【41歳の婚活】30歳公務員のコウさん
30歳の公務員（公務員なのでコウさん）はブースに入ってきた時、信じられないくらい笑顔だった。
ニコニコではなく、ニッコニコという感じ。
👩「周りが明るくなるくらいの笑顔ですね！」
と開口一番に言うと、
👨「ありがとうございます！まつりさんこそ、ステキな笑顔ですね！」
と、褒めてくれたんだけど、なんかミュージカルみたいだった。
（後で思うと、この時に気付くべきでした。）
少し話してみると、とてもまじめな人なんだなと言うのがわかった。
👩「このパーティーって、男女ともに30歳からじゃないですか。年上が好きなんですか？」
と聞いてみた。
👨「そうですね！年上の方の方が好きです！」
👩「とはいえ一回り上はさすがにって感じですよね？」
👨「いえ、僕的には気にならないです」
というので、マッチングしたとかどうとかは面倒だなと思い、
👩「連絡先書いてほしい！とりあえずご飯行こう！」
と誘った。
コウさんは別の女性とマッチしていた。
私は投票しなかったから、コウさんを書いていたらマッチしていたかどうかは謎。
翌々日になり、ラインをした。
勿体ぶったわけではなく、実家に帰っていて5歳と7歳の甥っ子とUNOするのに忙しく（20回はやった）、落ち着いて返信ができないと思ったから。
この、「どっちの日付もありがたいです」と言い方で、少し違和感を感じていた。
「そんなありがたがるほどのことか！？」と思った。
こっちの行動に対しての感謝が重すぎる、大仰すぎる。
「配慮してくれてますね」＝【気を遣ってくれていることに気付いてる僕】っていうふうに見えてしまう。
（私の心がよごれてる、）
あと、コウさんのプロフィールをよく覚えてなかったから新橋を提案の中に入れてしまったんだけど、コウさんの職場が新橋駅から1時間かかるところだった。
他に提案した、上野とか秋葉原の方が近いはず。
「飲めるのが嬉しくてつい新橋」もわけわからんし、当日とか直前に変えたわけでもないのに、「我儘ばかりで申し訳ない」と言われるのも、「何かで挽回します！」と勝手に意気込まれるのも訳がわからない。
その上、住んでるマンションの特定（と言うより、どのくらいお金を持ってるかのさぐりか？）みたいなことしてくるのも気味が悪い。
いいんだけどさ、
「まつりさんのおすすめのところあれば」
って、僕は探す気ないですってことよな？
私が誘ったけど、あまりに丸投げすぎてゾッとして、行くのやめたくなった。笑
「知ってる店あります？おすすめとか行きたいお店があったらそこでもいいし、なければ探しますよ！」くらい言ってほしいもの。
私が「全然わからないから調べる」と言ってるのに、「僕も調べます！」とも言ってくれない。
しかも食べたいものすら、ろくにリクエストせず「まつりさんが食べたいものを！」ってそれ優しさじゃなくて、怠慢だから。
そんで「温かいもの」って、ほとんどの食べ物が温かいだろー！！！
「LINEでより好きになりました！」もちょっとビビってしまった。
もともと好きだったってこと、、？え、、？
もうかなりどんよりした気持ちになってしまった。
（しかし前進あるのみ！）
「さすが」とは、、？
「なんとなく耳障りのいい言葉いってんだろうな」と思ってしまう薄っぺらさ。なんか恋愛のマニュアル本でも読んだんかな。
お店前で待ち合わせして、入店。
私が予約したからなーと先に店に入り、店員さんに
👩「19時に予約した、まつりです」
と言うと、コウさんが後ろから
👨「2人です！」
と大きな声で言ってきて、指は✌️してた。
名前言えば大丈夫だし、別にお手柄じゃ無いし。
なんかそれが結構イヤで、なんやこいつ、と思ってしまった。
大爆発すぎて笑った。
何が食べたいとハッキリ言わないから、私は本気でおいしそうなお店を３ジャンルから選んだ。
会ってから
👩「中華気分でしたー？」
と聞いたら
👨「３つ選んでくれて、上から松竹梅なのかなって思って、真ん中の竹を選びました」
と言われてイラっとした。
ちゃんと選んだんだから、せめてその中からちゃんとお前の食べたいものを選んでくれよ！！！
集合場所に関しても、私が「新橋」を一番最初に書いたから、「新橋」にした模様。
お前の意見 is どこ？？
この、訳のわからない理論で、ギブアップ気味。
コウさんは、もう恋愛はじまるっしょ！という感じで、どんどん話してくる。
👨「婚活パーティーでお会いしたときもでしたが、今日もステキなお洋服ですね」
👨「ネイルもステキですね」
👨「笑顔がいいですね」
などなど、ミュージカルぽく、へっちゃらの顔で言ってくる。
👨「どんな人がいいですか？」
👨「年上と年下どっちがいいですか？」
この辺りまでは良かったのだが。
👨「体の関係は早めに持ちたいですか？」
と言い出した。
👩「なんでそんなこと聞くんですか？」
と答えずに質問で返すと
👨「以前、3回会った女性からスキンシップが無いから私のこと好きじゃ無いと思いました！と振られまして、それで聞きました」
おお"ん！！
まず聞いてる内容も、仲良く無いのに聞かれたらイヤな質問だし、他の女の話を出すなよ！！
もうこれで、ギブアップ確定。
しっかり今、断ろうと決めた。
👩「私、年齢ってあんまり意識してなかったんですけど、自分が60歳になった時にコウさんが48歳かって改めて考えたら、本当に申し訳ないなって気持ちになってしまって、先に進めないほうがいいかなって。
こんなタイミングで、ふと我に返ってしまって申し訳ないんですけど…」
と伝えると、コウさんは
👨「僕が魅力的な男じゃなかったってことですね。すみません」
と今まですべてトンチンカンだったのに、ここだけ的確に理解してくれて、「頭いいんだなぁ」と尊敬した。
👩「逆ですね、魅力的だからいい加減な気持ちで進めるのは良くないなって思いました」
と伝えたけどフォローになってないか。
お会計は、
👨「僕が出しますよ」
と言ってくれたけど、さすがに申し訳なくて
👩「ぜったい割り勘にさせてください！友だちってことで！」
と頼んで、約4500円渡そうとしたら、財布に2000円しか入ってなかった。（おい）
👩「ごめん！PayPayでばっか払ってて、現金ないこと気づかなかった！コンビニでおろすね」
と言うと、それは悪いから全部出すと言ってくれて、でもどうしても割り勘がいいと言うと、あとでPayPayのリンクを送ってくれる、ということに落ち着いた。
店前であっさりバイバイして、私は歩いて帰った。
コウさんからライン。
適当に送って少なかったら申し訳ないから5000円送った。
そんなことより、【漢】！！！！！