自分の絵で誰かを幸せに。くすっと笑えるイラストを世界へ届けたい
シリーズ第7弾は、絵を描くことが好きで、「自分の絵が誰かの幸せに繋がると嬉しい」という、にしおかあきさんです。
すでにイラストはご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
会社員でありながら、おもしろゆるゆるの世界を発信しているにしおかさん。LINEスタンプ、絵本製作やパッケージデザインなど多方面で活躍しています。
そんな にしおかあき さんの現在、過去、未来についてお聞きしました
■研修参加へのきっかけ
マチュアの会(以下ー):
にしおかさんは、NextStory主催のセカンドキャリア研修を受けて、現在研修修了生が集う「マチュアの会」にメンバーとしていらっしゃいますが、セカンドキャリア研修を受けたきっかけは何ですか?
にしおかさん:
2019年に母が「面白そうなのがあるよ」と朝日新聞の切り抜きを持ってきました。(ご本人が今も大切に保管していて、切り抜きを見せてくれました)
面白そうだな。と思いつつ、その後(株)Next Story主催の1日研修(メンタルに関するテーマ)があり、受けてみて良かったので2021年5月にNext Story第5期のセカンドキャリア研修(午前・午後で2日間:2021年当時)を受けました。
ーセカンドキャリア研修を受けて良かったことは?
にしおかさん:
同じ状況の女性達、そして前向きな方ばかりなので会ったり話したりするのがとても心地よいです。
私は未来志向で過去は興味ないんです。今もっているもの・技術・友達がゼロになったとしても「新しくやり直せる。次はどんな人に逢えるかな?」という考えがあって、そんな考えを話せるといいなと思います。
「なくさないためにはどうしたらいい?」という話ではなくて、「なくなってもよい、次は?」という思いっきりの良さが好き。
マチュアの会のメンバーはそんな話ができるのがいいですね。
■現在の副業 絵を描くことが好きでイラストを描くことに
マチュアの会(以下ー):
「にしおか あき」さんといえば、LINEスタンプクリエイターが思い浮かびます。「TopCreater 100」の公式ブックにも登場していますよね。他にはどんなことをされていますか?
にしおかさん:
カエルの本にカエルのイラストを描いたお箸のカバーが紹介されています。
2019年にはメッセンジャー用スタンプでマリオを抜いて「いちごパンツくま」がランキング1位になったこともあります。
LINEスタンプも海外の人も買って使ってくれているのでとっても嬉しいです。
―:岡山県で毎年イベントをしている「岡山レインボーフェスタ」のキャラクターを担当していますよね!
にしおかさん:
はい。これがグッズの1つのTシャツです。
ーかわいい~。生地もしっかりしていますね。(あててみる)
にしおかさんのキャラクターは手書きでほっこり癒されますよね。
ーイラストがどのようにして商品になったのでしょうか?
にしおかさん:
2012年ごろE-mailが使えるようになって、自由が丘のfrogs https://www.frogs-shop.com/という雑貨屋さんと中目黒のパンダ専門店Caramel(閉店)さんに「こんなものを作っているのですがお店においてもらえませんか?」とメールを送ってみたんです。
そうしたら両方のお店から「お店に来てください」と返事があって。
そして、カエルの絵を印刷したお箸の袋を持ち込んでお店に買ってもらい、商品として売ってもらったのが最初なんです。
LINEスタンプを始めるまえに、これが絵を描いた最初ですね。ポストカードとかポチ袋とかも売りましたよ。
ポストカードは何も書いてないものを買ってきて、印刷して一枚ずつ透明袋に入れて包装して持ち込みました。
2012年~2015年くらいの3年間は商品を雑貨屋さんに持ち込んで売っていました。
ーもともと絵を描くのは好きなのですか?
にしおかさん:
漫画のキャラクターを描くのが好きで、チラシによく書いていました。漫画大好きなんですジャンプとか好きですね。
ーラインスタンプを始めたのは何がきっかけなのでしょうか?
にしおかさん:
姉に「ラインスタンプやってみたら?」「こういうスタンプを作って!」と言われたのがきっかけで始めました。
もともと私は「ITエンジニア」だったので、LINEの登録(当時は英語で難しかった)は抵抗なくできたので、他の人より参入のハードルは低かったかもしれませんね。
ーにしおかさんのイラストは「まったりくだけ感」がラインスタンプにぴったりですよね。
にしおかさん:
自分の描いた絵が誰かと誰かの間で使われて笑顔になっているのが嬉しくてやっています。
だから基本的に怒っている絵は描いてないです。ぷぷっと笑えるのをテーマに書いています。
ーはじめにお店に持ち込んだ時は、「副収入を得ないと」という危機感からなのか「売ったらお金になるの?」という好奇心からなのでしょうか?
にしおかさん:
特にお金が目的ではなかったです。自分の絵が誰かの幸せになることが目的なんです。
与えられたものに対して応えていくより、与えられるよというのをアピールしてくのが大事だと考えています。
なので、待ちの姿勢ではなく自分からこういうのがありますがどうですか?というアプローチを先ほど話をした雑貨店へして、2店ともOKになるということは、「お店側もいろいろな商品を置きたい」という事ですね。
ー需要に気づくことが大事なのでしょうね。
2つのお店は大好きな雑貨屋さんなので、そのお店に自分の商品を置いてもらえるなら幸せ。という気持ちだったかな。
ー映画でにしおかさんのラインスタンプが使われたと聞いてますが。
にしおかさん:
「Anoko no Triko」映画のディレクターさんから「このスタンプを映画の中で使っていいですか?」とDMをもらったんです。
吉沢亮くんがスマホを使っていた画面に憧れの子から「チュッ」っていうスタンプが送られてくるというシーンです。
ーラインスタンプを作っていて何か気づいたこととかありますか?
にしおかさん:
面白いなと思ったのは、スタンプで人気なのは姉のために作ったものなんです。(ともちゃんスタンプ)https://store.line.me/stickershop/product/1271560/ja
気持ちが入ったものがイメージが分かりやすく伝わるのかもしれないですね。
あとは、世界のどこで使ったのか、買われたのかがわかるということです。
外国の人が描く猫はリアルの猫が擬人化されたようなものが多くて、日本のハム太郎のようなキャラクターは生まれにくいですよね。
是非海外の方に日本の文化を伝えたいですね。
■これからの夢
ー最後に、これから叶えたい事は何でしょうか?
にしおかさん:
今描いている絵本を描きためてアニメ化したいですね。
海外へも発信して笑顔を増やしたいです。
Goolgeサイト
https://sites.google.com/view/nishiokaaki
インスタグラム
https://www.instagram.com/nishiokaaki
note
https://note.com/nishiokaaki
インタビューを終えて
ラインスタンプはじめ、絵本やイラストで大活躍の にしおかあき さん。
「自分の絵で誰かを幸せにしたい。」と何度もおっしゃっていました。
そんな思いが込められたイラストだからこそ、みんなに愛されるんですね。
直感に従って行動し、実現していく。
何事も行動しないと始まらない。私たちも無理だと思わずに、動けるか動けないかが次のステージへ行けるかの分かれ目だと感じました。
(2024年6月2日) インタビューは、マチュアの会情報発信プロジェクトの佐藤由香利(2期生)・新井陽子(5期生)が実施しました。
※マチュアの会とは
「マチュアの会」は、それぞれの場所で様々なキャリアを積んできたマチュア世代の女性たちが、次のステージでも自分らしく輝くために、本気で人生のセカンドキャリアについて考える講座「Next Story」※の修了生を対象としたオンライン・オフラインでのコミュニティです。
※→セカンドキャリアについて考える講座「Next Story」
https://next-st.com/post/event-category/course/