イバラシティ攻略記事:カミセイ区 S-13:守護者《EEL》ソロ~ペア向け攻略
騒乱イバラシティプレイヤーの皆ごきげんよう。MISSION攻略してるかな?
いや、わかっている。心が折れそうなのだろう。
「無理ゲー!」「急に難易度上がりすぎだろ」「イバラシティ引退します」
無数の悲鳴が私の耳にも届いている。善良なるプレイヤーの悲嘆の嗚咽と怒号はSNSやコミュニティのチャットサーバーを駆け巡り、大きなウナギ……もとい、うねりとなって人々の心に波紋を起こしている。
厭戦感情、消費の鈍化、経済危機、オイルショック……《こぐま》以来の大変憂慮すべき事態が訪れようとしている。
だが、諦めてはいけない。暗黒の土用の日に立ち向かうべく、名もなきスペシャリスト達(※1)が立ち上がった。本文は、誠に僭越ながら彼等を代表してこの松戸がソロ/ペア向け攻略記事という形で認めるものである。最後までお付き合いいただければ幸い。
※1:別に名前はある。末尾謝辞にて改めて紹介するが、先ず特にお世話になった方として、PT向け攻略記事を執筆したADSON氏を挙げたい。当記事と内容が重複する部分も多いが、相互補完的に執筆しているものでもあるので是非併せて御一読願いたい。
1.土用の日の憂鬱:守護者《EEL》の生態
まずは皆が危険視する『守護者《EEL》』の姿を解明していこう。敵を知り我を忘れればとりあえず話の焦点を絞れるはずだ。
守護者《EEL》
MHP:13091
MSP:452(通常攻撃毎に136回復)
付加:
反護Lv25(被攻撃命中時、確率発動。自分に守護を2~3追加。)
鎮痛Lv25(被攻撃命中時、確率発動。自分のHPを大体9.6%回復。)
舞護Lv25(攻撃回避時、確率発動。自分に守護を5追加。)
舞撃Lv25(攻撃回避時、確率発動。攻撃してきた相手に無属性攻撃。ダメージは700~800程。)
水纏LV25(戦闘開始時、確定発動。水特性及び水耐性が増加。)
敏捷Lv25(戦闘開始時、確定発動。AGが増加。)
パッシブスキル:
血気(MHPに対しHPが減るほど、与えるダメージが割合で強化。)
死線(MHPに対しHPが減るほど、自分の攻撃の命中率が割合で強化。)
背水(MHPに対しHPが減るほど、受けるダメージが割合で低下。)
見切(MHPに対しHPが減るほど、受ける攻撃に対する回避率が割合で強化。)
強打(自分の行動前、100%発動。次に与える攻撃のダメージが18%強化。)
アクティブスキル:
・プロティアンフォーム 消費SP0 第1行動時使用
(スキル使用時、以下の効果がランダムに6回選ばれ発動。
『隊列1後退(最大3列目)』・『射程1増加』・『連続行動ゲージ増加』)
・フロウライフ 消費SP80 第2行動時使用
(MHP上昇、DF上昇。MHPは通常約16.8%上昇。)
※以下のスキルは全て、SPが足りるものから抽選でランダムに使用する。
・アルヒェ 消費SP240
(敵傷:水撃+味傷:水撃。大火力。)
・ディープブルー 消費SP200
(敵:水撃&水特性増。大火力。)
・バックフロウ 消費SP100
(味傷:精確水領撃&HP増&隊列後退。強烈な回復スキル。)
・ウォーターフォール 消費SP50
(敵:水撃。標準的な攻撃。最大10回まで撃つが、6回目以降はダメージが減少する。)
なんというヌメリ強さ。もとい粘り強さ。
設計上、HPが減れば減るほど硬くて避けれて力持ちになる。どんどん固くなり死ぬまでの被弾回数が増えることで守護による回避が発動しやすくなり、回避が守護を、守護が回避を生む。なんなら殴られた時にも守護が増える。これらの特徴により、多段攻撃に無類の耐性を持つ。トドメとばかりに強力な水耐性により、水属性攻撃に対して非常にタフ。
恐らくこれを作った奴は相当なウナギフェチもしくはウナギそのものだ。洗っても洗ってもヌメリが取れないところなんか、もうただウナギを食っているだけでウナギをわかった気になっているワナビーには決して及ばない、ウナギーの世界だ。
とりあえず、パッシブのシナジーが非常に強固に設計されていて、扱いを間違えると一生捕まえられないというところだけ覚えておいてもらいたい。
2.プロ板前と考える:ウナギに効くアクション
「そんなこと言われたって、おれウナギの捌き方なんて知らないよ!」
ごもっとも。だが、それでも我々はウナギを絶滅寸前に追い込むレベルで食べている。プロの板前や海の男達がウナギを捉えて捌いてくれるからだ。
無論我々はプロではないが、やり方を理解すれば自分のできる範囲でプロの模倣は十分に可能だ。では、早速学んでみよう!
2-1.厚労省公認:恐るべきウナギの火力を凌ぐ
・序盤の大火力を凌ぐ
アルヒェ、痛いですね。ディープブルー、痛いですね。まるでウナギの生き血のように毒がある。
新鮮なウナギ(2~3T目まで)はSPに余裕があり、これらのスキルを撃ちまくる恐れがあります。悲惨な事故も数多く報告されている。
『何だこの飽和攻撃!?』
これらの火力に抗するために、1,3,4T目に先手でアブソーブやコンテインといった次与ダメ減スキルを撃ち込んで、敵の単発火力を抑制しておくとグッと安全性が高まる。
尚、後手では1T目の分は敵の強打で防がれる恐れがあるので難しい。
(※この辺りの詳しい仕組はADSON氏のテキストが素晴らしいので是非。)
また、アルヒェを連続で受けても耐えられるようにHPを高く保つことも素晴らしい対策になるだろう。
これはエネルジコやフィジカルブースターでMHPを高めるのもいいし、【味方HP70%以下】条件かつ回数2回程でクリエイト:グレイル等のそこそこ強力な回復スキルを撃つのもいい。ソロならバックフロウ回数1回でもいい。最悪ヒールでも構わない。いずれにせよ、火力に自信があるのでもなければ安易に回数を3回以上にはしないこと。これは次項で説明しよう。
とにかくこの時点では死ななければ何でもいい。確率ではなく、確実に生き残れるように対策をしよう。大丈夫。ウナギのSPはすぐ枯渇する。そうなれば当分ウォーターフォールとバックフロウしか撃てない。そうなってからが本当の戦いだ。
・20T以内に決着をつける
永い時を経たレジェンダリーウナギは、力の波動に目覚め、アルヒェ・ディープブルーを連発する。これは旧約聖書で言われるところのヌーメの方舟の伝承、そこで描かれるヌメヌメした大洪水を現していると言われている。
冗談はさておき、ウォーターフォール10回とバックフロウ5回の使用回数を使い切ったウナギは、アルヒェとディープブルーしか使えなくなる。結果、通常攻撃2回→大火力スキルという行動パターンに移行する。そうなるのが大体20T目だ。
これは戦闘開始時の脅威とは比べ物にならない。回復しなくなる(できなくなる)ことにより、血気・死線といったパッシブの効果が爆発的に高まり、とんでもないダメージを叩き込まれるからだ。
血気(MHPに対しHPが減るほど、与えるダメージが割合で強化。)
死線(MHPに対しHPが減るほど、自分の攻撃の命中率が割合で強化。)
『があああっ! パワーが違い過ぎる……!!』
ポーションラッシュやチャクラグラントなんかを後手で使わない限りこのパワーに抗うことは難しいし、何より回復に手一杯で敵をロクに殴れなくなっては本末転倒。AGが高い分連続行動が多く、コンテインやアブソーブといった対抗策が通常攻撃で潰されやすいため効果的な対処も無い。こうなる前に決着をつけよう。
2-2.いよいよ目打ち:ウナギの倒し方
ヌルヌルと動くウナギを仕留めて捌くために、プロの板前もウナギを氷水で弱らせたり、日本酒につけてぐてんぐてんにしたりと、あらゆる無慈悲で暴力的な工夫を凝らしてきた。我々のように経験も技術も無い鰻素人(ウシロウト)こそ、そういった理性的な暴力を駆使していくべきだろう。思いつきでドライアイスの俎を使って怪我しても誰も面倒は見れないのだ。
・単発大火力で攻撃する
まずは何はともあれこれである。5枚や7枚守護があったところで、与えるダメージが高ければ守護の回避効果は発動しない。回避時の舞護は50%ほどの確率で発動し一度に5枚、被攻撃命中時の反護は低確率で発動し一度に2枚の守護をつける。そして守護は何もしなくても所持者の行動後に1枚減少する。一度につく守護に負けないだけのダメージで殴り続ける限り、ヌルヌルと逃げ続けられる心配はまず無い。
このラインはケースバイケースだが、1発750以上のダメージ(余裕を持つなら1000以上)を出し続ければ大丈夫だ。
要は、ATを稼いで1発毎のダメージが高いスキルで攻めること。自分の攻撃が今の最高の装備でどれくらいのダメージを出せるか、これまでの結果をよく吟味しておこう。武器を選ぶ時は、強さが50以上も低いとかでなければ、射程1のものを武器枠に入れAT補正を稼ごう。DX補正も得られ都合がいい。
また、これまでの自分の出してきたダメージを良く見直しておこう。強力で普段から頼りにしているスキルでも、1発ごとのダメージが足りず危なさそうならば使用を控えよう。五月雨とかバーニングチューンとか。
・命中率を高める
「それなら、敵も水しか使わないし、このヘイルカードでどうだ!」
そうしたい気持ちはよく分かる。が、ちょっと待って欲しい。敵には見切と敏捷がある。
見切(MHPに対しHPが減るほど、受ける攻撃に対する回避率が割合で強化。)
敏捷Lv25(戦闘開始時、確定発動。AGが増加。)
敵は回避率が非常に高い。余程命中補正を稼がないと、粗雑撃を頻繁に避けてモリモリと守護を増やしてくる。たまに当たったとしても、それまでにたっぷり溜まった守護が発動して避けられてしまう。そしてまた守護が増える。まるで賽の河原の石積みだ。粗雑撃は極力使わない方がいいだろう。
粗雑撃を引き合いに出しはしたが、命中補正が低い状態であれば他のスキルでも同じだ。前項と併せて、弱い一撃・当たらない攻撃は逆効果とおぼえておこう。逆を行けば大丈夫。一発の威力を高め・命中率を高めること。即ち、ATに加え、LKとDXを高め命中率を高めることが重要だ。装飾は強さの高いものを選び、ダメージが足りてるならば自由枠にも入れておこう。
他にも、盲目をスタックさせておくのも素晴らしい。これについては後で詳しく解説しよう。
・領域効果を発動させ、バックフロウを弱体化させる
ウナギが持つ唯一の回復スキル:バックフロウは、水領撃のため、殴られて回復されるウナギのいる列の水領域値が高いほど回復量がハネ上がる。
before
A F T E R
領域値が0→6となるとこんなにもハネ上がってしまう。撃たれるかどうかランダムとはいえ、こんな回復、されないに越したことはない。極力、敵1列目の領域値はこまめにリセットしよう。但し、極力火属性以外で。
煙霧 そのターン、その列にいると命中率が減少、回避率が増加。
火と水で発動する煙霧は、回避時効果の豊富なウナギには逆効果。
なお、ソロの場合、バックフロウを撃つ度に後ろに下がってまた領域値0からになるため、煙霧が発動したり特大回復を連発されることはないが、ペア以上の場合は話が変わってくる。
下がった2列目に領域値があれば、その値を受け継ぐため、2発目のバックフロウで大回復されるリスクがある。念の為、フラッシュやレイといった敵の全ての列の領域値を操作できるスキルを2回以上使っておくと、バックフロウを連発されても安心だ。特に、今挙げた攻撃判定が発生しない=回避される心配が無いスキルは舞護も反護もされないためオススメ。
勿論、他に無ければ攻撃スキルでも火属性スキルでもいい。あるものを使っていくしかない。4000も5000も回復されるよりはよほどマシだ。
・MHPやMSPを切り取る
ウナギはMHP比例の回復を持たないが、MHPを現在値比例で上昇させるフロウライフを必ず使用する。この上昇には減衰条件があり、撃たれる前に予めMHPを低下させておくことで実質HPを大きく減らしているのと同じ恩恵が得られる。奪取では減衰はかからないが、現在値を減らすという点からはどのみち効果的だ。
MSP低下はもっと有効だ。通常攻撃はMSP現在値の30%のSPを回復する。SPの回復力を奪うと相手のスキル使用頻度が下がるため、受けるダメージを減らせるし、回復の頻度も減る。足りなければ撃てない以上、凍結や朦朧と併用することでバックフロウを殆ど撃たせないこともできる。
該当するスキルは唯一ムーンサルトプレスだけというのが悩ましいところだが……あれば是非使おう。単発攻撃でブレイクと同じくらいのダメージが出るので、他にこれという火力スキルに乏しいのなら使用回数をLvまでにするのもいい。
・必殺で一気に締める
見切、血気、背水……ウナギは死に際が最もヌルヌルして手強い。釣り上げた後が本番なのだ。だが、その手強さをある程度スキップすることもクレバーなやり方だ。
必殺で使うスキルは火力が高ければ何でもいい。単発火力が低過ぎるレッドショックやデアデビルなんかは流石に難しいが、結局の所は自分のATとの相談だ。一発あたりのダメージがまず確実に750を超えるなら、バーニングチューンでもケイオティックチェイスでもウィンドカッターでもいい。相手のHPを着実に減らせる事実には変わりは無い。勿論単発の方が不測の事態に強いが。
自分の火力と相談して、3000~4000くらいのダメージを1ターンで出力できるように撃ってみるといいだろう。困ったら15行動に一つ仕込んでおくのがオススメ。15行動毎のカードと合わせれば一気に2手分の火力を叩き込める。というよりソロの場合、ここまで時間がかかっていると、不慮の事故で回避ループが発生している恐れがある。ここでSPが枯渇するのはリスクだが、このままでもどうせジリ貧だから、相手がバックフロウで回復しないことを祈りながら撃つしかないケースもある。誰もお前の代わりにウナギを仕留めてはくれないのだ。
・変調に浸けてぐでんぐでんにする
完全ヌメリ生命体と思われたウナギにも、明確に弱点がある。変調耐性や変調除去を持っておらず、設計上変調に弱いのだ。乏しいSP、アクティブスキルによる回復や回避に依存した耐久は一部変調に極端に弱い!
○環境変調
炎上 毎行動時、HPが減ります。
凍結 毎行動時、HP・SPが減ります。
○肉体変調
猛毒 毎行動時、HPが減ります。猛毒中は肉体変調に対して抵抗しにくくなります。
盲目 盲目中は攻撃の命中率・回避率が下がります。
腐食 毎行動時、MHP・HPが減ります。腐食中は受けるHP回復効果が弱化します。
○精神変調
朦朧 毎行動時、SPが減ります。
特に効果的なものの記載を一部抜粋してみた。
凍結や炎上、猛毒腐食は、半端なスキルで下手に殴るよりも遥かに大きなダメージを与えられる。
盲目は敵の回避を阻害して攻撃の大きな助けになる。
凍結と朦朧が続いていると、通常攻撃を撃っても撃っても回復した端からSPが減ってスキルの使用頻度が大きく落ちる。
いずれも付与する手段やどれを採用するかが悩ましかったりするが、判断の目安として以下の条件分けに適うものを活用するといいだろう。
1.該当する変調種別の変調特性を有している。(ex.肉体変調特性)
2.当然、付与量は多ければ多いほどいい。
3.ソロであれば、ダメージを与える種別の変調を優先。
4.そのスキルが守護に弾かれないよう撃てるなら、攻撃スキルを起用。
計算は難しいが、とにかく攻撃スキルだけで戦った時と比べて与えるダメージが大きくなる間だけ撃っていればよい。変調によるダメージは、続いているうちに攻撃スキルを重ねて撃つことで初めて真価を発揮する。よほどのパワースキルでない限り、コレだけ撃っていれば大丈夫ということはない。
変調はあくまで補助、最後は結局攻撃スキルがモノを言うことを忘れてはいけない。判断が余りにも難しければ、下記のユーザーコミュニティで相談してみるのもいいだろう。
ちょっと心配になる紹介だが、中では(架空の)調理免許持ちのウナギ解体職人が昼夜の別無く道を志すものへ指導を繰り広げていたりする。
3.個人店舗向け:ウナギ調理に役に立つスキルたち
この項はどうしてもADSON氏のPT向けテキストの該当項と被る部分が多くなってしまう。これまでの節でもちょこちょこと出した具体的なスキルは、対ウナギにおいて多くの状況にマッチする非常に強力なスキルであるため、大変恐縮ではあるが氏のテキストを参照していただくこととして、敢えて紹介は割愛させていただきたい。
代わりに、ソロ~ペア、即ち個人の店舗でこそ輝く素晴らしいスキルを紹介していこう。
・高係数単発火力スキル
守護を越えるための最重要要素。但し、PTでは慎重に取り扱っていた敵傷をここに含める。少人数であれば事情がちょっと異なるのだ。
ソロは対象のウナギが一尾しかいないため、他スキルと同じ様に使える。ペアでも相手の手数が少ない=バックフロウで隊列が動く確率が低いため、余り神経質になる必要は無い。他のスキルよりもずっと大きなダメージを期待できるなら、思い切って通常使用スキルに投入してしまおう。
ただし、あまりダラダラ撃つとどうしてもバックフロウリスクが高まるので、回数は控えめに。最初の攻撃スキルとして設定し、多くても5回以内に絞る。使い切る間にウナギを1尾仕留めるつもりで運用するといいだろう。
武術15 イレイザー 100 敵傷:攻撃
呪術20 ダウンフォール 130 敵傷:闇撃
また、発想の逆転として、敵陣一人以下で設定して運用する手もある。通常使用のスキル使用回数を増やすと守護が抜けなくて勝てない……そんな時、最後のリリーフとして、ノーリスク単体攻撃となった敵傷を起用するのだ。
・必殺向け合計火力スキル
ソロの場合は言うまでもないが、ペアでもウナギを1尾倒しておくことは非常に重要だ。殴られる回数が減り安全性が高まる、殴る対象が減り攻撃が集中しやすくなる。こういった利点を考えると、火属性だろうが連撃だろうが変なデメリットがついていようが、なんでもいいから使ってさっさと1尾息の根を止めた方がいい。この項ではそういった埋もれてしまったスキルを敢えて取り上げておきたい。
魔術10響鳴10 バーニングチューン 140 自:炎上+敵5:火撃&麻痺
魔術15幻術15 ブレイクダウン 140 自:連続減+敵:光撃&敵全:火撃
命術15変化15 グレイシア 120 敵:水撃&AG減&凍結+自:凍結
制約15使役15 ヴィクティム 100 味傷:HP減+敵:4連撃
響鳴15解析15 ケイオティックチェイス 2 110 自:混乱・魅了+敵全:精確攻撃+敵傷:攻撃
武術20制約20 デスペラート 130 敵:報讐LV増+6連撃+報讐消滅
魔術20幻術20 マスフレイム 230 敵:火撃&炎上+敵全:精確光撃&盲目+自:炎上・盲目
魔術20領域20 イクスプロージョン 300 敵:火領撃&領域値[水][地][闇]減
命術20幻術20 アイスエイジ 300 敵:X連水領撃 ※X=対象の弱化ターン効果の数+1(※2発以上出るように撃つこと)
命術25変化25 ディープブルー 200 敵:水撃&水特性増
時空25領域25 ダストデビル 180 敵:反風LV増+8連風撃
繰り返すが、これらのスキルは全て一発ごとのダメージが750を確実に超える行動数の必殺で撃つこと。超えないならば撃たない方がいい。(逆に言えば、常に余裕で超えるなら態々必殺にせず、通常時に撃っても構わない)
「必殺」と記載のある発動条件を選択すると必殺スキル扱いとなり、発動回数が基本的には1回となり、自身の総行動数が多いほど効果が強化されます。
また、グレイシアやマスフレイムは看過し難いデメリットがついてくるため、それらをケアできるよう設定を調整しておくこと。盲目が自分にスタックした状態で戦闘が続くと、舞護でとんでもないことになる。
・火力、命中バフ
これはソロに限る話だが、味方を対象にするスキルは、他に候補がいないため全部自分に飛んでくる。これまで運用面の難点から見送られていた一部のスキルが俄然脚光を浴びることになる。
具現5解析5 クリエイト:メガネ 100 味:DX・AG増(5T)
武術10響鳴10 ブレイブハート 100 味:AT・DX増(3T)+精神変調を祝福化
勿論、これの維持のために攻撃が疎かになってはいけない。早めの必殺の前に一発、というのがベターだろう。
・与ダメ減スキル
こちらもソロ限定。通常の命中判定こそ伴うが、クリーンヒットも候補として上がってくる。
武術5変化5 クリーンヒット 60 敵:痛撃&次与ダメ減
使えるものは何でも使って、最初のアルヒェ・ディープブルーを凌ごう。
・受ダメ減スキル
またしてもソロ限定だが、先とは事情が異なる。他の対策と違って余りにも強過ぎるのだ。
武術15領域15 エスコート 100 自:次受ダメ減+味列:護衛
このスキルの強過ぎる点は、次に受けるダメージが100%減少する点にある。アルヒェのダメージが5000だろうが6000だろうが、次に与えるダメージが何%強化されていようが、全て合算して100%減少させ0にしてしまう。先手だろうが後手だろうが関係無い。次に受けるダメージは0だ。つまり非常に使いやすい。命中判定などにも左右されない。なのに効果が他の対策よりも大きいのだ。
じゃあ何故これがソロ限定かと言うと、敵全体をガタガタにするアブソーブと違って、自分一人が次に受けるダメージ1回だけを0にする効果だからだ。2体以上のウナギから殴られるならアブソーブのほうが効率がいい。安易な採用は控えよう。ソロの場合も、舞撃のダメージを0にしてアルヒェやディープブルーをモロに食らっては泣くに泣けない。4T目までは相手を攻撃しないことでそうした事故を無くそう。勿論これはアブソーブにも言えること。先手五月雨→回避されて舞撃→アブソーブやエスコートを消費→後手のウナギのアルヒェが直撃、という最悪のパターンを全力で避けること。
・その他耐久性能向上全般
どうしてもダメージを軽減する手段が無いなら、それを受けるHPの方を予め増やしておけばいい。MHP上昇スキルを使ってみよう。
これはソロペアに限らず、序盤のアルヒェ等による大ダメージへの有効なリカバリー手段が無いPTは、ヒールスキルの回復量を増やすためにもこれらの活用を検討してみるといい。受け切ったら、使用回数を2~3回に絞ったヒールスキルを撃って、手早く体勢を立て直すのだ。
武術5命術5 フロウライフ 80 自:MHP・DF増
武術5解析5 フィジカルブースター 180 自:MHP・DX・自滅LV増
響鳴10百薬10 エネルジコ 150 自:MHP・MSP増
命術20呪術20 ドレインライフ 200 敵:闇撃&MHP奪取
自然25具現25 フォレストオファリング 160 自:HP減+MHP・MSP増
併せてパッシブスキルでMHPを伸ばしておくと更に効果が大きい。とにかく使えるものはなんでも使って、受けれるダメージ総量を増やして、殴り合いに負けないようにしよう。但し、それで相手の守護を越えられない火力にならないことが最低条件だ。あくまで最優先は火力、攻撃スキルでウナギを倒すこと。それまで生きているためにHPを稼いでいる、という考えを忘れないようにしよう。
自然10響鳴10 剛健 4 【戦闘開始時】自:MHP・MSP増
命術20自然20 珊瑚樹 4 【戦闘開始時】自:MHP・領域値[水][地]増+守護+連続減
4.実践!ウナギ調理設定
以上の話の要約はやはりADSON氏の記事によくまとまっているのだが、ソロやペアの限られた手札だと、どれを優先していいのかわからない!という人も多いだろう。
やや踏み込みすぎかとも思うが、持っているスキルの方向性を挙げて、簡単な設定を構想してみることにした。この通りにやって勝てる保証はどこにも無いが、考え方の一助になればと思う。
○阿修羅もある、ハードブレイクもある、だけどロクな回復もMHPも無い、なんなら属性攻撃スキルもないソロキャラクター
いきなりとんでもない厄ネタだ。最初にアルヒェを受けたらそれだけでHP50%カードが飛び出しかねん。なのにその状況を効果的に避けたりリカバリーする術が無い。その上敵の回復を咎める手段もない。「無理ゲー!」
……悲観しても手持ちの道具が変わるわけでもない。その代わり、命中補正と火力には恵まれている(ハズ)ので、そちらに活路を見出してみよう。
【戦闘開始時】阿修羅
【戦闘開始時】猛攻
【戦闘開始時】攻勢
【戦闘開始時】隠者
必殺:6行動以降:デスペラート
必殺:7行動以降:イレイザー
第1行動から:ハードブレイク 5回
第99行動まで:ストライク 20回
頻度は全て5。ポイントは極端に早い必殺と隠者。SPが続く限り火力を吐き出し続けて、なんとか倒し切ろうという超前のめりの設定だ。
阿修羅と猛攻のDX・LK補正を頼りに、隠者がLv6以上で装備に体力10以上があれば、必殺7行動イレイザーまで撃ち切れる。その間ウナギができる攻撃はアルヒェ1発・ウォーターフォール4発・通常攻撃1発ほど。デスペラートの報讐はウナギの鎮痛と反護に阻まれ殆ど発動しない。乱暴な計算だが、戦闘離脱前回復カードと合わせてHPが15000程あればギリギリ生き残れる可能性があるのだ。あとはこちらの攻撃が外れないことと、敵がバックフロウを使わないことを祈ろう。全ての攻撃が命中し、ハードブレイクのダメージが2500以上あればギリギリ倒し切れる。
4T目以降にバックフロウを使われると軽く3000くらい回復されて一巻の終わりなので、何か一つでも属性攻撃スキルを持っているなら回数2~3回で入れておこう。
【戦闘開始時】阿修羅
【戦闘開始時】猛攻
【戦闘開始時】攻勢(太陽)
【戦闘開始時】隠者
必殺:9行動以降:デスペラート
必殺:10行動以降:イレイザー
(自分HP70%以下ヒール 5回)
第1行動から:ムーンサルトプレス 3回
第99行動まで:ハードブレイク 5回
自分SP100%以下:ストライク 20回
幻術に10だけ振ったサンプルを検証してみた。
相手の攻撃スキルより前に領域値をいじることで、相手の水領域値蓄積を大きく阻害できる。こうすれば、バックフロウが大した回復もしない弱い行動になるため、前述のハードブレイク2500以上の火力の持ち主ならば常に回復量を上回るダメージを与えられる。3行動目にアルヒェを撃たない/1度でもバックフロウを撃つパターンを引けば逆に勝てるようになるだろう。自分の回復力によっては、敵を大きく攻撃する前にヒールを仕込んで、アルヒェのダメージを回復するようにしてもいい。1500も回復すれば十分だ。万全の状態から高い火力で攻撃できるなら、離脱時カード等も合わせて以後のダメージレースに勝ちやすくなる。いずれも装備と付加さえ充実していればなんとかなる値だ。
尚、このサンプルは恐らくフラッシュも持っているはずだが、敢えて採用は見送っている。大変便利なスキルではあるが、肉体変調特性を積む余裕も無ければ、盲目自体が敵のHPを減らしてくれるわけでもない。敵の攻めを弱めるだけならムーンサルトプレスのMSP低下だけで十二分なので、それなら素直に殴り続けてさっさと倒してしまった方がいい。この辺りの都合はキャラクターの装備、ステータス、その日の運によって変わるので一概にどちらがいいとは言い難い。装飾が弱く命中に不安が残るなら、ムーンサルトプレスの回数を1回に減らして、第4行動から:フラッシュ2回と仕込んでもいいだろう。
LK 高いほど、攻撃の命中率・回避率が増加します。
様々な要素により毎更新変動します。
観測不能な運要素本当に勘弁してくれ
以後、相談を受けたりして構想が増えたら都度執筆していく。ウナギ調理の修行に終わりは無いのだ。少なくとも筆者にとっては。
5.謝辞
当記事執筆に当たり、多分にお世話になった方の名を記し厚く御礼申し上げたい。当記事の有効成分の殆どは彼等スペシャリストの弛まぬ研究とアドバイスの賜物だと認識している。筆者が添加したものと言えばヌメリ成分くらいだ。尚、「認識に齟齬がある」と指摘してたら多分彼等が正しいです。
・この記事に百回くらい名前が出ている、PT向け記事執筆者のADSON氏
・ソロ攻略のアドバイスをくれたEll氏
・執筆中の記事にコメントをくれたcman氏並びに調理免許持ちの皆様
ここまで読んでくれてどうもありがとう。この記事を読んで、読者がウナギのヌメリに果敢に挑む一助になればこれに勝る喜びは無い。
それでは、良い土用の丑の日を。
6.余談
結論:りすはウナギ
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