業務を他人に任せられない経営者の方々にお伝えしたいことがあります!

私は40代半ばを過ぎた頃に会社員をしながら副業で輸入品をネットで販売する仕事を始めました。

その輸入物販をスタートして半年後には売り上げが250万円を超え、当時の会社員の給料の2倍以上の収入を得ることができるようになったのは2016年の12月でした。

ただそのまま収入が右肩上がりに増えていったかというと、そんなに簡単ではなかったんですね。

その翌月、翌々月と収入は右肩下がりになっていきまた・・・。

その理由は完全なる「リソースの不足」。

本業以外の限られた時間の中で

・出品

・在庫管理

・価格改定

・顧客対応

・受注管理

・仕入れ

・荷物の受け取り

・梱包

・発送

これら全ての業務を1人で行なっていたので完全にキャパシティオーバーになっていました。

当時は本業にも支障が出るくらい時間に追われすぎていて、本当にしんどかったですね。

そのせいで売り上げを上げるために最も重要な、リサーチや商品選定の業務を行う時間が完全に足りなくなっていました。

それと比例して、徐々に売り上げは下がっていきました・・・。

そこでまず私が取り組んだのが、業務の「外注化」だったんです!

私の事業はパソコン1台あれば、いつでもどこでも作業ができるのでその利点を活かして

「完全在宅でスキマ時間でできる仕事」

とアピールして、主に子育てしている主婦をターゲットに業務委託で仕事を手伝っていただける外注さんを募集しました。

結果たくさんの応募があり、その中から自分が最も良いと思った方にお仕事をお願いしていきました。

その後、自分がやっていた作業全てを細分化して「作業系」と「思考系」に分類。

そして「作業系」の業務は自分ではもう行わないと決めました!

自分がやった方が確実だし早いけどな・・・という不安ともどかしさがあったのを覚えています。

例えば、コピペでできる簡単な登録作業や荷物の受け取り、梱包発送などは単純作業なので、とても安い単価で業務を委託することができました。

こうやって「作業系」に分類した業務をどんどんと自分の手から離すことで自分の時間を確保し、結果としてリサーチや出品商品の選定などの「思考系」業務に時間を使うことができるようになり、売上はみるみるV字回復!

その後、システム会社を経営する経営者との出会いによって、ツールでできることは徹底してツールで行うことで、リサーチや商品選定といった「思考系」と考えていた業務も自動化することができるようになっていきました。

この会社とは現在でもお付き合いがあり、ネット物販を運営する上で欠かせないシステムを弊社のクライアントに提供することができるようになっています!

この徹底した「システム化」による業務の自動化が成功の要因だったなと思います!

やがて業務委託していたスタッフも成長し、物販に関わるほとんど全ての仕事を一通り覚えていただくことで、自分のコピーのような人材が育ち、先輩スタッフが後輩スタッフに業務を引き継いでいく仕組みを構築することができるようになりました。

おかげでスタッフ教育やマネジメント業務も自分がいなくても回る仕組みができていきました!

仕組み化を成し遂げた瞬間は、ものすごい達成感がありましたね。

先輩が後輩にオンラインで指導したり、マニュアルを作成することで引き継ぎの仕組みも出来上がった結果、物販の事業は私がいなくても仕事が進んでいく仕組みを構築することができました!

こうやって自分のリソースを空けることで、私自身はコンサルティング事業という新しい事業に時間を使うことができるようになり、売り上げの向上と時間の両方を手に入れることができるようになりました・・・!

更なる成長を遂げることができた決め手は、この「組織化」に成功したことだと思います。

こうして現在では物販事業とコンサル事業の2つの会社を経営しています。

これまでに私自身は、様々な学びに投資をしてきました。

物販のコンサルに留まらず、採用、スタッフの評価制度の構築、組織作り、さらにSNSマーケティングのコンサルなど、私自身が様々な学びに投資してきたことで弊社のコンサルティングサービスはECサイトの売り上げを上げるためのサポートに組み込んでいるので、経営全般の一貫サポートができるようになっています!

クライアント方からも大変好評で、多くの方が弊社のサービスを継続して利用してくださっています。

ここまでの経営拡大ができたのも、こういった幅広い経営サポートが可能になったからではないかと考えています!

もしこれを読んでくださった方の中で、本当は他にもやりたい事業があるのに属人化のために手が出せていない方、自動化を確立させて時間に余裕のある経営を目指したい方などがいましたら、私の体験談がお役に立てるのではないかと思います。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?