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成功するためには、成功のためのすべての要素が必要~語られるのは一部分~
今回は「成功するためには、成功のためのすべての要素が必要~語られるのは一部分~」について書いていきたいと思います。
成功とは
ある辞書によると、
事業を完成すること。
仕事が出来上がること。
そのように表現されています。
私はこのnoteで「成功とは」「失敗とは」に関する内容を
何度か取り上げましたが、
本当に、「パターン」では言い表すことはできないものである
と感じています。
1つの情報と「成功」を結び付けることへの危険
しかし多くの書籍では、
「成功者」を扱ったものが多くあるのも事実で、
それをパターンとしてインプットし、
自分のアウトプットにつなげたところで、
実際の成功率との相関はほとんど無いのだと感じています。
そもそも相関が無いことにもかかわらず、
成功した時に、
「あの本を読んだから」とか、
「あの情報を知ったから」など、
外的な要因にフォーカスすることも、
危険だと感じています。
「成功」と「失敗」は同一線上の現象
脳内のいわゆる「報酬系」と呼ばれる神経システムが、
欲求が満たされたときや、満たされるとわかったときに活性化し、
気持ちよさや、幸福感などを引き起こします。
そのような神経システムは、
いわゆる「成功」したときには活性化され、
次の行動の原動力になることは想像に難くありません。
しかしその「報酬系」は「成功」の結果であって、
それ自体が目的になるという、別の道筋をはらんでいると感じています。
どういうことかというと、
そもそも「成功」は線の上の点であり、
その同一線上には「失敗」もあります。
つまり「失敗」に対して、
修正を加えた結果が「成功」であり、
直接向かうことができるものではないと感じています。
そして、
成功と判断するためには、
仮説に基づく、綿密な実践が必要です。
そこに修正が加えられ、「成功」に繋がります。
つまり「成功」とは綿密に計算されて仕組まれた経験によって、
到達するものと感じています。
間違っても、まぐれで到達できるものではありません。
富士山の登頂にはたくさんの要素が必要
富士山の頂上にたどり着くためには、
登山口によって、どのように登るかを調べ、
どのぐらいで登頂出来るかを確認し、
標高に見合った服装を準備し、
当日の天気を調べ、
1日で登頂できないのであれば山小屋の手配をし、
ある程度の体力をつけるためのトレーニングをし、
様々な準備が必要です。
それでもコンディションによっては高山病になったり、
天気が崩れ中止になったり、
自分の力ではどうにもならないことも、
要素として含まれてきます。
そのようなバックグラウンドを含みながら、
登頂できた時に、「成功」と言います。
例えばそれを、
この登山道を行ったから登頂できたとか、
この服装で行ったから登頂できたとか、
このトレーニングをしたから登頂できたとか、
この山小屋に泊まったから登頂できたとか、
要素の1部分を引っ張ってきて、
それを「成功」と結びつけても、
それには再現性は無いわけです。
だってすべての要素が合わさって成功したわけですから。
どれか1つが突出して影響したというのは、
考えにくいです。
しかしそのような情報の届け方は、
蔓延しているように感じます。
なぜそれがウケるのか。
誰だって、簡単に「成功」したいからです。
それに尽きます。
1つ気を付けるだけで「成功」する。
非常に簡単に聞こえます。
しかしその1つの情報で「成功」したような経験がある人が、
非常にもったいないのが、
他の要素を見落としている可能性が高いことです。
富士山の登頂のために、
多くの要素が必要なように、
今まで「成功」したと思ったことの背景には、
自分にコントロールできないことも含め、
非常にたくさんの要素で成り立っていることを知ることは、
重要だと感じています。
今回は「成功するためには、成功のためのすべての要素が必要~語られるのは一部分~」について書かせていただきました。
今回の1枚は、tsuyoumeさんにいただきました。ありがとうございました(^_-)-☆
それでは今回もご覧いただきありがとうございました。
また、あした(^^)/~~~