「レム睡眠とノンレム睡眠について」
皆さんも聞いたことがある人が多いと思いますが、睡眠には種類があります。
それが「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」です。
ではそれぞれどのような働きをしているのでしょうか?
「レム睡眠の働き」
レム睡眠は「Rapid Eye Movement」の頭文字「REM」からくる記述で、「急速眼球運動睡眠」とも呼ばれます。
骨格筋の筋活動の低下や心拍数・呼吸数が増加して不規則になり呼吸は浅くなることが特徴です。
レム睡眠は脳が目覚めかけているが、身体が眠って運動機能が制止している状態だといわれています。つまり、一見眠っているように見えても、脳が覚醒している状態なのです。このことから、夢を見るのはレム睡眠の時が多いと言われています。また、レム睡眠は、記憶や感情に深くかかわっています。
「ノンレム睡眠の働き」
ノンレム睡眠は「Non-REM sleep」と記述され、「急速眼球運動を伴わない睡眠」とされています。
ノンレム睡眠中は心拍数、呼吸数は安定し、深くゆったりとした呼吸になります。
ぐっすり眠っている状態であるため、多少の物音や、軽く揺さぶられたりしても目覚めることはありません。ですので、ノンレム睡眠状態の人を無理やり起こしても、脳が休止している状態から活動を始めるまで、多少時間が必要とされ、寝ぼけている状態になってしまいます。
ノンレム睡眠の中にもステージがあり、浅い→深いまで4段階に分けられます。
もっとも深い眠りを得られるのが最初の1~2ステージで、日本の平均睡眠時間、約7時間30分の内の、前半3時間の間にノンレム睡眠に達することが出来れば、脳も身体も休めることができ、ぐっすり眠れた満足感を得ることが出来ます。
また、ノンレム睡眠時にもっとも分泌されると言われる、成長ホルモンは、成長や疲労回復、皮膚や細胞の修復などを行ってくれます。
睡眠不足の時に、お肌の調子がよくないと感じる時があると思います。それは、ノンレム睡眠に到達できず、成長ホルモンが十分に分泌できていない可能性があります。
睡眠周期について
睡眠周期のサイクルは1周期約90分~120分。
レム睡眠とノンレム睡眠で構成されており、その内訳は、レム睡眠が約60~80分、ノンレム睡眠が約10分~30分ほど続いて1つの睡眠周期が終わります!
この睡眠周期が4~5回繰り返され、1晩の睡眠時間の約6~8時間と言われています。
寝起きの目覚めがいいのが、睡眠周期の終了時期にあたる、レム睡眠の後半と言われています。毎朝気持ちよく目覚めたい場合、睡眠時間を90分周期に合わせて逆算して就寝すればぐっすり眠れた満足感を得れます。
しかし、現代では生活リズムは崩れやすく、携帯ゲームをしたり、飲酒していたりといろんな要因で睡眠周期がズレてしまい生活リズムを崩しやすいです。そこで、健康な人生の為にも正しい知識を持って生活習慣を一緒に見直していきましょう!
❕重要POINT❕
睡眠時間をしっかり確保する。
規則正しい生活を送る習慣をつける。