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氷河期世代の無敵の人化危機

先日、京アニ放火殺人事件の青葉真司被告は死刑判決を受けました。

マンガ制作もそうであるが、アニメ制作も非常に地味な作業の繰り返しだと思います。数十分の放送の為にコツコツコツコツ根気よく、ひたすら作業を続けていく。そんな彼らが、なんであんな理不尽な殺され方をされなければならないのか今でも非常に胸が痛みます。

世論でも報道でも皆口を揃えて「このような悲劇を二度と繰り返してはならない」と言っています。


しかし残念ながら、私はこのような悲劇は、今後さらに増えていくだろうと思っています。

なぜそう思うかと言うと、私は青葉真司被告と同じ氷河期世代だからです。


青葉真司被告だけでなく、
安部元首相を銃撃した山上徹也被告、秋葉原通り魔事件を起こした加藤智大元死刑囚もまた、氷河期世代でした。

追い風なんて吹いたこともなく、国の氷河期世代支援なんて、形だけもいいところです。ずっと見捨てられてきた世代、まさに棄民です。

近い将来、生活保護か刑務所か自死かなんて考える人たちもたくさんいるでしょう。それも数十万人単位で。

行き場のない氷河期世代をなんとか労働者として再生できれば…
しかしあまりにも時が経ちすぎてしまったのかもしれません。
氷河期世代ももう40代、50代ですからね。

低賃金で氷河期世代を使い潰してきたツケが回ってくることになるでしょう。

まず、人手不足。氷河期世代は人口ボリュームゾーンでしたが、不安定な雇用でまともなキャリア形成もできなかった人も多く、結婚や出産を諦めざるを得なかった人も非常に多いと思います。
まぁ私を含め、私の周りでも、未婚や結婚していても子なしの人たちは多いです。
それが少子高齢化に拍車をかけ、
現在の人手不足に繋がっていると思います。

安い賃金ではもはや人が集まらない状況になり、その分商品やサービスの価格は上昇します。さらに、365日24時間営業を持続することが難しくなってくるでしょう。ファミレスやコンビニでも深夜営業を止めた店は結構あると思います。

政府は氷河期世代の代わりとして、移民労働者を増やす方針のようですが、
商品やサービスの質の低下は避けられないでしょうし、もっと言えば、社会インフラの維持管理も難しくなってくるのではと懸念しています。

そして、移民や無敵化した氷河期世代による犯罪の増加、治安の悪化も問題となっていくでしょう。

上記したようなことは、既に肌で感じている方はいるのではないでしょうか。これまで当たり前に享受していたものが当たり前でなくなる。
私はそんな絶望の未来予想図を描いています。

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松宅一郎
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