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一度染まった思考をほどく方法〜頭で考えずに感じる〜
思考が染まる
なぜこのようなことを感じたかと言うと、
今日、ある親戚がこの世を去ったから。
ひとは、ある出来事があって、それが自分の大脳皮質の各感覚器官に捉えられた瞬間、そしてそれが選択された瞬間、思考はそれに染まる。
まさに私の思考はそれに染まっているわけである。
不思議なものでそこから逸らそうとしてもそれはなかなかかなわない。
寝ようと思えば思うほど寝られなくなるように、深みにはまる。なぜ考えないようにすればするほど考えてしまうのか。
考えたいと思っていること
脳がクローズアップしてしまうことは、
自分がそれを考えたいと言うこととは別に、
無意識的に生じるシステムであって、
いわゆる自由意志と言って、何の影響も受けない思考の時間って言うのはかなり短くて、確か0.2秒とかなんですよね。
なので、純粋な自分の思考というのはほぼないに等しいと考えています。何かしら外部の思考だったり、感覚的な刺激だったりによる影響によって、自分の脳の中で生じた思考と言うのは、あくまで自分の思考なんですけれど、自分だけで考え出したものではないんだと思っています。
思考が染まるのは当たり前
なので、それだけ思考が外部の影響を受けることを考えると、思考が染まると言うのは当たり前のことで、それ自体は別に悪いことではないと考えています。
ただそれで不眠になったり、鬱になったり精神や身体に支障をきたすとなるとそれは悪いよねとなるんではないかと。
なので、"染まった思考をほどく"と言うのが必要になる時があります。
思考を上書きする
私が個人的に実践していること。
それに必要な前提は感覚と脳のはなし。
人の神経線維の伝達速度は、おおよそ秒速120m。感覚が脳に届くのはおおよそ0.1秒。
そこから想定されるのは自由意志の状態のうちに、外部の環境を受けた思考になる前に、感覚情報は脳に届くと言うこと。
つまり現在の思考とは関係のない情報によって、それを上書きしようと言う事です。
例えば、からだをどこかにぶつけた時、そこをさすりますよね。痛みを脳に知らせる痛覚と、表面を触られた感覚を脳に知らせる触覚、その後者の方がより速く脳に届くので、実際の痛みを触覚で上書きするので若干痛みがその間だけ治まっているように感じるのです。
それと同じこと。
感覚を入れる
それは感覚的であればあるほど良いです。
味覚、触覚、聴覚、視覚、嗅覚。
美味しいものを食べる、
マッサージをする、
音楽を聴く、
映画を見る、
アロマの匂いを嗅ぐ。
思考に染まった脳は外部からの感覚を遮断します。
感覚を感じないわけではなくて、選択的にそれを遮断します。思考に全集中するためです。
なので意図的に感覚に意識を向ける。
それによって思考を上書きできます。
よろしければお試しください^ ^
今回は『一度染まった思考をほどく方法〜頭で考えずに感じる〜』について書かせていただきました。
それでは、また、あした😊✨