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"光" に、魅了されて。
人生とは、予期せぬ形で進むから面白い。
僕は、いつのまにか、<光>に魅了されていた。<kodou> という生命の光を扱う芸術表現と出会い、早2年。やればやるほど、<光>にのめり込んでいた。
ここ数日、人生を<光>に捧げている人たちとの出会いがあった。10年、20年と<光>と向き合い、追求している人たちだ。「光の沼」という言葉も教えてもらった。光は、魔術的な魅力的があるのだろう。関わり始めると、一生その沼の住人になるという意味らしい。
僕は、この「光の沼」の住人になろうとしている。
<光>とは、本当に興味深いテーマだ。
科学からみると、粒子と波動の二重性、一般相対性理論の光速度一定などある。霊性から見ても、太陽信仰から、キリスト教の光あれ、アニミズムの万物は光もそう。芸術の側面から見ても、火の発見から始まり、たくさんの歴史と作品がある。
僕は、この<光>に何を見ているのだろう。<光>の何に魅了されてしまったのだろう。一つだけ思い当たることがある。
実家で長年飼っていたワンちゃんが亡くなった翌日のこと。
布団で寝ていたら、そのワンちゃんの鳴き声が聞こえてきた。「死んだんだよな…」と思ったけれど、その声とともに、僕の身体を走り回って踏みつけていた。明らかに、「踏まれている。」という身体感覚はある。しかし、「姿が見えないのに、光だけが動いていた」。
そして次の瞬間、「キャンキャン」と泣きながら、<光>として、天に登っていった。
この体験が、夢だったのか、現実だったのか、単なる妄想なのか、僕にはわからない。ただ一つだけ言えるのは、このときの<光>が、僕の身体感覚には残り続けていること。もしかすると、僕は、この時の光が何だったのか、知りたいだけなのかもしれない。
僕が最も影響を受けた芸術作品は、ジェームズ・タレルの作品だ。世界的に有名な、光の芸術家だ。彼は、同じ<光>を追い求めている気がする。彼に憧れるのも、同じ光を追い求めていることを感じているからだろうか。
一緒かけて、光を探求していきたい。そう思った。
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「芸術家として生きる」と決めてからの日々
芸術のげの字も知らなかった素人が、芸術家として生きることを決めてから過ごす日々。詩を書いたり、創作プロセスについての気付きを書いたり、生々…
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