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◆突撃レポート 小川さんのパン焼き体験教室◆

「わぁ!かわいい!可愛い!」 思わず声をあげてしまった目線の先には、ぷっくりと膨らんだパンの生地。 ここは、小川さんの「パン焼き体験教室」。本日はこちらからの突撃レポートです。

小川さんは福祉の世界で長年お仕事をされてきましたが、パンを焼くことに興味があり、なんと20代 の頃から地元である熊本の水俣から福岡に本校があるパン教室まで通い、今では、ご自宅でパン教室を 開いているだけでなく、パン教室の講師までなさっているというまさに、パン焼き職人の匠! パンを焼くことが初めての我ら体験隊は、エプロンだけを握りしめ小川さんのご自宅にお邪魔しました。

既に下準備として第一次発酵が終わった状態のパン生地が準備されており、ワクワク度は MAX! そのパン生地は、なんとも頼りないふよふよとした感じで、まるで産まれての赤ちゃんのような 儚い触り心地…思わずうっとりしてしまいます。

最初の作業として、その生地を40グラムずつ、スケッパーという専用の器 具でちぎっていきます。
私達は、慣れない手付きで40グラムを予想しながらちぎっていったのです が、「あ…3グラム足りない」「あ…5グラムも多かった」と修正ばかり…。で も、小川さんは躊躇なくサクッサクッとスケッパーを入れるだけで、計って みると見事きっかり40グラム!!さすが匠は違います!!

パン教室の先生、小川さん

次は、分けたパン生地を成型していく作業です。 先ほどちぎった生地を軽く丸めるのですが、これが一番難しい! 生地を、単に丸くするだけでなく、ふっくら焼き上げるために、適度に生地 の表面を張った状態にしなくてはなりません。丸めながらパン生地の表面を 張らせるって…??どゆこと?

少しコツを教えて頂きながら、丸める方向がわかりやすいようパン生地に楊枝 を立てもらったものの、この楊枝がアッチ向いたりコッチへ倒たりと、自分で 自分の不器用さに笑いが出ちゃうほどでしたw

丸める方向がわかりやすいように楊枝をさす


パン職人さんだと、この作業、パン生地を左右の手で 1 個ずつ同時にぐるぐる ぐると 3、4 回台にこすりつけるだけで、丸める作業が完了するそうです。 プロフェッショナルってすごいなぁ…

気を取り直して、なんとか丸く整えたら、次は、生地を手のひらで平たくします。 その時、パン生地から「プチプチプチ」という音と共に、手のひらに何か弾 けるような感覚を覚えました。

これは、第一次発酵の際、イースト菌の活動によって発生した炭酸ガスで、 しっかりガス抜きをすることでパンの焼きあがりが均一で美しい形になる のだそうです。
なんだか、手のひらがくすぐったく、まるでパン生地と会話しているような 気分♪


具財を入れ込む

平たく伸ばしたパン生地にはチョコレート・ナッツ・レーズン等、好きな具材を入れ込み、 再度、丸く形を整えた後、つなぎ目を下にしたら第二次発酵の工程へ GO!

「発酵」って、どうやってやるのかな?レンジ?炊飯器を使うとか? と思っていたら、なんと!小川さんのご自宅には専用のパン発酵器があり ました。

パン発酵器


パン作りというのは、とても繊細な作業なので、気温、天気、湿度等を加 味した上で、発酵の為の温度や時間を決めるのだそうです。 それには、やはり専用の発酵器が必須なのですね。さすが匠です!

第二次発酵を待つ間は、美味しい小川さん手作りのパウンドケーキを頂き ながら、パン作りへの愛について語って頂きました。

パンも時代と共に、形や傾向、材料まで色々と変わってきているそうです。 例えばあんぱん。 昔は、真ん中がお臍のように凹んでいて、芥子の実が付いていましたよね。 でも、最近はこんもりと盛り上がる丸い形のあんぱんに変ってきたとのこ と。 近所のパン屋さんをちょこっと覗いて、パンの今昔を見るのも面白いかも しれませんね。

あんパン

さて、そうこうしている間に、第二次発酵が終わりました。発酵器を開け ると… 「わぁ!かわいい!可愛い!」

そう。ここで、この記事の最初のセリフに繋がるわけですが、 ぷっくりと膨れたその形が、まあるくて、可愛くて、思わず笑顔になっ て、「かわいい!かわいい!」という表現しかできない程、こんもりと盛 り上がっていたのです。

発酵でふわふわ

そのぷっくりと膨らんだパン生地に溶いた卵を薄く刷毛で塗ると、最後 の工程、焼きに入ります。
オーブンに生地を入れてから、ほどなく、鼻孔に香ばしい香りが届き、自 然と鼻がピクピクと…w
早く焼けないかしらん♬焼き上がりが待ち遠しくてたまりません!

焼き上がりまで10分。待ちに待ってオーブンを開けた時の歓声は… 「わぁ!かわいい!可愛い!」 やっぱり、このフレーズ!これしかありません!

焼きたてのパン

ふっくら、つやつやしていて、なんとも可愛らしく食べてしまうにはもった いない程の、完璧なパン達でしたが、焼きたてほやほやのタイミングを逃す わけにはいきません。
その場でパンを二つにちぎると… ほっこりと白い湯気が経ち、ほんのり甘く香ばしい、まさに幸せの香りが♪ その後、あっという間に可愛らしいパン達は私達のお腹に納まったことは言 うまでもありません。

パンの手作りって、 パン作りからそれを食するまで、ずーっと幸せな時間が続きますね。
(マチュアの会 6期 柏原/有馬)

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