【全文無料 投げ銭】まっつん式ドダイトスwithアルセウス解説
新年あけましておめでとうございます。(今更)
今回はシティリーグシーズン5の開催発表を受け、練習がてらに出たトレーナーズリーグで僕自身が使ったドダイトスが思った以上に強かったので割と本腰入れてドダイトスの考察記事になります。
レシピ自体はたくさんの方にいいね、RTしてもらっており広まっていますが、レシピの解説を全部し切れていないので筆を執った次第です。みなさんがこの記事を読んであのレシピの採用理由を理解していただければ幸いです。
https://twitter.com/mattunpokeka/status/1482570329029738500
投げ銭方式の解説記事です。全文無料で読めますが、参考になった!など感謝の意を伝えたい方は控えめに金額設定しておきますのでぜひとも!
というわけで今回もよろしくお願いします!
1.ドダイトスとはどんなポケモンやねん
まずはデッキ解説の前にカードの解説をして理解を深めていきましょう。
ドダイトス(S9)
シンオウ御三家草タイプ。ナエトルから進化する2進化ポケモンです。
本家では「くさ」「じめん」タイプになっています。ポケモンカードでもたまに闘タイプのドダイトスが収録されますが今回は草タイプでした。
2進化のHP190。実は相当強くて、現時点でなんとドダイトス含めて3匹しかいないんです。180や160止まりが多い中、190というHPは高耐久といえます。(全員逃げるエネルギー4なんですねw)
上技の「エボルプレス」が魅力的で、自分の"場"の進化ポケモンの数×50ダメージを与えることができます。
自分の場を参照するので、もちろんバトル場も含みますから最大で300ダメージを与えることができます。2エネで300出せる技は数少なく、やるとすればミュウVMAXがダブルターボエネルギーを使わずにエネルギーを貼りパワータブレットを3枚も使って「クロスフュージョン」から「テクノバスター」を使うことで300を出すことができます。その他、メロエッタの「メロディアスエコー」が、最大280と言った感じになります。
ハヤシガメ(S9)
ドダイトスの進化前で1進化ポケモン。特性「ひだまりのこうら」が強力で、無条件でターン毎1回、山札から草ポケモンを手札に加えることができます。
進化前のナエトル、進化後のドダイトスはもちろん、チェリムやゴリランダーなどエネルギー加速要因として採用される優秀な草ポケモンも持ってくることができます。序盤の展開を支えながら、必要に応じて持ってくるポケモンを変え、盤面を整えていくことができます。
HPが100と言うのも強く、レベルボールで持ってこれないのが難点ですが、フーパのアサルトゲートやファイヤーのれっかのつばさも耐えることができます。進化後のドダイトスが190なので90×2=180を耐えることができるのもかなりのアドバンテージです。
すべてのデッキに採用されるのはこの2種類と、進化前のナエトル、草エネルギーとキャプチャーエネルギー程度でしょうか。それくらいに、みなさん自由にデッキ構築をされており個性の色がとてもうかがえます。最も自分が一番異彩を放っているのですが……2番のフェーズでは環境のデッキを解説します。サンプルレシピや、結果を残しているレシピなどを参考にして解説していこうと思います。
2.環境に出回ってるドダイトスってどんなの?
ここからは、今現在(2022/01)に出回っているドダイトスのレシピを参考にして、どんな回り方があってどのような特徴があるのかを紹介、解説していこうと思います。
※券面リスト画像はポケカ速報まとめブログ様のまとめ記事から参照しております。あらかじめご了承下さい。
ポケカ速報まとめブログ様 リンク↓
https://www.houhou-news.com/
それでは早速行きましょう!
裏工作型 チェリム
レシピ:青保留様
この記事を読んでいるほとんどの方はご存知でしょう。れんげきメッソン(s5a他)からの大量メッソン展開の後、ジメレオン(s1W他)、インテレオン(sW1他)の「うらこうさく」によってパーツをかき集め、れんげきインテレオン(s5a他)の「クイックシューター」を駆使してダメージの補助をしていく形になります。メッソン、ジメレオン、ナエトルは「レベルボール」で持ってくることができるためたねポケモンの展開がしやすいっていうのも高評価です。
今回のリストにはエネルギー加速要因として「チェリム」(s5R)が採用されています。
特性「はるらんまん」によって、ルールを持たないポケモンに、手札にある草エネルギーをあるだけつけることができるという特性です。自身のHPが80なので前述したレベルボールで持ってくることができる他、スタジアムの「ターフスタジアム」でも持ってくることができ、1枚採用である「クララ」によってエネルギーと後続の復旧を繋ぐこともできかなり場持ちがよく作られています。
難点としてはですが、裏工作型全般に言えることなんですけども、状況把握が出来ないと持ってくるカードが定めづらい点と、進化連鎖をしていかないと打点が伸びないので、いざというときの突発的な打点を出すことが難しい点があげられます。スピアー(s3a)やエンペルト(s9)を採用したとしても出すのが難しく手札でかさばり使わず仕舞いになることが多いです。
また2進化ポケモンが2ライン並んでいます。昨年季節外れの賑わいを見せたクワガノンデッキと明確に違う点が「基本エネルギーを採用しないと技を使えない」ということです。つまり、基本エネルギーに何枠かカードを割かないといけません。クワガノンは、進化ラインがそのままエネルギーを担ってくれていたので他のカードに枠を割くことが出来ていましたがドダイトスはそうもいきません。何が必要で何が要らないのか、デッキ構築の段階から考えておく必要がありますので、注意が必要です。
裏工作型 ゴリランダー
レシピ:かんた様
特性「ボルテージビート」を持つゴリランダー(s1W他)をエネルギー加速要因として採用しているリストになります。チェリムと区別をつけられるのはエネルギーを山札からつけられるところです。手札にある必要がないため、ふしぎなアメやサポートと言ったデッキを回すために必要なカードを集めやすくなります。山札からエネルギーがなくなると途端に逃げエネ3の置物が完成してしまいますが、ふつうのつりざおやマリィで山札にエネルギーを返しながら戦っていく、新しい形のドダイトスとも言えます。
このレシピも裏工作型ですが、明確に持ってきたいカードが定まりやすい傾向にあります。このレシピ、バチンキーがないのでサルノリからゴリランダーにするためにはふしぎなアメを使う他ありません。そう、ふしぎなアメを確実に持ってくるための裏工作とも言えるかもしれません。肝心のサルノリですが、「れんげき」を持っているサルノリ(s6K)がいるので、メッソンの「どんどんよぶ」からベンチに並べることができ、ハヤシガメの特性からゴリランダーをサーチして、すぐ進化できます
このゴリランダー採用型の最大の欠点ですが、2進化ライン3ラインによるデッキ構築の重さにあります。裏工作がなければデッキとして崩壊してしまいます。そこを考慮して構築、運用できればパワーはかなりあります。盤面のHPが高い状態を保ちながら全員がルールを持たないポケモンということで、かなり盤面の押し付けに関しては驚異的なものになるでしょう。ポケモンで回すというよりも、「必要なカードを集めて作った盤面どうにかしてねお相手さん」ってやる感じですかね。男気あって好きですがオススメはあまりできないかなぁと思います。
チラチーノバトルVIPパス型
レシピ:ヤマネコ様
特性「やりくり」を持つチラチーノ(s1W他)で手札を整えつつ、序盤の展開をバトルVIPパスで最初の1ターンに極振りするという大胆なレシピ。スターバースにて追加されたチラーミィ(s9)が技で山札からたねを2匹並べられるというどこかで見た効果をしているので、序盤の展開から途中のシステムまですべてをこなしてくれる万能な進化ポケモンになっています。採用カードとして、今まで紹介してきたレシピにはなかったエンペルト(s9)がいます。
自分の手札が1枚もなく、このカードがトラッシュにあるときにベンチに出して山札を3枚引くことができる特性「きんきゅうふじょう」を持っています。水1枚で使える「ウォーターアロー」も強力で、相手の盤面の好きなところに60ダメージを与えることができます。60という打点、身に覚えがありませんかね?そうですね「メッソン倒せる」んです。インテレオン型に採用されていようものならアクアバレットまでも飛んでくる可能性があり、今回のレシピにも1枚だけですが水エネルギーが採用されています。
学習装置(s5R他)やキバナ(s7D他)でエネルギーが尽きないように戦います。エネルギーをポケモンで加速しない分構築は軽くなりますがプレイングに出てきやすいのでかなりの練度がいると思います。最も序盤がどこまで並べられるかに極振りしているのでそこを乗り越える右手を持っていないといけませんが……
と今まで2022/01時点で出回っており結果を残したレシピを参考に環境にいるドダイトスを解説してきました。裏工作型が圧倒的に多く、クワガノンの時に培ったプレイングがそのまま運用され好まれているようです。チラチーノ型はまだ研究が進んでいないのかまだそこまで出回っている訳ではなさそうです。まぁ僕のはこのどれにも当てはまらない斬新なやつ何ですけどね……というわけで!次はようやく本題です!前置きが長くて失礼しました……
3.1/16トレリレシピの解説・回し方
やっとこのnoteの本題に入れますね。今回解説していくレシピはこちらです。「まっつん式ドダイトスWithアルセウス」とでも呼べばいいのでしょうか。このレシピ、一番目を引くのはやはりアルセウスラインが2.2で採用されている点だと思います。
アルセウスVSTAR(s9)
今まで解説してきたレシピたち、そのすべてにルールを持つポケモンが採用されておらず常にサイドを1枚しかとらせないという固い意志を感じたのですが、僕のレシピはその考えをかなぐり捨ててアルセウスを採用しました。理由は単純明快です。「アルセウスのデッキを組んでほしい」というコメントの後に「やっぱドダイトスにしよ」って言われたからです。それだけです。
※一人回し1回目の先2の盤面
スターバース発売から1週間、アルセウスVSTARが世の中で猛威を振るっているっていう情報だけを頼りにまったく環境考察もせずデッキを組みました。たまたま仕事が休みだったこともあり近所でもあるホビステ松戸のトレーナーズリーグに足を運びました。上記の画像みたいなことが本当に対戦で通用するのかわからなかったので、対戦結果を得るためにトレリにはほとんど変更なく持って行って見事優勝しました。
実際アルセウスVSTARを採用してみて思いました。
「採用してみる価値は十分あるし、これが正解かも」
インテレオン型もVIPチラチーノも試してみて、やっぱり違う、なんか違うって思っていた矢先で思いついた苦肉の策でした。Cマークでひえく2進化の希望である「メイ」がレギュ落ちし、ポケモンが倒されたときの復帰や、必要なパーツが足りない時に何かいいカードはないかなって「進化ポケモン」と公式カード検索をかけて出てきたアルセウスVSTARとビーダルを採用して回してみたところかなりの好感触でした。
ビーダル(s9)
いくらトレーナーズリーグで優勝したって言ったって3勝しかしてないだろお前って?大丈夫です、僕自身も思ってます。
今回対戦したのは3デッキ、「ハピナスキングドラ」「サンダースインテレオン」「ムゲンダイナVMAX」です。ハピナスキングドラはまぁいいとして問題は後ろ二つのデッキたちに勝てたことがスゴいんです。
サンダースインテレオンに関してはジグザグマを使えば先2でナエトル2枚抜きしてくるのが酷くて、こっちのアタッカーが全抜きされるなんてのが起こりうるので、内心ヒヤヒヤしてました。ムゲンダイナVMAXに関してはそもそもこっちの最大打点を出したとしても1パン出来ず、高耐久を売りにしているドダイトスを1パンされてしまうので、アタッカーが途中で途切れる心配がありました。対面理解などは全くしていませんでしたし、その場のアドリブで全部回したようなものです。環境始まって2日目です。なんも分からなかったところから仮組したやつを持っていってそのまま既存の強力デッキをなぎ倒したなんて分かったらそりゃあまぁ、筆を執りたくもなります。
4.3番で解説したデッキの改造案
ここからは3番にて解説しましたレシピの改善、改造案を入れていこうと思います。個人の主観に基づきお話致しますので感覚が違う方がほとんどだと思いますが、是非ともお読みいただけると幸いです。
まず、その日1日ドダイトスアルセウスを回してみて思った感想です。
・思った以上にふしぎなアメいらない
・このままだと展開弱すぎ
・手札のサポートがキバナだけのときに事故る
・ビーダルもっとほしいな。チラチーノかも?
・特性でベンチに出るポケモンは1か2枚かな
・入れ換え札があったら便利なのと、学習装置かな
・ハヤシガメとターフスタジアムが役割被ってる
以上7点です。
以下は"改善"案になります
・キバナの3枚目、スピアーとエンペルトは合計3枚もいらない
・ふしぎなアメに関しては枚数を落としてよい。
・シロナの覇気よりはマリィの方が強い。(例外あり)
・キャプチャーエネルギーが自然にはいるので入れたい
・ビーダルorチラチーノは2ライン以上欲しい
・ターフスタジアムは別のスタジアムでもよい
以上6点が改善案になります。
ここからは"改造"案です。
・回す人の感じ方によるが、ビーダルはチラチーノでもいい。
→チラチーノにすると「なかまをよぶ」が使えるので序盤を助けてくれる。そのあとのキバナにも繋げやすい。レベルボールがドロソになる。
・「頂への雪道」をどこまで警戒するかでスタジアムの枚数は検討。
→「崩れたスタジアム」は火力が250まで下がってしまうがベルト込みで280は出してくれるのでそこまで警戒しないでもいいが、システムであるアルセウスを変なタイミングで止められると詰む可能性があるので警戒しておきたい。無理にターフスタジアムである意味もないので好きにいじっていいと思います。
・ベルトはほぼ2枚必須レベルでほしいが、キバナに頼りたくないなら「学習装置」がかなり視野。
→エネルギーを2枚毎ターン要求されることになるのでキバナは確実に欲しいのだが、ボスを言えないとサイドレースが間に合わなくなる可能性が出てくることがある。学習装置を貼るとベルトが貼れなくなるので要検討。
・マナフィを入れるかどうかはその時の環境によるが大方なくていい。
→現段階でベンチ狙撃をしてくるデッキは「れんげきウーラオス」と「サンダース」のみ。サンダースはテンポ的に間に合うかは怪しいのだがウーラオスには大方5部取れているのでなくても大丈夫だとは思います。サンダース対面も、ジグザグマ次第ってところになりますかね。
大体こんな感じだと思います。何かわからないことなどありましたら、ぜひとも投稿主@mattunpokekaにコメントでもDMでもしに来てくだされ。できる限りのことでお返事いたします。
5.総括兼感想
まずはこのデッキが対面したときの大方のデッキ相性を載せておきます。
対面有利
ミュウVMAX フーパファイヤー ゲンガーVMAX リザードンVSTAR レックウザVMAX
対面5分
白馬アルセウス れんげきウーラオス こくばVMAX ジュラルドンVMAX ムゲンダイナVMAX
対面不利
ダンデリザードン カラマネロ サンダースVMAX
大方こんな感じだと思います。
環境デッキであるミュウVMAXに8:2で有利をつけるほどのデッキです。かなり自信をもっておすすめできます。ただ、ほかの優秀なひえく2種には到底敵わないのであきらめましょう。カラマネロはもしかしたら...の1チャンにかけて死ぬ気で回すと相手がハンドダマってくれる可能性があるので...
基本的に対面が考えることは、「サイドプラン的にアルセウスを取りたいけど、取ると殴れるドダイトスが盤面に残ってしまうから前を食べないと...」っていう思考になります。盤面できるまでの展開で躓きすぎると負けに直結するので無理に終盤までスターバースを残しておく必要はないです。ここぞというタイミングで使ってください。
正直言うのであれば「ダンデリザードンのほうがいいと思います。」
僕は回していて思いました。ベルト込み330は変わらないのに要求値の値が低すぎる。ドダイトスが100とするならリザードンは40くらいです。シティなどの大型大会に持ってくなら断然リザードンだと思います。ダイナもワンパンできるようになってるので、進化だけどうにかなれば無敵レベルです。
ここまでドダイトスをまじめにわかりやすく解説してきました。まだわかんねえよ説明へたくそって人はぜひともDMなりコメントに凸りに来てくだされ。全力をもって対応しますので...皆さんのデッキ理解として頭の片隅にでも置いてくださると実践になったときにわかりやすいと思いますので...
最後になりますが、ここまで長かった記事を最後まで読んでくださりありがとうございました!合計7000文字を超える大ボリュームでお送りしましたがいかがだったでしょうか。書いている僕としてはとっても疲れましたが頑張って書きあげました!次回のnote更新は未定ですが、おそらくまた解説記事か結果報告になるかと思いますので次回の更新をお待ちください!それではよいポケカライフを!まっつんでした!
※この記事は投げ銭方式です。みなさんが参考になった!や価値ある記事って思っていただけたのであれば、ぜひとも数円ですけども入れていただけるとやる気につながります。以後、記事の更新があった場合は有料部分に追記していきます。更新する予定や情報に関してはTwitterにて告知いたします!
ここから先は
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?