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思考スピードを、意図的に遅くする。
ほぼ毎朝、モーニングページというワークをやっている。B5のノートに30分、書きたいことを書く、というシンプルなワークだ。
始めは、書かれること内容自体が重要だと思っていたのだが、半年程度も続けると、その感覚も変わってきた。今は、ワーク終了後に、空っぽになっている感覚であり、もう少しいうと、思考がゆっくりしている感覚にとても価値を感じている。
僕は、ときたま、思考スピードが早くなりすぎる時がある。早いことが悪いわけではないけれど、よくない思考スピードの速さ、という現象はある。同じようなことを繰り返して考えていたりする場合だ。その時、実は思考は前に進んでいない。
実際、話すスピードは早いし、思考スピードが早いのは分かるけど、どこか「浅さ」を感じてしまう人はいないだろうか。思考に深みがないのである。その点、キーボードで書くのではなく、ペンを持って書くというのは素晴らしく良いと思う。
モーニングページの解説をある youtuber がしていてなるほど、と思ったのだけれど、モーニングページは、ペンでノートに書く行為によって、思考スピードがそれ以上上がらなくしている、という解説があった。だから、モーニングページは、思考スピードを緩めてくれるんだと。
確かに、と思った。不思議なもので、モーニングページに書きながら考えていると、同じことを考えたり、思考がスタックしてしまうことがない。毎朝、3ページ分だけ、常に他のことを考えているのだ。
毎朝、3ページ、30分文字を連ねることで、意図的に思考スピードを落とすこと、言い換えると、思考スピードと身体感覚をあわせること。理由はわからないけれど、この思考と身体感覚が調和していると、人間は心が落ち着きやすいし、明瞭な思考をしやすいのかもしれない。
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「芸術家として生きる」と決めてからの日々
芸術のげの字も知らなかった素人が、芸術家として生きることを決めてから過ごす日々。詩を書いたり、創作プロセスについての気付きを書いたり、生々…
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