに眠る夫を見ると恨めしい気持ちが湧いてきて。

女としてもう終わったんだ。私には魅力がないんだ。価値がないんだ。

突きつけられる現実を受け入れられなくて

寝てる夫に気づかれないように泣くことも日常茶飯事だった。泣くのに気づいてしまった夫からはまた「ごめんね」って言われて。

さらには「疲れてるときはしたいって気持ちになれない」って言われて…。

私ってば夫のことも考えずにセックスセックスって、なにやってんだろうって自己嫌悪して…。

セックスに固執していることに恥ずかしさを覚え、どんどん卑屈になる自分に嫌悪感を感じて

惨めさと切なさと情けなさに支配されてた。

そんな毎日をひたすら繰り返していたら5年以上が経っていた。おそろしい。




急展開がきた

だったんだけど、ね。

ここから事態は急展開していった。

正直、私はレス解消を諦めてた。でもね、これ私の心の点検しないともう生きていけなかった。

生きてるのに愛に飢えて死にそうだったから。そこから心理学を学び「私の内面」と本気で向き合って思考を書き換えた上で夫とコミュニケーションをとるようになったとき、全部変わっちゃったの。

夫からこそっと「したい」って言われるようになって夫の鬱も気づいたら治っちゃって愛してるって頻繁に抱きしめてくれるようになって夫の方が私とセックスできるタイミングを待ってくれていて。

ドミノの1つが倒されたら次から次へ倒れていくように、他のこともバーッと全て変わっていった。セックスレスやパートナーシップだけじゃない今まで抱えてきた生きづらさや子どもの問題も

全部いい方に変わっちゃった。


「そんな都合良い話あるわけないじゃん」「どうせたまたまでしょ」

そう思われる方もいるかもしれない。


確かに、そう思われても仕方ない。だって現時点で、あなたも確実にそうなるって誰も言えやしないんだから。

でもね、そうやって「どうせ」って決めつける思考の癖、旦那さんに対しても使ってない?


どうせわかってくれない
どうせ話しても無駄
どうせ変わってくれない

こんな風に相手をどこかで見下してないかな。

そしてこの「どうせ」を自分にも使ってないか考えてほしい。

どうせ私じゃ愛してもらえない
どうせ私には不似合い
どうせ私にはできない

耳が痛い方もいるだろうが、よく分かる。だって私もそうやってセックスレスをこじらせてきた人間だから。


本気で解決したいなら、ノウハウうんぬんの前に自分。

小手先のノウハウだけ使うなんて応急処置にしかならない。

まず、四の五の言わず自分が変わるしかない。

これ、

趣味をもつ、とか好きなことに熱中しろとか自分の気持ちに正直になるとか

そんな表面的なことじゃない。



あなたが過去の自分を癒し、愛し、あなたが自分の人生を自分で歩けるようになる

その先に本当のレス解消がある。


時に正直に書きすぎて読んでいるあなたを傷つけてしまうかもしれない。だけど、過去の私のように悩んでいる方で本気で変わりたい、変えたい

そう思う方を私も本気で救いたい。


どうかこれから読んでくださるあなたの毎日に幸せが溢れますよう、心からの祈りを込めて。

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