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在宅ケアにも知的刺激を!継続的な学びが成長を促す
こんにちは!
今日は、「在宅医療・介護の分野での知的刺激」について話したいと思います。
先日、私が経営している訪問看護ステーションで、外部講師をお招きしてスタッフ向けの研修会を開催しました。
今回の講師は、総合病院でクリティカルケア認定看護師として活躍されている方で、テーマは「人工呼吸器管理について」。
私自身も非常に学びが多い時間でしたが、同時に改めて「在宅分野で働くと、学術的な刺激が少なくなる」という実感を持ちました。
病院と在宅の違い:学びの機会の差
皆さんも感じているかもしれませんが、病院勤務時代に比べて、在宅分野では学びの機会が少なくなっていませんか?
私が病院にいた頃は、学会や勉強会への参加が当たり前で、最新の医療機器や治療法にも日々触れることができました。
これが、良い意味での「知的刺激」となり、常に新しい知識を取り入れ、自己成長を感じることができました。
しかし、在宅分野に入ると、そうした学術的な刺激を受ける機会が少なくなることがあります。
もちろん、在宅ケアには在宅ケアの特有の学びややりがいがありますが、学び続けることを意識しないと、つい昔の知識に頼ってしまうこともありますよね。
これでは、個人間での知識の差が広がる一方です。
在宅分野でこそ、知的刺激を意識的に取り入れる
私自身、病院から在宅分野に移った際に、新しい知識を取り入れる機会がかなり減ったと感じました。
そうなると、どうしても「自分が持っている知識が正しい」という感覚に陥りがちです。
でも、医療や介護の世界は日進月歩。
新しい知識や技術が次々と出てきます。
そのため、私たち自身が積極的に新しい学びを取り入れる姿勢を持たないと、気づかないうちに「昔の知識」にとどまってしまう危険があります。
特に在宅分野では、病院のように周囲からの学びや刺激が少ないため、自ら意識して知的刺激を取り入れることが重要です。
現場での疑問をそのままにせず、自分で調べたり、研修会に積極的に参加したりすることが、自己成長にもつながります。
知のアップデートを怠らないための心構え
在宅で働いていると、毎日の業務に追われて、自分の知識をアップデートする時間を確保するのが難しいと感じることもあるでしょう。
しかし、それでも定期的に自分の知識を見直し、新しい情報を取り入れることが非常に大切です。
例えば、現場で新しい状況や課題に直面した時、「これはどうすればいいのだろう?」と疑問が生まれることがあると思います。
その疑問を解決せずに放置するのではなく、少し時間を取って調べたり、周りの経験者に意見を聞いたりしてみましょう。
また、最新の情報を得るために、研修会や勉強会に参加することも有効です。
自ら知識を取り入れる姿勢を持つことが、個人の成長にもつながり、最終的には利用者さんへのケアの質を向上させることにつながります。
知の刺激が現場に与える影響
知識のアップデートは、個人の成長だけでなく、チーム全体にも良い影響を与えます。
例えば、新しい技術や知識を持つスタッフが現場にいることで、他のスタッフも「新しいやり方を試してみよう」と感じることが増えるはずです。
これがチーム全体の向上心を引き上げ、現場の雰囲気を活気づけるのです。
また、知識をアップデートすることで、これまで見逃していた問題点や改善点に気づくことも多くあります。
結果的に、利用者さんへのケアの質が向上し、事業所全体の評価が高まることにもつながります。
ですので、自分のためだけでなく、チーム全体や利用者さんのためにも、知的刺激を意識的に取り入れていきましょう。
研修会や勉強会への参加を推奨
今回、外部講師を招いて研修会を開催したのも、事業所の管理者が、そのような「知的刺激」をスタッフに提供したかったからです。
人工呼吸器管理については、在宅分野でも重要な技術の一つですが、現場で直面することが少ないため、学ぶ機会も限られています。
そのため、定期的にこうした研修会を開催することで、スタッフ全員が同じ知識を持ち、現場で自信を持って対応できるようにしています。
しかし、こうした外部講師による研修だけでなく、日常的に自分で学ぶ習慣を持つことも重要です。
例えば、オンラインのセミナーや勉強会に参加したり、専門書を読んだりして、自分自身の知識を常にアップデートしていきましょう。
その姿勢が、将来のキャリアにもつながっていくはずです。
自ら成長を意識することが大切
最後に、私が皆さんに伝えたいのは、「自分で学び、成長する意識を持つことが何より大切だ」ということです。
誰かに教えてもらうのを待つのではなく、疑問を感じたら自分で調べ、学びたいことがあれば積極的に行動する姿勢が、あなたの成長を加速させます。
もちろん、事業所としても研修やサポートを提供していきますが、最終的には皆さん自身が「学ぶ意識」を持つことが必要です。
その意識が、あなた自身のキャリアアップにもつながり、利用者さんにもより良いケアを提供することができるのです。
まとめ:在宅分野での学びを継続して、成長し続けよう
在宅分野では、病院と比べて学術的な刺激が少なくなりがちです。
そのため、自ら知的刺激を積極的に取り入れる意識が必要です。
研修会や勉強会に参加する、現場での疑問をそのままにせずに解決する、こうした行動が、皆さんの知識をアップデートし、成長を促します。
自分自身の成長が、チーム全体、そして利用者さんにとっても大きなメリットになります。
ぜひ、これからも「学び続ける姿勢」を持ち、在宅分野での知識をアップデートし、深めていきましょう!
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました!
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《このnoteを書いた人》
ひろ/介護事業経営者/理学療法士/介護支援専門員
・病院で80人の部下を抱える管理職⇒介護で起業⇒6事業立ち上げ⇒経営11年目
・仕事効率化、知的生産、ビジネス書、文房具、ガジェットの話題が大好き
・X(旧Twitter)で介護事業の運営・マネジメント・リーダーシップについて発信
・YouTubeで介護事業の起業・経営について発信