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記憶媒体としての家具

おつかれさまです。夏休みを迎え、歓喜のまっつんです。と思っていたらもう一週間以上が経過。こわい。


今回はシェアメイトと家具を見に行った話を綴ります。



夏休み初日。
その朝は喫茶店でのモーニングで始まる。
8時半のオープンから10時半までシェアメイトの2人と合わせて3人でまったり過ごす。


その後、1人は仕事に行き、残った2人でこの後何をしようか考える。


「まっつん今日なんか予定あるんけ?」

「なーんもないねー」

「じゃあ午後から一人暮らし家具ツアーせんけ?」

「いーよぉー」

彼は来年度あたりから1人暮らしを考えており、そのための家具を見にいきたかったみたい。

ということで、REAL Styleという、彼がずっと気になっていたらしいお店へ向かう。彼いわく敷居が高く、これまで訪れることができなかったらしい。

着くや否や彼が、

「大丈夫かな、予約とかせんでいいかな」

(いや、家具屋で予約とかせんやろ)

と内心でツッコミをいれて入店。
(普通に入れました)

ニトリとかのように全部野の家具が詰め込んであるわけではなく、限られたスペースに選りすぐりの家具達が綺麗に並んでいる。内装はシックで、家具達が見栄えして、主役は家具ですよーというような作りになっていた。

入店して店内を一通り見た後に、彼は御目当ての「Ambientec」というブランドのTURN brassという名のスタンドライトについて店員さんとお話しをしていた。(当方、家具ブランドについて全く知らないです)


ひとしきり話終わり、彼も満足した様子で店を後にする。その帰り道、彼が

「まっつんって家具についてどう思う?」

と僕に問う。僕は

「一種の記憶媒体かな、メモリーみたいな」

と、ちょっとドヤ顔して答える。
なんかカッコつけて言ったようですが、ほんとにそう思ってます。ほんとに。

そもそもの家具の目的は「生活を便利に、豊かにする」というところにある。
しかしそれと同時に、思い出が刻まれる一種のメモリーのような役割も果たすと思う。

刻まれる思い出には大きく2種類あって、
一つは「買った時の思い出」

家具を新しく買う時は何かその人にとって節目となるタイミングが多い。
初めての1人暮らしとか、プレゼントでもらったとか、旅先で気に入ったとか、環境が新しくなって必要な家具が増えるとか、、、彼女と同棲、、、くそう、、

とにかく!
その時の心境とか、どんな状況でその家具を買うことになったとか、家具一つに買った時の思い出が刻まれていると思う。

もう一つは「その家具で生活した思い出」

家具を長い時間使うと、当然使い古されて傷がついたり、汚れがついたりする。
例えば、床に落として傷付いたとか、コーヒーをこぼしたとか、飼い猫がばりかいたとか。
そんなこんなで、使い古した傷や汚れが思い出として家具に刻まれていく。


そんな一つ一つの思い出を、見るたびに思い起こしてくれる家具。個人の見解だが、これを一種の記憶媒体と呼ばずにはいられない。

総じて、家具って素敵やなと思います。
一つ考えてるのが、1人暮らしする前までに色んなところでコップを集めたいなと。
ほんとは食器全てを集めたいが、流石にそれは大変。そして不便な気がする。特に皿とか。
そこで、コップだけは色んなところで集めたいなーと。
ふと手に取ったコップを見ると、その時の記憶を思い出すって、なんかいいじゃん。いい思い出も苦い思い出もね。

というわけで、記憶媒体としての家具、皆さんもちょっと意識してみてはいかがでしょうか。
以上、シェアハウス生活が良すぎて1人暮らしのイメージがわかないまっつんでした。


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