時既に遅し(就職氷河期世代支援)
令和2年1月8日私は霞ヶ関の中央合同庁舎の一室にいた。
【就職氷河期世代採用選考業務説明会】が行われた。
選考をパスすれば厚生労働省の一般職職員として働くことができるのだ。
私を含め負け組のアラフォー(やアラフィフ)の集いしその一室の空気はどんよりとしており息が詰まりそうになった。
一番後ろの席に陣取っていた髪がボサボサの彼は明らかな敵意を役人たちに向けていた。
お前らのせいで俺の人生はめちゃくちゃだ!!
と言わんばかりにギラギラした目をしていた。
質疑応答の際もかなりの喧嘩腰だった。
そう、彼は端っから選考など興味はないのだ。
私も彼同様厚労省の役人になりたくて来た訳ではない。
漫画のネタにならないかな
というのが動機だった。
中央合同庁舎なんてなかなか入る機会もないし。
控え目に言ってかなり頭のおかしい人なのは自覚している。
ただ、この就職氷河期世代採用選考がニュースになった時に
素直に思ったことを以下の漫画で表現したいと思う。
そう、すべては遅すぎたのだ。
せめて10年前なら…
筆記試験は別の会場で行われたのだが、試験終了後の帰り道。
憔悴し切った中年たちの行列。
なかなかの地獄絵図だった。
いずれ漫画で描こうと思う。
ちなみに試験は普通に落ちた。
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