【季節のテーマ・夏】「夏祭り」
夏休みの一大イベントとして忘れてはいけないもの、それは「夏祭り」です。
筆者も子供の頃、浴衣を着てお友達と遊びに行った神社で催された夏祭りは最高に楽しかった記憶があります。普段は、門限があってもその日だけは遅くまで外出の許可が出たので、そういったことも加味していつもと違う日常にワクワクしたのを覚えています。
今回は、そんな夏祭りについて紹介していきましょう。
●夏祭りの始まり
現代では、日本各地に様々なお祭りが存在していますが、本来の目的は「神様に感謝する」ことから来ています。祭りの語源も神様を祀るの「まつる」から来ているといわれているのです。そして、お祭りは日本の四季となる春、夏、秋、冬とそれぞれに開催され、地域の神様に祈りや感謝を捧げる一種の儀式とされています。
その中でも「夏祭り」が行われる夏の時期は、農作物の脅威となる、台風や害虫が発生しやすいため、神様に祈ることで、厄災から守ってもらう狙いがありました。
また、よく知られているお祭りの七夕は、中国から伝わったもので、日本古来のものではないそうです。近隣の国となる、日本、中国、ベトナム、韓国などで、季節の節目となるお祭りとして行われています。
●夏祭りの定番
夏祭りの定番は、地域によっても異なりますが、盆踊りやカラオケ、そして花火などが催される華やかな行事です。
色とりどりの美しい浴衣に身を包んだ人が行き交い、さらにお祭りを盛り上げています。
そして、子供が一番期待しているものといえば露店です。
チョコバナナから始まり、綿菓子、やきそば、フランクフルト、外でお友達と一緒に食べるからか、美味しく感じられます。
その他、射的やヨーヨー、かめすくい、金魚すくい、中にはお化け屋敷まで存在しているのです。それを見て回るだけでも楽しめますね。
普段、絡みのない人たちとも交流し、絆が生まれる。
これこそが地域に根付く、お祭りのもう一つの目的なのです。
●日本の有名なお祭り
日本には、各地で色々なお祭りが開催されています。その中で特に有名なものを紹介しましょう。
【祇園祭】京都府
祇園祭は、京都市東山区の八坂神社で毎年7月の1ヶ月間に渡り開催されており、日本有数のお祭りといわれています。
このお祭りの歴史は非常に古く、1100年前から行われている由緒正しきものです。
神社と地域が主催するものがあり、そのうちの一番のみどころとなる「山鉾行事」がユネスコ無形民俗文化財に指定されています。
このお祭りは日中もさることながら、夜も提灯についた灯りが風情を感じさせ楽しませてくれるのです。
【ねぶた祭】青森県
日本三大祭りとされる「ねぶた祭」は、8月の上旬の数日間で開催されるお祭りです。
1980年にはユネスコ無形民俗文化財に認定されました。
お祭りが開催する時期になると、普段は静かな地域の青森を大いに賑やかにされてくれます。
ねぶた祭は、山車に明かりを灯した巨大な「ねぶた」と言われる灯籠を乗せ練り歩くのが最大の特徴です。
ねぶたの大きさは、物にもよりますが、高さ4〜5メートル、幅9メートルほどあるといわれています。大きさもですが、ねぶたの美しさに思わず魅入ってしまうでしょう。
このお祭りは、七夕の灯籠流しが由来になっているそうです。
また「ハネト」と呼ばれる踊り子たちが、掛け声に併せて踊る姿がこのお祭りの名物となっています。踊り子たちが通ったあとに、落ちた鈴を見つけた人は、ラッキー!!
この鈴を拾った人には、良いことが訪れるといわれていますよ。
●おわりに
今回は、夏祭りについて紹介しました。子供の頃に、浴衣を着て出かけた夏祭り。日本のあちこちで行われ、帰省シーズンとなるお盆を目安にやることが多いとされています。
たまには、童心に帰ってヨーヨーや金魚すくいをやってみてもいいかもし
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