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誰かに聞いてほしいひとりごと
どうしても忘れられない人とか
運命の人とか
私には関係ない、フィクションだと思ってた。
けど、いま私の頭の中は
去年縁が切れた彼のことでいっぱい。である。
乗り越えたと思ってたけどなー。
最近どこにいても彼との思い出が私の前に現れる。
SNSで仲良くなった彼との関係は1年半くらいで終わった。
通話だけのやりとりで映画や小説やお笑いやファッション、専攻の話やお互いの哲学まで知っていった。
ここまで知っちゃうともう普段何も考えずに生活しててもそこらじゅうに彼が出てくる。
仕方がない。
近付きすぎた。
初めて会ったのは広島旅行。
目印はお互いが履いてたスニーカー。
もう私はサロモンを買えないよ。
最近近くにお店できたのに。
最初の会話は好きな映画について。
彼はウォン・カーウァイの『天使の涙』を教えてくれた。
ちょうど近くの映画館で上映してたからすぐに観に行った。
しかもかなり好きだった。
人のおすすめは腰が重くてめったに観ることないけど、素直に観たいと思えたのは「運命の人」だから?と思ったり。
タイミングも神がかってたな。
ところで私は慎重派なので言葉選びに時間がかかりすぎる。
そしてあまり自分の好きなもののことをベラベラ喋りたくない。
「それだけでズレた認識で私とされるのを許さない」という酷い理由で。
こういう所が私のコンプレックスでもあったけど、彼はそこが「興味深い人」と言ってくれた。
「将棋みたいな喋り方するね」の言葉は忘れない。
今でもMVP。
縁が切れた理由は私にあるみたいだけど、正直「そんなにか…?」と思ったりする。
でもこれもタイミング、運命、関係の寿命という事にして欲しい(反省はしてるよ)。
「前みたい(楽しく話せる関係)には戻れない?」と聞いてみたけど、彼の返事は「無理」のひと言。
冷たすぎて今思い出すと笑ってしまう。
一応まだSNSでは「友だち」という事になってる。
生きてはいるみたい。よかった。
全部リセットしてまた話したいな。
報告したいこととかシェアしたいこと、いっぱいあるよー。
もしこれを読んでくれる人がいたら嬉しいやら情けないやら。
何書いてるかわかんないけどちょっとスッキリした!